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探究・マイプロ・魅力化note

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高校生の社会に開かれた学びに関するnoteを記録していきたいと思います(自分用・興味のある方用)
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震災の記憶を未来につなぐ 交流の場を浪江につくる

震災の記憶を未来につなぐ 交流の場を浪江につくる

福島県浪江町にある、「あの日」 の家。福島第一原発事故の影響で空き家となったこの家は、震災前にあった暮らしの記憶を今に残しています。

震災から13年経った2024年、「あの日」の家は地域住民や研究者が交流する場として新たにオープンしました。このプロジェクトを進めてきたのが、建築やまちづくりを学ぶ福島出身の大学院生たちです。福島での高校時代の経験を経て、東京から故郷に関わる2人の学生に、プロジェク

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この社会は常に“準備室“である。「未来の準備室」をはじめます。

この社会は常に“準備室“である。「未来の準備室」をはじめます。

先週白河で、「未来の準備室」という勉強交流会を実施しました先週白河で、「未来の準備室」という勉強交流会を実施しました。今回は第0回として、「地域の大人と、地域の高校生の接点を考える会」をテーマに設定。高校の先生方・地域の方・行政の方・NPOの方、それぞれ有志の方にこっそりお声かけさせていただきました。

高校生と地域、高校と地域とが、お互いにとって幸せな関係になるために、地域の様々な人が、立場を超

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高校生の学びは地域で積み重ねてきた"対話と協働"の結晶だー『手話カフェ〜しゅわしゅわ〜』の文部科学大臣賞受賞によせて

高校生の学びは地域で積み重ねてきた"対話と協働"の結晶だー『手話カフェ〜しゅわしゅわ〜』の文部科学大臣賞受賞によせて

福島県から、ついに文部科学大臣賞が生まれた全国高校生マイプロジェクトアワード2021。その福島の復興を、教育の立場から耕してきたはっせさんの振り返りを読んで返信を書いていたら、長くなってしまったので、noteにすることにした。

『しゅわしゅわ』が伝えたメッセージは
ふつう / ふつうじゃない
の二分法の限界を伝えるものだった。

障害を生むのは、ふつうとふつうじゃないの線を引いてしまう、この社会

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村を育てる学力

村を育てる学力

タイトルにある「村を育てる学力」という本を知ったのは、離島である海士町に出向中のときです。
東京の大手企業を辞めて、島前高校魅力化プロジェクトの立ち上げメンバーとして活躍し、公営塾である隠岐國学習センターのセンター長として地域の人材育成に取り組んでいる豊田庄吾氏から紹介してもらったのが、この本との出会いでした。

60年前に出版された本で、現在は絶版となっているのですが、兵庫県にある東井義雄記念館

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