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パン粉って日本だけ⁉️
この前、海外でも「パン粉」は「パン粉」と呼ぶんです。
という事を聞いて、はて?と感じてしまいました。
確か、ドイツやオーストリアにも「シュニッツェル」とか、イタリアには「ミラノ風カツレツ」という料理があり、日本のトンカツに似てなくもなく、パン粉を使っている気がするんですが、、、
しかし、「パン粉」は日本しかなく、最近海外でも「PANKO」としてよく売られているとの事❗️
本当かしら⁉︎と調べてみました。
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ドイツの「シュニッツェル」
本来は仔牛肉を用いてミートハンマーで叩いて薄くし、細かいパン粉を付けて揚げたものをいう。パン粉を挽き立ての黒胡椒で味付けしておくこともある。やや多めのバターかラードで揚げ焼きしたもので、日本の豚カツのように多量の油を使用する揚げ物ではない。
実際には豚肉や鶏肉も使われる。イスラエルでは、当地の多くを占めるユダヤ教やイスラム教で豚肉を食べる事が禁じられているため、鶏や七面鳥の胸肉で調理され、豚肉で調理されることはない。
ミラノ風カツレツ
コトレッタ・アッラ・ミラネーゼ(イタリア語)
は、伝統的には仔牛の骨付きロース肉のスライスが使われ、パン粉を着けてバターで揚げた後で、このバターはコトレッタの上にかけられる。現代の料理ではこの最後の段階が省かれ、バターの代わりに料理が出されてかられるレモンスライスが添えられる
パン粉をまぶすまえに肉が非常に薄くなるまで叩かれる、骨のない調理法にとってかわられつつある。
パン粉の香りと肉の柔らかさがコトレッタ・アッラ・ミラネーゼの秘訣である。パン粉を巧みに配合し、材料の選択(例えば古くて白いパンではない古いパン粉)と火加減の調整によって良好な結果を得ることができる。
って、「パン粉」使っているよね〜!
で「パン粉」は、海外では、古いパンやクラッカーなどを細かく粉砕して使うことが多く、それを使った料理が広まったらしいのです。
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一方、日本には、明治になって、西洋料理が入ってきて、日本独自の料理が広がっていきます。
「とんかつ」「エビフライ」「チキンカツ」
「ハムカツ」「コロッケ」などなど。
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しかし、これらの揚げ物をしていくうちに『生パン粉』が使われる様になります。
フワフワの「生パン粉」で、揚げるとパリッとした美味しさがプラスされます。それが日本で受け入れられていったのです。
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それで段々、日本では荒めの「パン粉」になっていきました。
最初は「サンドイッチ」の残りのパンの耳をパン粉にしていたらしいのですが、それ用のパンを焼いた「パン粉」になっていきます。
後には、日持ちできる乾燥させた荒めの「パン粉」ができます。
日本に来て、日本独自に進化した西洋料理の揚げ物を食べた海外からの人達にも、荒めの「パン粉」の料理が、受け入れられ、海外でも購入できる様に「PANKO」が売られる様になったそうです。
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今では『荒目』『中目』『細目』なども売っていますし、『生パン粉』も売っています。
結果、「荒目のパン粉」は日本だけ、でした。
日本が誇れるものがまた一つ増えました❗️