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ナウな情報は投稿できないだろうと思う。

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最近の記事

ジャズスタンダード「You Don’t Know What Love Is」私の名演ベスト5

ジャズスタンダードで好きなバラードは?と言われたら私が筆頭に挙げてしまうこの1曲。ちなみに私の好きなバラードは、①マイナー(調)である、②しっとりと暗いが一瞬メジャー(調)へ転じる、だ。私には「My One And Only Love」「In A Sentimental Mood」などはちょっと明るすぎると思う。 同曲は作詞Don Raye、作曲Gene de Paulの1941年の曲である。コメディ映画の劇中で流れ、Carol Bruceなる女優が歌ったものがオリジナル。「

    • 浅瀬サンゴ死滅について

      沖縄に住んでいて、捨てられない趣味の一つが、シュノーケルで浅瀬サンゴを探索することだった。魚や生態に詳しいわけではないが、サンゴの上を泳ぎ、魚を眺めていると、自然と共にあるというか、ここは人間の住処ではないというか、何というか、たまらないのだ。 今年は猛暑であり、8月くらいから気になって、泳ぎに行くと、サンゴの白化が始まっていた。サンゴには多種の種類があり、褐色、水色、黄色、様々な色があるのだが、それが白一色になってしまう。当初はどうだろう、サンゴの1割くらいに広がってきて、

      • デビッド・サンボーン死去

        亡くなったのは、2024年5月12日だそうだ。14日に知って、え?と思った。歳ではあるが、短い白髪ながら元気そうに活動していると思っていたから。そう、フュージョンの巨匠、そしてアルトサックスのイメージをある意味一新したプレイヤーが、もう亡くなったのだ。 サックス奏者としては、よく知られた来歴があり、 ・子供のころ、小児麻痺を克服するためにサックスを始めた ・そのせいか(恐らく関係ない)、サックスを口の端で斜めに加える癖がついた(都市伝説だと思う) ・セルマーマーク6を愛用し、

        • 楽器部品のレンタルって良いと思いませんか

          ふと考えていることがあるのですが、マウスピースなど楽器・部品の価格高騰の折、レンタル事業などがあったらいいと思いませんか。(私はサックスを演奏しています) 私も過去、いくつかのマウスピースに手を出していますが、結構高かったものなのに、自分に合わなくて早々に手放したものが少なくありません。(ガーデラ、グレゴリー程度ですが)私が地方在住でインターネット通販で買ったりするのも問題なのですが、楽器店で試奏したとしても普段の環境と違うので、よくわからず買ってしまうこともあるのではない

          【ジャズベース】ラテンリズムへの道

          ラテンジャズに挑戦 参加しているバンドのレパートリーは、ほとんどがスイングか、ボサノバかだ。以前から、脱ミディアムスイングを掲げて、曲調の違うレパートリーを増やそうとしているが、なかなか取り入れて来れなかったのが「ラテン」だ。現在のうちのメインのドラマーは「上手い」ので、これはやってみなければと思っている。ラテン(で演奏されることが多い)曲と言えば、「チュニジア」「スターアイズ」など、ラテンのリズムでスタートし、Bメロでスイングに戻る曲が浮かぶ。 しかし、ここで問題なのは私

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          妄想民主主義(1)新たな投票制度

          目的 世の中は思ったより変化している、いや変わっていない、これらの交わりの中に現実がある。しかし圧倒的に不足しているのは、こう変えてはどうかという改良のアイデアと試行錯誤だ。日々ニュースを騒がしている議会制民主主義、投票制度、市場、教育、労働法、その他我々を取り巻く様々な規制、、、。新しいものもあれば、古いものもある、しかし技術革新に比べて、社会制度などなどの革新はひどく遅れている、と言えないか。そう、新しければいいというものではない。ただできることは試し、取り入れればいい

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          ジャズライブで演奏するポップス曲について

          セットリスト作りますか? ジャスライブを開く際に、皆さんはセットリストを考えますか?「すべて即興で」という方はすごいですね~。私やうちのバンドのレベルだと、時々はあれど、いきなり初見の曲をコールするなんて、できません。 それはいいとして、今日はセットリストに入れる曲のバリエーションの問題です。うちのバンドもメンツがある程度固まってきたときに開いた最初のライブでは、それこそ「枯葉」「ソフトリー」など典型的なスタンダードに「イパネマ」などボサノバを加えた程度で、要はミディアム・

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          ジャズのグループを解散させないためには?~地方バンド運営の試行錯誤~

          私には、大学時代の文化系サークルを潰してしまったという苦い過去がある。正確には私の次の代で無くなってしまったのだが、間違いなく私の代ですでに死に体となっていた。恐らく数十年歴史のあったサークルで、人集めに苦労する地味な活動であったのは間違いなかったのだが。今となっては仮に同級生や後輩などに会ったとしても、サークルのその後について語ることも、OB然とすることもできない。それはそれで寂しいものだ。 2012年 バンドへの参加 現在私は地方の街に住み、同地に根付いたジャズのグル

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          吹けないフレーズどうするか(Antonioとのサックスレッスン2)

