午前、雨
反撃なる 11
「あいつ マジふざけてるし あいつ呼び出そうか?」
さやかは そう問いかけると
理奈は「めんどくさいからいいよ」..と
そっけなかった。
続けて「めんどくさいのはトシヤだよ なんで手紙さえ渡せないの?私たち付き合ってたよね?
なんで?」
また鷹の目が復活し その目でトシヤを睨みつけた
また沈黙の時間が流れた
そして「ちょっと外で話してくる」 と言って
理奈はトシヤと2人で席を立った
さやかは ゴメンねって言う気持ちを
アイコンタクトで送ろうとしたが
トシヤは下を向いたままだった
カフェの外で真剣に話しあってる2人
さやかは それを見つつ 時間つぶしのラインで
スマホで文字を打ちまくっていた
「ズボーーんっっーー」
「なに?なに?なんの音」
さやかは思わず口にした瞬間
次の言葉も瞬間に出た
「トシヤが消えた..........」
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