【ジャズベース】ラテンリズムへの道
ラテンジャズに挑戦
参加しているバンドのレパートリーは、ほとんどがスイングか、ボサノバかだ。以前から、脱ミディアムスイングを掲げて、曲調の違うレパートリーを増やそうとしているが、なかなか取り入れて来れなかったのが「ラテン」だ。現在のうちのメインのドラマーは「上手い」ので、これはやってみなければと思っている。ラテン(で演奏されることが多い)曲と言えば、「チュニジア」「スターアイズ」など、ラテンのリズムでスタートし、Bメロでスイングに戻る曲が浮かぶ。
しかし、ここで問題なのは私のベースなのであった。。。
トランぺッターは一拍目を食ってベースが入るパターンでないと、と言ってくる。そう、ラテンのベースと言えば、このトゥンバオ(tumbao)のリズムであって、これをボサノバのようにやってしまうと「なんかちと違う」になってしまう場合がある。
トゥンバオないしモントゥーノ
しっかしこのリズムは何とも難しい。なんとなく4拍目スタートでやっているようでも、進んでいくと1拍目スタートに戻っていたりする。トランぺッターがサルサのステップを練習してみろとか言ってきて、練習後のスタジオで二人で踊ってみたりしたが、ベースよりステップの方が難しくて埒があかない。やっぱり血の問題ではないか、私は幼少からラテンリズムを浴びていないからなと思ったり。これは困ったと、オンラインレッスンのアルゼンチン人ベース先生に質問。すると、彼は、
・トゥンバオのパターンだけがラテンのリズムではない。ジャズにおけるラテンリズムでは、より平易なパターンで演奏されているベースラインもある
・最初は容易なパターンから出発して、いくつかの派生パターンから最終的にトゥンバオを練習してはどうか
と提案してくれた。
ラテンのフィールを身につける
irealアプリのリズムにもラテンのリズムの種類があり、チュニジアやフライミーなどの曲で、「Latin-Cuba: Montuno3-2」「Latin-Cuba: Montuno2-3」のリズムとして、先生のパターンのバリエーションを経ながら練習を続けると、なんとかトゥンバオっぽくできるようになってきた。。とはいえ、バンドメンバーと演奏するのと、アプリで練習するのは違うので、なかなか実戦で使えるようになるにはまだハードルがあるのだが。。
私がラテン男になるまでの道のりは長い。