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午前、雨

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走り書き。結末不明 途中で終わるかも・・ 初心者ゆえ気長にお願いしますね。
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#ショートショート

午前、雨

午前、雨

風雲急...19

一瞬の静寂の後 ・・

うぉぉーー  少しずず地鳴りのような

反響が こちらに攻めてくるのがわかった

校舎の半分から 顔がこちらに向いていた

異様だった  その後

間髪を入れず 立本が

ほんと アイツバカっ

自分で ウェーーいい とか何か叫びながら

叫んだ弾みで また池に落ちていった・・

また 生徒たちも歓声を上げ

何とも収拾がつかなくなってきた

午前、雨

午前、雨

風雲急...18

さやかは理奈の教室に向かった

いなかった

教室の外を見た

いた

理奈と   おとこ

歩いてた

最悪だ

立本だ

ここからスローモーションだった

音 水しぶき 落ちてゆく 池に  

突き落とされた  

立本が

愉快だった

さやかの心は半分そう思い

半分は大変な事が起こった事を悟った

午前、雨

午前、雨

風雲急...17

さやか「トシヤ久しぶりだね」
トシヤ「昨日も会ったじゃん」
さやか「そうだね」

「イカンいかん 」さやかは足早に
トシヤの元を離れ 理奈の方へ向かった

急ぐ時の階段は2段跳びに限る
3段跳びを入れるとタイミングがズレる

さやかの自問自答だった

とにかく急いでいた

早くしないと 理奈の"今カレ"が犠牲になるかも

そんな思いが頭をよぎった

午前、雨

午前、雨

晴天なり  13「大丈夫ですか?」

カフェの店員さんが声をかけてきた
トシヤ「あ、大丈夫です。」

さやか「大丈夫なわけねーよ」
「あのーすいません、少し暖炉の前で服を乾かしていいですか?」

店員「よろしければ、お店の制服がありますので、着替えられますか?」

さやか「ほんとですか!ありがとうございます」
さやか「トシヤよかったね 着替えなよ」

トシヤ「うん、、」

さやか「お姉さんと同じ制

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晴天なり  12さやかは 急いで扉を開け放ち
外に飛び出た

理奈
「こうすれば もっとアタマ冷やせるでしょ」
「さよなら」
理奈は手短に冷たく言い放った

トシヤは 池に突き落とされて
岸辺にようやくたどり着いたとこだった

さやか
「トシヤ大丈夫?」
トシヤ
「うん 大丈夫だよ なんかカッコ悪いわ俺」
さやか
「そんな事ないよ それより怪我とかしてない?
トシヤ
「ありがとう大丈夫だよ」

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反撃なる  11「あいつ マジふざけてるし あいつ呼び出そうか?」
さやかは そう問いかけると

理奈は「めんどくさいからいいよ」..と
そっけなかった。

続けて「めんどくさいのはトシヤだよ なんで手紙さえ渡せないの?私たち付き合ってたよね?
なんで?」
また鷹の目が復活し その目でトシヤを睨みつけた

また沈黙の時間が流れた

そして「ちょっと外で話してくる」 と言って
理奈はトシヤと2人で席

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午前、雨

反撃なる  10トシヤは下を向いたまま、言葉が出てこなかった
顔を上に上げるチカラも出てきそうにない

さやかは親友の理奈の望みどおりに
作戦を立案し実行したのだったが

さやかの思うような"爽快感"は全くなく
緊張した沈黙感だけが空間に漂っていた

理奈だけは違った思いがあり
わたしを何の連絡もなく"振った"
トシヤへの復讐心がふつふつと沸騰していた

鷹の目のようにトシヤを睨みつける理奈
下を

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午前、雨

反撃なる    9約束の時間の20分前に 
さやかは着いた

こう見えて 遅刻は嫌いだ

時計台に向かって歩いて行くと
大きく手を振る人が見えた

トシヤだった

少し照れたのでわざと知らないふりをして
通り過ぎたら アレっ・・?て感じで

きょとんとしてたので
「うそうそ、ゴメン気づいてたから」
「来てくれてありがとう 待った?」

トシヤは「いや 今きたとこだから大丈夫だよ」
笑顔でそう答えて

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反撃なる陸上部は 丁度休憩してるようで
グラウンドでそれぞれストレッチをしたり
休んでたりしていた

そのまま進むと 自販機の横で
座ってる人影が見えた

立本だった

「あのーさっきゴメンね」
さやかは、そう声を掛けた

「うん 全然いいよ そうだ これ飲む?」

立本はいきなり缶コーヒーを渡してきた

「わぁ ありがとう」
瞬間的にそう答えた そう答えるのが
正解なのかわからなかったが

私は

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午前、雨

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反撃なる
息を切らしてるのと対照的に
トシヤは自分と向き合ってるように見えた

真剣な眼差しでストレッチに取り組み
黙々と課題に取り組む姿を見て

少しの間 凝視した

計算立てるのが得意な、さやかだが
手紙を渡すタイミングを躊躇した

そうだ     立本だぁ

ここは柔軟になろう
頭の体操にもなる

こんな時の さやかの行動は早い
今度は 3段飛ばしで階段を駆け下がった。

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反撃なる  2やりすぎちゃった、、w

手紙を託した相手は
トシヤと同じ陸上部の立本だった

さやかは時々こういうことをしたくなる性分みたいだ、少しの小芝居をうった。 

「中庭に来てくれませんか?」
そう言って立本を中庭に呼んだ

「これ 普段言えない気持ちが詰まってるん・・
でーーハイっ」

そう言って立本に渡した   ら

「お 俺に ま、マジ ありがとう」

「立本間違えた ないない!渡す

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反撃なる
作戦は着々と実行されていた

最初の出会い 話しの内容とキャラ

相手に与えるイメージ

さやかの計算通りと思えた

次の作戦を実行することにした

拝啓

久しぶりに手紙書いてみたよ
こないだは、会ってくれてありがとネ

言葉では うまく伝えれなかったけど
一緒にいれて楽しかったし嬉しかったよ

私のこと たくさんしゃべったから
今度は わたし聞くね
ゴメンね

トシヤのことたくさん知

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午前、雨

午前、雨

つむじ風
彼女は大人だった

あっという間に時間がすぎて
クイズの回答者のように
僕はハイ、いいえ、しかしゃべってなかったように感じた。かすかに覚えてるのは彼女が
バンドをやってるっていうことと 
特に英国の・・・・んんーん忘れた
とにかく、そのバンドのベースを
凄く誉めてたことと、将来は映像の仕事がしたい
ということぐらいーーーー後は

自分は子供だったと認識したことだった

あっという間に時間

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午前、雨

午前、雨

所感    2
背中の視線が気になった 
50メートルぐらい歩いただろうか
彼女がいた

申し訳なさそうに丸くなってベンチに座ってた 
「あのー隣りのクラスの子だよね」
「うん」
国道の音に書き消されるような声だ
「場所移動しない?」「この先に静かな公園あるから」
「うぅん」彼女は小さくうなづいた
僕はみんなからの視線と喧騒から逃れたかった

2人で歩きだした
何をしゃべったらいいのか言葉が出てこ

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