俳句幼稚園🔰|原案:『カンカンッ煙草一本火事の元』
<心境>
・未だ少し早いかも知れませんが、拍子木のカンカンと鳴り響く音と火の用心の呼び掛けが頭に浮かび、とても気になりました。
・拍子木をどうしても表現したかったこと、火の用心を呼び掛けたい気持ちから創作してみました。
・季語の確認は「季語さい歳時記」にて。
<季語>
・火の用心 → 湯婆(たんぽ)
・拍子木 → 切山椒(きりざんしょう|きりざんせう)は新年なのか?
<原案>
カンカンッ煙草一本火事の元
かんかんっ たばこいっぽん かじのもと
浮かぶ映像:拍子木(ひょうしぎ)が気になり表現したく。
<五七五>
拍子木声聞き火止め湯婆かな
ひょうしぎ こえききひとめ たんぽかな
季語:湯婆(たんぽ)
<破調>
①拍子木のカンカン合図か湯婆
ひょうしぎのカンカンあいずかたんぽ
季語:湯婆(たんぽ)
②切山椒カンカン鳴く火の始末
きりざんせうかんかんなく ひのしまつ
季語:切山椒(きりざんしょう|きりざんせう)
(切山椒は新年? 拍子木形から冬でも可かな?と)
③夜菓子食べ切山椒か火の用心
やがしたべ きりざんせうかひのようじん(字余り)
季語:切山椒(きりざんしょう|きりざんせう)
正直、どれが良いのか悪いのか判断のしようがなく、出て来たもの全てを記載しました。
ご指導頂きたくお願い致します。
<「季語さい歳時記」にて検索の結果を引用>
1.検索ワード:「火の用心」
湯婆(たんぽ)|三冬
【子季語】
湯たんぽ、懐中湯婆
【解説】
寝床や手足を温めるための器具。熱湯を入れて毛布などで包み、寝床に入れる。
柔らかな温かさと、火の用心からも安全なので、老人、小児、病人に向いている。
2.検索ワード:「拍子木(ひょうしぎ)」
切山椒(きりざんしょう/きりざんせう) 新年
【子季語】
山椒餅
【解説】
餅菓子の一種。しん粉に砂糖、山椒の粉を加え、蒸して搗き、伸ばして拍子木形に切ったもの。
薄紅や白ほか、薄緑、薄茶色などに色付けしたものがある。
おもに冬季に作られ、新年の菓子とされるが、明治時代以降、酉の市に欠かせないものとなった。
なお、関西ほかでは、拍子木形でない山椒餅(団子形、四角などさまざま)の方がよく知られている。
※参考・引用等
<イメージ写真>
月夜の町|Doridoriさん制作
火の用心|ちょこまろさん制作
https://www.photo-ac.com
<参照・引用サイト>
季語さい歳時記
https://kigosai.sub.jp/?s=%E6%8B%8D%E5%AD%90%E6%9C%A8&x=0&y=0