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吹けないフレーズどうするか(Antonioとのサックスレッスン2)

昨晩はアルゼンチン人のAntonioとのレッスンだった。彼はイギリスから接続。彼女の親せきがいるから、訪問に来たということだった。
前回に続き宿題は、マックス・イオナータ(Max Ionata)の「But Not For Me」のソロの練習。私は数週間格闘したのだが、うまく吹けずという状況。
Max Ionataのソロのかっこいいパターンなのだが、この曲においても、ソロの始まりは長めの音符を中心に、だんだん8分音符や3連符系などバリエーションを入れ、後半で16分音符中心の早いソロへ進んでいく。
私は鼻から後半をさらうは無理だと考えて1・2コーラス目まで勉強することにした。しかし、2コーラス目に入ったところで彼が吹く、5小節間の3連符のフレーズ(本記事のサムネイル参照)がどうも締まらない。フレーズが速すぎたり遅すぎたり。

吹けないフレーズへの対処

前回Antonioは練習にあたって
・とにかく聞きこんで、譜面ではなく、Ionataのプレイのイントネーション(アーティキュレーション)を再現できるように
と言ってくれていたのだが、私は十分にできていたわけではなく。
そこで、今回のレッスンではこの5小節間の3連符について
・難しいリズムの小節は自分がドラマーになったかのように、ひとまず手拍子などで音符のリズムが取れるようにしておく
・彼によるとおそらく、この5小節のうち、3小節目は採譜がやや不正確で、3連符に抜けのない一連のフレーズとなっていると、いくつか音符を補足(追加)
・5小節について、1小節づつにバラして、メトロノーム60bpmで複数回リピートして吹けるようにする
・1小節ずつが吹けるようになったら、4小節と5小節目を合わせて吹き、できるようになったら3ー4-5小節目を吹き、と前に戻りながら小節を足していき、最終的に1-5小節を吹けるようにする
・最初のうちはリズムからずれないよう3連符の第1音を強調して吹く
という順番で練習をした。ゆっくりだができた。。。

ソロ練習

2コーラス目をだいたいさらったところで、自分なりのソロの練習をしよう、ということで、irealProで同曲「But Not For Me」のトラックを用いて練習することになった。
手順としては
・コードのアルペジオだけを吹く
・ガイドトーン(3rd、7th)を重視して吹く、小節の頭(コードの変わるポイント)にガイドトーンが来るように
・最初は8分音符だけでもよいが、徐々にリズムのバリエーションを増やすように
と、80bpmくらいで練習をした。Antonioはそのあと、コードの分析をして「コード進行上各コードに対応した練習をするが、この曲はFペンタトニック一発でも行ける」と説明。
こんなところでした、、。
Antonioは常に、生徒の問題を掘り下げることはしない。相手の言うことをまずは受け入れ、現実的・客観的に、やれることをはっきり限定して提示する。

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