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「ちょっと待っててね~!」を言い換え体験談【子育てエッセイ】
子育てで「ちょっと待っててね~!」の場面は多い。
「ママ、いっしょにあそぼ」
「ママ、とって」
「ママ、おなかすいた」
「ママ、だっこ」
「ママ、おしっこ」
子どもの要求にすぐに対応できるときはいいけれど、洗い物をしている最中や火を使って料理をしているとき、一緒にお風呂に入っていて洗顔しているときなどさまざまなタイミングで「ちょっと待っててね!」と言う場面に出会う。
私自身「ちょっと待っててね」と子どもたちに言うことはとっても多い。
でも、その言葉を伝えたときの子どもたちは、あまり嬉しそうな顔そしない。床に寝そべって暴れたり、泣いたり、それはもう多種多様な表現をする。
たしかになぁと思う。
自分の要求を「待っててね」で宙ぶらりんにされるのは、あまりいい気がしないよね。
じゃあ、どうしたら子どもたちは母が対応できる瞬間まで楽しく待つことができるだろう。
かつ、母の子どもたちへの「待っててね」が伝わるだろう。
紆余曲折を経て、この形に落ち着いた。
「はーい!早く○○ちゃんのところに行けるように急ぐよ!」
だ。
そう、「待っててね」を廃止してみたのだ。
これが効果があった。
1日に言われる回数No.1の「ママ、いっしょにあそぼう」に対して「はーい!早く一緒に遊べるように、飛行機みたいに急ぐよ!」や「ママも一緒に遊びた~い!よし、スピードアップしちゃうよ~!」ととにかく「待っててね」を言わなかっただけで、子どもたちの待つ姿勢が変わった。
ぐずって待っていることが大半だったのが、「ママ、新幹線みたいに急いでね!」や「ママ、はや~い!すご~い!」と拍手してくれたり応援してくれたり。
今まで「待っててね」を連発していたけど、それは、NOと言ってはいないけど子どもたちの要求に対しての緩やかな否定だったのかもしれないと振り返る。
「待っててね」を廃止したら、結果的に子どもたちの気持ちに共感した上で今ママがどうするかを伝える形になった。
そしたら、子どもたちにとってはママに自分の要求は伝わったという安心感が生まれたのではないかな~。
実際問題、私は子どもたちを待たせていることには変わりない。仕事もして家事もするには待っててもらわないとならないことはある。年子だし。
でも、言葉のかけ方1つを意識してみただけで、がらりと状況が変わった。「待つ」ことに対して期待感を持って、わくわく過ごしているようなイメージ。
「待っててね」を廃止したことで、これだけ得られるとは思っていなかったから正直驚いている。(保育士していたときも、連発していたワードのため。ちなみに現役時代は子どもたちに待っててもらうための待つ歌を歌っていた)
せっかく一緒に生きているんだから、お互いに気持ちよく過ごしたい。そのために私に変えられることがあれば、積極的に変えていきたいと思った今日この頃。
「待っててね」の後のぐずりに悩まされているママがいたら、ぜひ試してみてくださいな。お手軽に試せます。言葉を変えるだけなので、今すぐ無料でできますよ(笑)
明日もいい1日になりますように。
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