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読むことは受け身ではない!

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「読む」という行為は、受け身な行為ではない。非常にクリエイティブです!というお話を書いていきます。
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#作家

村上春樹を読まないなんて、人生、半分損してるよ?

村上春樹を偏見なく味わえた時代は 遠くなりにけり? 昨日、記事にも書きました 朝日新聞が選…

【大江健三郎】何を書いても、大江健三郎であること。

この作家はまだこれを 書き続けているんだあ? と感嘆したのは、宮本輝だ。 ライフワークとい…

【吉行淳之介】心にポッカリ穴をあけてくれる小説家

心が奪われる読書について。 吉行淳之介という作家がいました。 (1924〜1994) 芥川賞、谷崎…

【作家】たまたま書いたら旨かった作家・幸田文や武田百合子が羨ましい。

夜、寝る前なら たぶん向田邦子のエッセイを取る。 構成がわかりやすいし、 文章も極めて平易…

【真善美】善の作家VS美の作家、あなたはどっち?

読書はその理解力、読解力の 深さ、高さに尽きる、 と思ってきました。 そうして、自分はどう…

【作品論】作家の私生活やプロフィールは無用?必要?

「作品と作家は独立した別ものだ」 「作品は作家の私生活とは関係ない」 まだ20代だった頃、 …

【創作】面白いのは、作者ファースト本か?読者ファースト本か?

作家にとって大切な本と、 世の中的に売れる本は、 ぜんぜん違います。 なぜそんな違いが出るんでしょう。 岸政彦さんという 社会学者が最近、 小説を書いて芥川賞候補に なったりしています。 『図書室』『ビニール傘』などなど。 ただ、私は岸さんが 社会学者として出会ってきた 様々な人とのエピソード集が やはり断然面白く感じます。 『断片的なものの社会学』 おそらく、社会学者として 発表していたエッセイから 誰か、ある文芸編集者が この人は小説家になる資質がある、 書いてもら

【幸福論】作家の幸福論、人生論について考える。

作家には、 作品以外に『私の幸福論』 と題したような、 幸福論や人生論の本が たくさんありま…

5年後の文学シーンを征するのは西加奈子?村田沙耶香?川上未映子?三浦しをん?

ふだんから好きな作家の 年齢を調べて、大変なことに 気がつきました。 本当は女性の年齢の話…

【文学】50年後に残る昭和文学作品って何だろう?

50年後にまだ残って欲しい 昭和文学? 50年後に残ってるかもしれない 昭和文学? 今日はそん…

【読書】好きな作家の本を鵜呑みにしてませんか?私は太宰を…?汗

以前、読書の記事で コメントをいただき、 大変勉強になったことが ありました。 気にいった…

【小説】名作が書ける条件とは?

名作の条件。 ふとこの間から気になってるんです。 例えば、夏目漱石では まずどれが名作か?…

【本のニュース】昭和の女性作家もまだ色褪せてない!

最近、書店で、有吉佐和子の 文庫『非色』をよく目にします。 なにか誰かにテレビで 取り上げ…

【作家】川端康成が生んだ傑作は、北條民雄という作家?

川端康成……というと『雪国』 『伊豆の踊り子』『山の音』。 日本人初のノーベル文学賞作家 という言葉が浮かぶ。 昭和の文豪ですね。 川端康成には、でも、 それでは語り切れない一面が、 しかも、自分からは 作品に残してない一面がある。 30台の頃、ブレイク中の 川端康成に一通の手紙が届く。 文学を志す無名の青年からの、  尋常ならぬ切実な手紙が。 以後、川端康成はその青年を 4年にわたり手紙で励まし続けた。 青年は19歳でハンセン氏病にかかり、 文学を命綱にして、 恐怖