目覚めが語るもの
目が覚めると、そこにあるのは紛れもない現実だ。
目覚めた瞬間に過ぎってくる気持ちが、
一番リアルで確かなものなんじゃないかと思う。
誰かと生きていくこと、今日はそんなメッセージが浮かんだ。
夢中になるものがあることは救いだった。
でも、どこかで虚しさが付き纏っていたんだ。
だって、見てるものが遠いから。形がないものすらある。
支えにはなる、でも……
すぐそこにある、手に取れる距離ではないってこと。
それがキミや周りにある人との違いだった。
何か強がってない?
何に反抗しようとしてるの?
何を信じたらいいか分からないなんて疑いすぎ?
素直にもなれない。ごめんなさい。
結局、怖がりな心が強くさせてるかもしれない。
冬は深まる。
何で心を暖めようか。
怖がらずに手を差し伸べていく勇気。
小さな天使は元気すぎて、笑顔が眩しすぎて
キミに似たものを重ねては、見るたびに泣きそうになるんだ。
キミとワタシは違う、なんて
どうしてすぐ(境界)線を作ろうとするの?
一緒に笑っちゃいけないの?
そんなことないんだよって、心の奥で笑うんだ。
そんな気持ちもまた、誰かと同じ。
懐かしいあの頃を思い出した。
案外、みんな持ってた気持ちなんだって思い出した。
抱えきれないものは声に出してしまおう。
大丈夫、案外。大丈夫、気づいてくれる人はいる。