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社会

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社会の授業、指導技術、実践紹介、教材研究について
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#授業てらす

【磨け、授業力。】由井薗健先生のmove actionをお伝えします。

【磨け、授業力。】由井薗健先生のmove actionをお伝えします。


【はじめに】

授業てらす社会科担当の三浦です。今年も、由井薗健先生のプロ授業が行われました。
昨年も今年も、由井薗先生の講座には、こんな声が届きます。
「由井薗先生の話を聞いて、感動した」
「涙が出た」
こんなに人の心を動かす由井薗先生の講座について、紹介したいと思います。

【講座スタート】

由井薗先生の水俣病の実践から講座がスタート。
「なぜ工場の排水(どく)は、12年流され続けたのか?

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~由井薗先生の授業実況中継シリーズ~「くらしを支える水」解説講座

~由井薗先生の授業実況中継シリーズ~「くらしを支える水」解説講座

みなさん、こんにちは。
授業てらす4期生 社会科部屋のハジメです。

・子どもたちが脳に汗をかく授業
・子どもたちと共に創る社会科

など、多くの先生方が、「このような(社会科の)授業をしたい!」という熱意をもって、日々生活していると存じます。

今回、日常生活に欠かせない “水” を題材にした、
「自分のクラスで、こんな授業をしてみたい!!」
と思う勇気をもらえる講座が開かれましたので、紹介しま

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社会科授業開き〜子どもが熱中するネタ祭り〜 これで社会科が好きになる!

社会科授業開き〜子どもが熱中するネタ祭り〜 これで社会科が好きになる!

みなさん、こんにちは。
授業てらす4期生 社会科部屋のハジメです。

間もなく新年度!
新たな出会いを楽しみにされている方も多いのではないでしょうか?

その中で、社会科の授業開きでお困りの方もいらっしゃるかと思います。

でも、安心してください。
社会科のスペシャリスト4名が、子どもが熱中できるネタを紹介します!

<ケンタロウさん>
『追究の鬼』シリーズでお馴染みの有田和正先生が実践されたこと

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人が織りなす物語

人が織りなす物語

一人でも,一つでも僕が6年社会科の歴史単元を実践する際に目指しているものは,「42人+αの短編小説」のような授業にすることです。
歴史を教えるのも,学ぶのも大好きですが,そもそもは幼少期から見ていた大河ドラマや時代劇,歴史小説の影響です。
僕が子供たちにそのような感覚にさせる授業をすれば,歴史好きの子供が増える,せめて歴史人物一人で良い,時代一つでも良い,心に残る授業がしたい,そう意気込んで昨年の

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『おざさんの人権学習やってみた』~当事者と当事者性~

『おざさんの人権学習やってみた』~当事者と当事者性~

みなさん、こんにちは。
授業てらす4期生 社会科部屋のハジメです。

皆様の学校では、人権教育についてどのような取り組みが行われていますか?

以前、おざさんが社会科部屋にて提案された、母子健康手帳を題材とした世界の人権課題についての学習を、この度、ちんぺーさんが実践してくださりました。今回、この実践についてビデオを視聴し、人権教育について参加者同士話し合いました。

そこで、話題となったことが“

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青森と沖縄をつなぐ新しい社会科の形

青森と沖縄をつなぐ新しい社会科の形

子どもたちをどうしたら学習へ向かうようにできるか?
悩みは尽きません。
今回、社会科の新しい形として、オンライン学習を使って沖縄の子どもたちと交流しながら「あたたかい地方の暮らし×寒い地方の暮らし」を学習しました。
そして、イベントとして皆さんに届けることができました。
青森に住む私。子どもたちが沖縄の子どもたちに伝えるために自分から休み時間を使って準備し、楽しそうに交流している様子を見て、本当に

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由井薗先生「教材づくり講座」

由井薗先生「教材づくり講座」

1 教材7分,腕3分

加藤秀俊さんの「教材7分,腕3分」という言葉。
由井薗先生もセミナー中にこの言葉を引用されていましたが,それを実感することができた1時間半でした。
よい材料を吟味,準備をすることで良い結果が生まれる…70%は授業前に決まってしまう,ということです。
ですが,その材料を使えば,誰でも良い授業ができるということではない,と思います。目利き,仕込みを経ることで材料が活きます。

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全国の教室がつながる!

全国の教室がつながる!

授業てらすは、北は北海道、南は沖縄をつなぐ日本最大の教師オンラインコミュニティです。

これを生かさない手はありません。

様々な社会科の学習形態を模索している中、「あたたかい地方のくらし」「寒い地方のくらし」を、青森と沖縄の子どもたちで交流しながら学べたら、絶対に面白いに違いない!!そう思い、温めてきたこの企画。

てらす仲間で、ノリのよいラテン系の管理職が沖縄にいる…最高のシチュエーションです

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「子どもが語る社会科授業」を振り返って

「子どもが語る社会科授業」を振り返って

1.はじめに

4月18日。この日は僕にとって忘れられない1日になった。初めて授業てらすの一員になれたと実感できた日だ。そして、授業てらすの仲間と学ぶ楽しさを改めて実感した日にもなった。
5年社会「環境をともに守る」の授業公開。授業てらすに入って、初めてと言っていいくらいの大きな役割を終えた今、このnoteに学びをアウトプットしようと思う。

2. なぜ立候補したのか

僕は、「若いうちにたくさん

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由井薗健先生の(授業実況中継シリーズ)「平和教育授業づくりセミナー」を終えて

由井薗健先生の(授業実況中継シリーズ)「平和教育授業づくりセミナー」を終えて

 広島で行われたG7サミットが国内で話題となり、各国首脳の平和祈念資料館訪問。そしてウクライナのゼレンスキー大統領の訪日、支援の訴えと「平和」について考えることの多い数日間だった。

 さて今の日本は果たして「平和」と言えるのだろうか。もし「平和」と言えるのなら、いったいいつまで続けることができるのだろう。もし「平和」ではないとしたら、今後私たちはどうしていくべきなのだろう。その鍵を握っているのは

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社会科とは何か?

社会科とは何か?

社会科とは、どのようなことを目標に授業を展開していけばいいのでしょうか?

なんとなく、分かっているようで、わかりません。
私自身も、社会科について研究してきましたが、いまだ難しいと感じています。

社会科とは何か?

今日は、この問いについて考えてみます。

まず、社会科の学習指導要領を読んでみました。

というように書かれています。このことが、社会科の究極的な目標なのです。

しかし、この力を

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由井薗学級で2週間過ごして

由井薗学級で2週間過ごして

2019年、私は市の研修制度を利用して、筑波大学附属小学校の由井薗健先生の学級で2週間を過ごしました。普段見られない授業以外での由井薗学級を紹介したいと思います。写真は貴重な帰りの会のワンショット。宿題が書いてある隣には、翌日が遠足だったので、「お約束」が模造紙に書かれています。

朝の会

スピーチの時間があります。一人目は深川めしについて調べたことを発表していました。投影機で、写真を見せながら

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