\職場で使える話し方の心理テクニック14「ツァイガルニク効果」/#193
『正解はCMの後で』が気になって、結局最後までテレビ番組を見たことありませんか?
有名な心理テクニックを使っています。
今日はこれを職場で利用する方法を2つご紹介しますね。
①ツァイガルニク効果とは
まずこの『正解はCMの後』は、ツァイガルニク効果を利用しています。
人間の脳は途中で終わったものや、完成していないものが気になっちゃうんです。
脳自体は何かを完結したい、きちっと終わらせたい。そういう欲求が強いんです。これは脳科学でわかっています。
最後にどうなるのか知りたいし、知りきれとんぼになると、とても気になってしまうんです。
②部下に教えるときに使う
ではこれを職場で生かす方法です。
1つ目は部下や後輩に教えるときに使います。
「一気に教えない」ことで、ツァイガルニク効果を使いましょう。
例えば部下に新しいスキルや知識を教えるとき、ついあれもこれも。っていろんなことを言いたくなりますよね。でもあえて絞ります。
「今日はここまでにしようか。本当はまだ教えたいことがたくさんあるんだけど、続きは次回にしようね。」と、いいところで区切るんです。
こうすると部下は「まだ続きがあるんだな」と、続きを知りたい気持ちを心理学的に引き出せます。
おまけにもう1ついい点があるんですよ。
「この上司は、もっと多くのことを知っているんだ。さらに奥深い知識とか経験があるんだ。」っていう、敬意や尊敬の気持ちにもつながるんですよね。
だから教えるときは、1回1テーマって決めてください。
その時「次回はさらにこれについて話すね。」みたいな感じでちょっと匂わして終わります。
これがポイント。まだこの先があるよって匂わせることで、部下がやる気を持ったり、ワクワク感を持ったり、そしてあなたに対する敬意を持ってくれます。
③アイディアが出ないときに使う
そして2つ目。これは自分自身に使います。
新企画や問題の解決策など、「いい考えが、全然浮かんでこない。」とアイディアが浮かばないときに、ツァイガルニク効果をねらって一旦切り上げます。
脳は一回問いを出されると、無意識の領域でずっと考え続ける性質があるんです。
ですからこれを利用して、例えば散歩に行ってみたり、家事をしたり、大好きな歌を聴いたりと、思い切って問題から離れる。
そんな時に「あ、これでいいんじゃない?」ってひらめいたりするんですね。
これは脳の性質なので、意識的に切り上げるのもテクニックの1つですよ。
いろんなことを同時進行で進めている人って、上手にこれを使っています。
今日はツァイガルニク効果を使って、
・一気に教えない
・アイディアが出ないときはさっさと切り上げる
この2つの方法をご紹介しました。ぜひ皆さんも毎日の生活の中で試してみてください。
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