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読書・映画・ドラマ・YouTube~作品ガイドと感想

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#マンガ感想文

永井豪氏の「おいら女蛮」今でも初版で全巻持ってます(笑)

永井豪氏の「おいら女蛮」今でも初版で全巻持ってます(笑)

永井豪氏の「おいら女蛮」

永井豪氏の作品「おいら女蛮」は、1970年代に発表された日本の漫画で、その独特なユーモアと風刺で多くの読者を魅了しました。この作品は、永井豪氏の代表作の一つとして知られ、彼の創造力と漫画家としての技術を示すものです。

「おいら女蛮」は、名前が原因で女子校に誤って入学してしまった男子中学生、女蛮子(すけばんじ)を主人公にしたギャグ漫画です。女蛮子は、喧嘩ばかりで退学にな

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サッカーまんがの先駆者「赤き血のイレブン」

サッカーまんがの先駆者「赤き血のイレブン」

サッカーまんがの先駆者「赤き血のイレブン」

「赤き血のイレブン」は、日本のサッカー漫画の草分けとして知られる作品であり、梶原一騎による原作と園田光慶、深大路昇介による作画で1970年から1971年にかけて「週刊少年キング」で連載されました。

この漫画は、サッカーを題材にした日本の漫画作品としては非常に初期のものであり、後のサッカー漫画に多大な影響を与えたとされています。

物語は、東京の下町育

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永井豪の「デビルマン」寄生獣・エヴァ・東京喰種などに多大な影響を与えた黙示録マンガ。

永井豪の「デビルマン」寄生獣・エヴァ・東京喰種などに多大な影響を与えた黙示録マンガ。

デビルマンの魅力とその影響

「デビルマン」は、1972年から1973年にかけて「週刊少年マガジン」で連載された、永井豪による日本の漫画作品です。この作品は、その後も多くのメディアミックスを経て、今日まで多大な影響を与え続けています。

主人公・不動明が、悪魔の力を宿して戦う物語は、グロテスクな描写と絶望感のある展開で知られ、ダークファンタジーのジャンルにおける金字塔とも言える存在です。

この漫

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『今、戦わない人間があとで戦うわけがない!!』激熱マンガ「男組」

『今、戦わない人間があとで戦うわけがない!!』激熱マンガ「男組」

「男組」について

こんにちは、マンガ愛好家の皆さん!今日は、1970年代に一世を風靡した熱血漫画「男組」にスポットを当ててみましょう。

この作品は、原作・雁屋哲、作画・池上遼一によって生み出され、1974年から1979年にかけて「週刊少年サンデー」で連載されました。そう、あの激動の時代に、少年たちの心を熱くしたのです。

「男組」は、関東少年刑務所に収監された「父親殺し」の罪を持つ少年・流全次

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【マンガ】『光が死んだ夏』モクモクれん氏~ブックレビュー

【マンガ】『光が死んだ夏』モクモクれん氏~ブックレビュー

『光が死んだ夏』は、モクモクれんによる独特なホラー漫画です。この作品は、田舎の静かな村を舞台に、主人公の少年と彼の幼馴染が奇妙な出来事に巻き込まれていく様子を描いています。

物語は、主人公が幼馴染の少女と再会するところから始まります。しかし、彼女には何か異変が起きており、次第にその正体が明らかになっていきます。モクモクれんの描く緻密な絵と緊張感あふれるストーリーテリングが、読者を引き込む要素とな

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【マンガ】ボクシングと自己実現 - 『あしたのジョー』の深遠な影響

【マンガ】ボクシングと自己実現 - 『あしたのジョー』の深遠な影響

『あしたのジョー』は、ちばてつやによる画と高森朝雄(梶原一騎)による物語で、1968年から1973年にかけて「週刊少年マガジン」で連載された日本の象徴的な漫画作品です。この作品は、ボクシングを通じて成長し、自己実現を追求する若者、矢吹丈の物語を描いています。

20世紀を代表するヒーローベスト10 
500人アンケートの結果より。
「21世紀に残す名作マンガベスト100」より。
2001年初版 竹

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【エロ表現あり注意】東京都文京区を舞台にした物語~江川達也の「東京大学物語」

【エロ表現あり注意】東京都文京区を舞台にした物語~江川達也の「東京大学物語」

東京都文京区を舞台にした物語「東京大学物語」は、江川達也による日本の漫画作品で、1992年から2001年にかけて「ビッグコミックスピリッツ」で連載されました。この作品は、東京大学を目指す学年トップの村上直樹と彼の恋人である水野遥の周りで展開する恋愛コメディです。偏差値81という高いレベルのラブコメディとして知られ、受験生にとっては必読の作品とされています。

物語は、村上直樹が東京大学への入学を目

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【昭和のおすすめ漫画】少年ジャンプの「コブラ」良質のスペースオペラ

【昭和のおすすめ漫画】少年ジャンプの「コブラ」良質のスペースオペラ

少年ジャンプのコブラ 良質のスペースオペラ

「コブラ」は、1978年から1984年にかけて「週刊少年ジャンプ」で連載された、寺沢武一によるSF漫画作品です。この作品は、宇宙海賊コブラの冒険を描いたスペースオペラで、その独特なアメコミ風のタッチと、高性能光線銃「サイコガン」を装備した主人公の活躍が特徴です。コブラは、記憶を失った平凡なサラリーマンのジョンソンが、実は伝説の宇宙海賊であることを思い出

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磯野波平は京大出身という学歴デマ~正しくは旧制中学卒で共産党支持者?

磯野波平は京大出身という学歴デマ~正しくは旧制中学卒で共産党支持者?

磯野波平は京都大学出身という学歴デマ。正しくは旧制中学校卒。声優の永井一郎さんが京都大学卒で共産党支持者??

タイトル画像。「バ」が抜けたら、カモン(Come on!)になってる。流石は京大卒の英語使いの波平・・・・と思った私もヤバイ!! それ、違います!!

 磯野波平の京都大学出身という情報は、インターネット上で広まったデマであり、実際には旧制中学校を卒業しているというのが正しい情報です。こ

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【連載小説】ラビンユー💓(Rabi&You)作・絵❤︎橘順

【連載小説】ラビンユー💓(Rabi&You)作・絵❤︎橘順

#創作大賞2024 #恋愛小説部門

ラビンユー💓(ラビ&ユー)

ここは、音羽学園中学2年なかよし組。

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## なかよし組の冒険

### 第1話: ふたりの出会い

 月原らび(ラビ)と南ゆう(ユー)は、音羽学園中学2年生。彼女たちは、学校での楽しい日々を過ごしています。ある日、ラビはユーと一緒に図書館で本を借りていました。

 「ねー、ラビちゃん、この本面白そうだよ!」ユーはラ

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【短編小説】霧の夜に響く足跡〜原作・絵  橘順

【短編小説】霧の夜に響く足跡〜原作・絵 橘順

#創作大賞2024

霧の夜に響く足音

 東京の夜は深い。霧が街を覆い、ネオンの光がぼんやりと霞む。俺の名前は剣崎鉄也。探偵だ。この街の裏通りを知り尽くしている。今夜も、依頼人からの電話を受け、ある場所へと向かっている。

 俺の手には、信頼のおける相棒がある。コルト・ガバメント。45口径の重みが、この手にしっくりと馴染む。銃身には微かな傷が刻まれ、無数の夜を共に過ごした証だ。

 俺は足早に歩

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