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読書感想『1分で話せ 世界のトップが絶賛した大事なことだけシンプルに伝える技術』
こんにちは。
今日、ご紹介するのは、非常に有名な本になります。
『57万部のベストセラー』
『(『世界一受けたい授業』講師で有名な)齋藤孝先生推薦!』
と帯にも、この本のすごさがにじみ出てきています。
著書名:『1分で話せ 世界のトップが絶賛した大事なことだけシンプルに伝える技術』
著者:伊藤羊一
発行:SBクリエイティブ
■どんな本?
元々、仕事では『短く伝えよう』と意識してはいるのですが、
ここ最近、担当するプロジェクトが思っている以上に成果が出ず、、、、。
結局、会社や上司に説明する際に、若干言い訳っぽいことも含めて話していくと、だんだんと説明が長くなってきました。
人って、自信がなかったりすると、説明が長くなっちゃいませんか?
顕著に私はそんな風な説明になってしまいました。
そのため、改めて『人に伝える』ことに対して、真摯に向き合おうと思って、手に取った本です。
大事なことをできる限り、短く、シンプルに伝える技術とは。
そんな技術を伝えてくれる本です。
■気になった言葉
『人はあなたの話の80%は聞いていない』
のっけから、軽く衝撃を受けました。
でも、思い返せば、あれだけ頑張って社長や経営層に説明したのに、
後日、全く理解されていなかったことなんて、多々あって。
本では、『人の話なんて、ほとんど聞いちゃいないよ』という前提の中で、いかに短く伝えていくべきかを説いています。
『スライドは読まずに頭に入ることを目指す』
うーん、簡単なようで難しい。
プレゼン資料もできる限り、短く端的に作ろうと意識はしますが、どうしても、文字が多くなってしまう。。。このあたりの技術について詳しく書かれていました。
『正しいことを言うだけでは、人は動かない』
なんか哲学っぽいことですが、非常に刺さった言葉です。
思い当たること多々あります。
■こんな人におすすめ
著書では、かなりの頻度で、社内の中で社長や経営層、上司へ説明する場面が描かれていた印象です。
ですので、私もそうでしたが、社内の中で意見やプレゼン、説明をする機会が多く、どうやってうまく伝えればよいかと悩んでいるビジネスパーソンにはおすすめの本になります。
■目次
第1章 STEP1 「伝える」ための基本事項
第2章 STEP2 1分で伝える──左脳が理解するロジックを作る
第3章 STEP3 相手を迷子にさせないために「スッキリ・カンタン」でいこう
第4章 STEP4 1分でその気になってもらう ──右脳を刺激してイメージを想像させよう
第5章 STEP5 1分で動いてもらう
第6章 STEP6 「伝え方」のパターンを知っておこう
第7章 実践編
■著者のプロフィール
伊藤羊一(いとう・よういち)
Zホールディングス株式会社 Zアカデミア学長/ヤフー株式会社 コーポレートエバンジェリスト Yahoo!アカデミア学長/武蔵野大学アントレプレナーシップ学部 学部長/株式会社ウェイウェイ 代表取締役/グロービス経営大学院 客員教授。
東京大学経済学部卒、1990年日本興業銀行入行、企業金融、債券流動化、企業再生支援などに従事。2003年株式会社プラスに転じ、ジョインテックスカンパニーにてロジスティクス再編、マーケティング、事業再編・再生などを担当後、執行役員マーケティング本部長、ヴァイスプレジデントを歴任、経営と新規事業開発に携わる。2015年4月ヤフーに転じ、現在Zアカデミア学長、Yahoo!アカデミア学長としてZホールディングス、ヤフーの次世代リーダー開発を行なう。またウェイウェイ代表、グロービス経営大学院客員教授としてリーダー開発を行なう。若い世代のアントレプレナーシップ醸成のために2021年4月より武蔵野大学アントレプレナーシップ学部(武蔵野EMC)学部を開設、学部長に就任予定。
■本の詳細
出版社:SBクリエイティブ
発売日:2018/3/13
ページ数:212
■良い口コミ
・よく上司からお前は何が言いたいのかわからないと言われるので、本書で挙げられている「結論」「根拠」「たとえば」の論理構造と「根拠は3つ並べること」を念頭に置いて話すようにしていきたいと思います。
・書き方はシンプルで分かりやすい。
・さすが伝え方の指南書だけある。
・この本は人前で話をする方、全てにおススメです。
■悪い口コミ
・後半はプレゼンや会議での伝え方をツラツラと定価1,400円にしては中身が薄く冗長的。表題とのギャップが大きい点が違和感として残る。
・残念ですが、、、既知の内容が多く話し方や伝えかたを少しでも考えてる人であれば、あたり前のことばかり書いてあります。
■まとめ
文中に『1分で話せない、伝わらないようであれば、何時間話しても無駄』といった内容が書かれています。
エレベータートークではないですが、自分以上に忙しい上司や経営層、社長に対して、いかに短く伝えて理解し、動いてもらうか、そのためのヒントが書かれていました。
以上です。