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読むことは受け身ではない!

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「読む」という行為は、受け身な行為ではない。非常にクリエイティブです!というお話を書いていきます。
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#小説

【古典】試練をくぐり抜けた古典にはチカラがある?

《「お客様は神様です」はシベリアでの捕虜生活を耐えた三波春夫の感謝…》 「私は死んで50年…

【吉行淳之介】心にポッカリ穴をあけてくれる小説家

心が奪われる読書について。 吉行淳之介という作家がいました。 (1924〜1994) 芥川賞、谷崎…

【創作】三人称小説は、ドローンの操縦によく似てる?

三人称の小説。 というと、何か小難しい話かと 思われるかもしれませんが、 19~20世紀のほと…

【小説】名作が書ける条件とは?

名作の条件。 ふとこの間から気になってるんです。 例えば、夏目漱石では まずどれが名作か?…

【村上春樹の予言】小説は世界の多様化に追いついて行けるか?

最近は、映画好きでも、 ディズニー好きか ディズニー嫌いか、 マーベラス好きか、 マーベラス…

【小説とノンフィクションの違い】私達の体験か?隣人の事件か?by金原ひとみ

「この話をノンフィクションとして 読んでいたら、 耐え難い蟠り(わだかまり)と 憤りが残り続…

【読書】小説を読む時、私たちの脳はどんな動きになっている?

読書中の頭を調べたたら? 読書してる時の、 私の理解方法や解解釈方法が わかるにちがいないと思うんです。 読書してる時は、 色々な登場人物のなかで やはり主人公という「舟」に 乗っかって、 物語という「流れ」を 航行していく感じに成ります。 その場合、 乗っかってく「舟」が 泥舟だったり、船底に既に 穴が空いていたら、 舟は航行中、沈んでしまいますね。 一方、私を乗せて航行する舟が しっかりしていたり 乗り心地が良いと、 ぐいぐいと物語の流れを 前に進めることができま

【文学】それは文学と呼べますか?~文学と非文学の境目を考える~

「文学」って一体何でしょうか? 「保育園落ちた日本死ね」。 2016年に書かれ、 待機児童問題…

【小説離れ】小説が「共通言語」によみがえるには?

ふと思ったんです。 今では毎日、ほぼ身辺雑記を 書いている私も、思えば 20代は週一くらいの…

【小説離れ】原因は、自己完結のし過ぎ?~文章の色気について~

近年よく「小説離れ」という 言葉を耳にしますね。 私も昔は99%は小説を読んでたのに、 今は…

【書く人】作家やライターに必要なもの、それは博愛?親切心?

本を書く人にとって、 どんな分野であれ、 最低限必要なものは何か? こっ恥ずかしいですが、 …

【完璧】もしも完璧な小説があるなら、どんなでしょう?

この世に完璧な小説ってあるとしたら、 どんな作品でしょうか? 三浦しをんのようや人物設定…

【読書】エッセイは小説より下って暗黙のルール、ないですか?

初めて、エッセイを読んだのは いつだろう? エッセイと認識して読んだのは いつだろうか? …

【クリエイト】評論やエッセイを「創作」に変えた功績…小林秀雄

橋本治という 抜群のセンスと思考法を持った クセがすごい作家がいました。 たしか2年前に亡くなりましたね。 彼は「三島由紀夫って何だったっけ?」 という素朴な疑問から 『三島由紀夫とはなにものだったのか』 という文学評論エッセイを書いて、 小林秀雄賞を受賞しました。 三島由紀夫の家の庭には ギリシア神・アポロ像があったんですが、 それは実は中が空洞で、 外もペラペラの金属だったんだそう。 そんな話から三島文学を 「空虚さ」で分析した面白い文芸評論です。 三島の見た目の派手な