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「子どもが語る社会科授業」を振り返って
1.はじめに
4月18日。この日は僕にとって忘れられない1日になった。初めて授業てらすの一員になれたと実感できた日だ。そして、授業てらすの仲間と学ぶ楽しさを改めて実感した日にもなった。
5年社会「環境をともに守る」の授業公開。授業てらすに入って、初めてと言っていいくらいの大きな役割を終えた今、このnoteに学びをアウトプットしようと思う。
2. なぜ立候補したのか
僕は、「若いうちにたくさん研究授業をしたい」と考えている。もちろん、ベテランになってからも研究授業に挑戦したい気持ちはある。だが、今は自分の中にある想いがある。
「やれるチャンスは、とことんもらう。きっと、失敗もたくさんする。でも、理由のない失敗はないから、同じ失敗をしないように反省する。それが、自分のためになる。」
これまで、様々なところで研究授業をさせてもらい(昨年度は全小理まで…)、自分磨きを続けてきた。様々な指導・意見をもらい、レベルアップするには、是非、授業てらすの仲間の力も借りたい!そして、僕の授業が、見てくださる誰かにとって、ほんの一部でも学びになればいいな…
そう思い、立候補した。
3.どんな授業にしたかったのか、どうなったのか
タイトルにもあるように、「子どもが語る授業」だ。とは言え、立派な、完成したものではない。ただ、「全員が話せる、子どもたちが創る授業」の土台は作れているのかなと感じている。意識したのは2つだ。
①全員が意見をもてるまで待つこと
②ペア活動などで発表のハードルを下げること
この2つを続けていれば、子どもたちは、自ずと話せるようになってくる。もちろん、そこには教師の仕掛けが入ることが必要になるが。ただ、ゆさぶったり、思考のズレを生んだりするような高尚なものではなくても、賛成・反対だけで子どもたちは話せるようになる。
今回提案した授業は、子どもたちが資料を読み取り、自分の意見を主張できた授業になったと感じている。
4.協議会を通して何を学んだのか
①「自分ごと」とは
“侍JAPANがWBCで優勝した!”
これは「自分ごと」なのだろうか。
・国民として応援していたのだから、と思う人にとっては自分ごとだろう
・侍JAPANの選手ではないから、と思う人にとっては自分ごとではないだろう
と、捉え方が分かれるはずだ。
これを「当事者」と「当事者性」という。双方が混在すると、事実と情意も混在することになり、一般化がしづらくなる。授業中、安易に地域教材にシフトチェンジするのは少し考えなければならない。
②相互指名の可能性
僕の担当する学年では、3学級ともに相互指名を行っている。意図的な指名が必要な場合を除き、教師が介入するのではなく、子どもだけで説明しあう授業を目指している。しかし、現状として「似ていて〜」と言いつつも意見を重ねて言うだけの子どももいる。もっと、繋がりに意図が見えると良いと考える。異同関係や問い返しなどが自然と出るような相互指名を目標としたい。
5.プログラムを通して自分はどう変わったのか
一番に、授業をするのが更に好きになった。子どもたちと一緒に「分からない」「知りたい」に向き合い、調べたり、話し合ったりすることはやっぱり楽しいと思った。それは、授業てらすのメンバーと僕の授業で語り合うことができたからだ。たくさんの意見をもらって、本当に感謝している。
だから、授業のために教材研究を頑張りたいと思うようにもなった。子どもたちにとって、一生に一回しかない授業。その責任を忘れずに、「教育のプロ」として、毎日の授業に向き合わなければならない。そんな決意を新たにした、今回のプログラムだった。
「自分磨き」は更に加速していく!!
この場を借りて、お礼を言わせてください。
企画・運営をしてくださったかずやさんをはじめ、たくさんの貴重なご意見をくれた授業てらすのメンバーのみなさん、ありがとうございました!
たくみ
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