はじめて保育園で泣かずにばいばいできた【子育てエッセイ】
我が家の第一子ちびちーちゃん(2歳9ヵ月)と第二子ちびにーくん(1歳3ヵ月)は、今年の4月から保育園に通い始めた。
2人の年子を保育園に同時に預けるのは、想像以上にめちゃめちゃ大変。
何が大変って、2人そろって大泣きで親にしがみつく。合計体重23キロ。親は2人を抱っこしながらなんとかお仕度をし、保育士さんに預ける。「ママ~~~」と大泣きする声をBGMに、朝からとんでもない体の筋トレと心の筋トレをした自分を労う暇もなく仕事に出かける。
そんな毎日に変化があった。
5月の下旬頃になり、2人そろって泣くことなく親に「ばいばい」できるようになったのだ。
毎日大泣きの声をBGMにしながら、心苦しい思いをしていた。こんなに泣かせてまで仕事をする必要はある?と何度も自問自答した。子どもたちは子どもたちで、こんなに泣いて呼んでいるのになんで来てくれないの?と思っていたことだろう。
「泣かなくなった」
それだけで私の心のダメージは減り、おまけに肉体的な疲労も減った。子どもたちは保育園がそんなに悪いところじゃないと思うようになった。
たったこれだけの出来事を大げさに、と思うかもしれない。
けれど、「泣かなくなった」向こう側には、子どもたちのたくさんの"頑張ったこと"や"できるようになったこと"や"新しく知ったこと"が積み重なっている。
保育士の先生たちが、保育園で安心して過ごすことができるようにしているたくさんの工夫。配慮。そういう全部がつながっている。
ネット上には「保育園 泣かずに登園する方法〇選」みたいな記事もある。それを否定はしないし、私自身読むけれど。
私の考えは、親のどうこうで子どもが泣かずに保育園に通えるようにはならないし、もちろん保育園側の対応ひとつで泣かずに登園できるようになるとも思わない。
全てが相互作用した結果の出来事だと思っている。
なにがともあれ、1回でも泣かずに登園できたことは自信になる。親にも子どもにも。早いうちに経験することができてよかった。
明日もいい1日になりますように。