          昨晩はアルゼンチン人のAntonioとのレッスンだった。彼はイギリスから接続。彼女の親せきがいるから、訪問に来たということだった。 前回に続き宿題は、マックス・イオナータ(Max Ionata)の「But Not For Me」のソロの練習。私は数週間格闘したのだが、うまく吹けずという状況。 Max Ionataのソロのかっこいいパターンなのだが、この曲においても、ソロの始まりは長めの音符を中心に、だんだん8分音符や3連符系などバリエーションを入れ、後半で16分音符中心の早い

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          偉大なサックスプレイヤ―”ジョン・コルトレーン”絞り込んでオススメ5曲

          再度、人生を生きなおす機会があったとしたら、もっと映画やジャズを究めて、一度評論家なんてものをやってみたかった。一家言持っているつもりだが、映画にせよジャズにせよ、これまでに見聞きした量が圧倒的に少なく、とてもそんな批評家たるレベルではない。 コルトレーンと私 では、ジョン・コルトレーンならばどうか。高校生からジャズを聴き始めて当時常に私のヒーローであった彼、サックスを習い始めて最初に目指した彼(笑)、そして私の生年に亡くなった彼。コルトレーンを代表する、と言えば、人に言

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          映画「シェーン」とその原作についてchatGPTに確認してみた

          先に書いた記事をしたためながら、あまりにも過去の私の記憶に自信がなく、覚えていることも少ないとわかり、試しにchatGPTに質問をしてみたのが、以下のとおり。すばらしい。やはり私の記憶は間違っていた。これから、何か書く際にはもうちょっと確認してから書くべきだと反省。かつ、chatGPTに記事書かせてnoteに載せるとか最悪だから、よくよく活用は考えたほうがいいな。しかしよくできたレポートだ。 【質問】 映画「シェーン」と原作「シェーン」の違いについて、説明してください。

          映画「シェーン」とその原作についてchatGPTに確認してみた

          私の「ハヤカワ文庫」愛について その1

          私は大学を出て、映画配給会社に入社し、1年で転職した。その後堅気の世界にいるが、あの時もう少し頑張って映画会社に居たら私はどうだったかと考えることもあり、それとともに「本」がそれほど好きだったのなら、出版社に就職すればよかったかな、とも思ったりする。 当時文系学部に在籍していた私は、岩波書店やみすず書店など、学術系出版社に就活してみるかとは思ったが、その際、現在まで愛してやまない「早川書房」をまじめに考えたことはなかった。しかし、その後30年余り、私の人生を振り返るに、「記念

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          アニメに難、「ブルージャイアント」

          アニメに難 映画に行く前にこんなに逡巡したのは久しぶりだ。私のようなうるさ型のものがこの作品を見て満足することはないだろうと予感し、やっぱりアバターにしたほうがいいのでは、直前まで迷いつつ、観た。 正直言って観るのがつらいアニメ映画だった。アニメーションには実写映画とは異なる、独特の映像表現があり、写実的であればいいというものではない。私はアニメに詳しいものではないが、何かと実写と合成したかのような箇所が多く、アニメらしくなく実写のような生々しい画像となるかと思えば、何気

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          未見の「Blue Giant」を心配する!

          要らぬ心配 テナーサックスをやっている身としては、この映画が気になるのは仕方がない。私はこの映画を観ないだろうと思っていた。洋画派、アニメも観ない。しかし、これだけみんなが褒めているところ、観に行ってみようじゃないか、と思ったりもする。 私はマンガを読み通してもいない。美容院や病院でたまたま雑誌連載を読んだくらい。正直言ってあまり惹かれなかった。 しかし映画はさらに心配だ。架空の奏者の演奏、マンガには書かれていない演奏が誰かによってなされるからだ。それが馬場智章によって演奏

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          考えるな、踊れ!90年代キューバへの旅 その2

          新婚カップルツアー 30年前のキューバ体験には、鮮やかな記憶がいくつもあるが、その一つは、新婚さんツアーに参加したことだ。 当時キューバでは、経済制裁に伴い移動手段が非常に限られ、(今思うとほんとなのかと思ったりするが)国内移動の長距離バスや列車(列車はそもそもないと思う)がなく、ハバナに到着した私は全く他の都市へ行くすべがないことを知った。 ちなみにタクシーや乗用車もほとんど走っていないので、ハバナ市民も徒歩や自転車の移動がほとんどだった。したがって街で見かける人々が締ま

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          いつの写真か分からないだと? 90年代キューバの旅 その1

          ふと、CDに昔のキューバの写真があるのを思い出した。引越しの度ごとに写真を整理していき、10年ほど前にとうとうフィルムをすべて捨てることにしたのだ。海外旅行の写真は捨てるに名残惜しく、当時フィルムをデータ化する機材を借りて、1コマ1コマ撮影していった(単に写真屋さんにデータ化を頼む費用をケチっただけかと思う)。改めて見ると、データ化する際にほこりがついたり、ピントが甘かったりしてひどく残念だ。私あまり写真はうまくなかったと思うが、当時のニコンの一眼レフ、実際は結構シャープに撮

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