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歌詞

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弾き語りやバンド活動で書いた歌詞を載せていきます。
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#歌詞

郷愁

郷愁

彼は故郷を去り 都会で働く日々
古い歌を聞きながら 去りし時を想う

遠い夏の日 靴を履き潰しては
追いかけた夢の先に辿り着けたろうか?

深夜営業の喫茶店で月を見上げ
珈琲を飲みながら 想いは時を超えてゆく

寝ても醒めても頭から離れずに
でも好きと言えなかった君は何しているだろう?

みんなそれぞれの生活の中で生きている
だけど胸の奥 深いところで繋がっているから

忘れ得ぬ友よ 最期のときは

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【歌詞】END

【歌詞】END

言えずに終わった 君への気持ちが
白い吐息と 夜空に消えていく

今夜の月はまるで僕のように
ぽっかり欠けて虚ろな姿だ

“もう会えないよ” 君の別れの台詞
僕はただ立ちすくんだ 何も言えないまま

たった一人 君にとって特別でいたい
そのささやかな願いは今 儚く散った

どこまで時を巻き戻せるなら
この結末を避けられただろう?

考えても無意味なことばかり浮かんでくる
僕はまだ渦の底で藻搔いてる

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【歌詞】コエテユケ

【歌詞】コエテユケ

もう一回手を伸ばして
悲しみの闇を超えるんだ…

もしもこの街の中で
君が独りぼっちで震えているなら
たとえ世界が君を見捨てたとしたって
僕がそばにいるよ

嫉妬深いヤツらが君の行く手を阻んで
心折れそうな夜は
涙で滲む星空 二人で見上げながら
一緒に歌うよ

超えられない壁などないってことを
さあ誰よりも僕らが証明しようぜ

もう一回手を伸ばして
悲しみの闇を超えるんだ
“もういいか”って諦める

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【歌詞】プレゼント

【歌詞】プレゼント

どんな顔して君に手渡そうか迷っている
よろこんでくれるといいな このプレゼント

思い出すよ 二年前の誕生日すっぽかして
買ったっけ? 一日遅れのバースデーケーキ

どんな単調な日々でも輝いて見えるのは
君がそばにいてくれるからなんだ

たまに喧嘩してほとほと厭になってしまうけど
嫌いになれやしないんだな ホント何でだろう?

「誰か」じゃなく君がいることで僕は頑張れる
君にとっても僕が同じ風であ

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【歌詞】ねがう。

【歌詞】ねがう。

難しい顔して考えているふりして
そのじつ何も分かっちゃいない
君の目を見るたびうろたえてばかり
所詮見かけ倒しの男さ

今僕の前にいるたった一人の君の
心を動かせないで何が音楽なんだ!?

他は何も考えないでこの一音にすべてを乗せて
君の胸のその真ん中を震わせるような歌を奏でたい

たとえば何週間もカンカン照りが続いて
心まで渇きそうな日でも
恵みの雨のように干上がった魂を
優しく潤せたならいい

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【歌詞】紺碧の空の街

【歌詞】紺碧の空の街

この胸の内の儚い愁いを記憶の海に沈んだ恋を
忘れさせてよ 紺碧の空に臨むこの街の風に優しく
抱かれたこの刹那に

心地良い日差しと潮の香りに誘われて
足を踏み入れた街
真紅の太陽と琥珀の月に照らされた街路
妖しく咲き乱れる花に緑道を舞う小鳥の歌
絵に描いたような美の世界が燦然と耀う

遠い国の古い戯曲のように激しく身悶える想いは
かくも美しいものに触れようと
干きもせずむしろ満ちていく

黄昏を越

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【歌詞】他人事

【歌詞】他人事

TVの中の戦争はどっか他人事で
何百人死んだって言われてもピンとこなくて

この瞬間だってどっかでピストルが火を吹いている
わかってる わかってるけど

何でだ? 心が逃げようとするからなのか
俺とは関係ないと線を引こうとするんだ

親を亡くした子どもが腹を空かして泣いている
わかってる っていえないよな

ねぇ首相 平和とは一体何なのでしょうね?
僕らはいつまで他人事と割り切ってくのでしょう?

【歌詞】弱音

【歌詞】弱音

望んでも仕方のないものを求めて
徒労に終わった夜のため息
誰に届くでもないや

人の幸せを羨んでみても
自分が幸せになれるわけじゃない

Ah  分かってるつもり
でもごめん 今夜だけはもうちょっと
弱気でいさせてよ

こんな暗い夜はもう終わりにしようか
明日の朝陽が昇るまでには

Ah  またいつもの
呑気に笑って暮らしている
僕に戻るからさ

〈演奏動画〉

頑張りすぎるだけでは、倒れてしまう

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【歌詞】アンビギュイテ

【歌詞】アンビギュイテ

「一体何してんの!」って他人を叱って
じゃあアンタは何してたの? 言えないんでしょ?

誰もが小さな評論家
ゴタクを並べてさようなら

越えやしない 火の粉のかかるライン
自分だけは安全地帯の傍観者
人の“身”になるなど辞書にはない

1円でも多く利益を漁って
しのぎを削り過ぎて空っぽです

誰かにかまう余裕などない
朝から晩まで働く機械

目覚めたら透き通った“カラダ”
地表には居場所なき漂流者

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【歌詞】空が青いから

【歌詞】空が青いから

いつも ねぇ いつも 同じこの繰り返しで
いつか ねぇ いつか この呪縛から抜け出せるの?

酸いも甘いも構わず口にしなくちゃ
贅沢を言っていられるような身分じゃないし

愛も夢もない まるでガラクタ同然さ
代わりなんて誰だっていいってゆう世界で生きてく

空が青いから 僕らは居場所を失って震えてる
それでも何とか今日を生きてゆくよ 報われなくても
もう笑えなくても…

決して ねぇ 決して 終わ

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【歌詞】都会

【歌詞】都会

鬱蒼とした高層ビルの群れ
汚れた空気を吸うために
今日も僕は満員電車に乗ります
駅裏の風俗店からは
訳のわからない匂いが
朝のだるさと共に漂ってきます

都会の暮らしは嫌じゃありませんが
時々すべてが歪んで見えます
夢に描いていたものは
手にした瞬間から色褪せるものです

あれほど欲しがっていたものですら
今はわずらわしいのです
君は今でも元気でいますか?
例のクセはもう治りましたか?

最近目が

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【歌詞】桜の樹の下で

【歌詞】桜の樹の下で

晩秋の黄昏に身を横たえ
他愛のない話を繰り返しては
時が過ぎることにさえ気付かず
夜空に一番星を探した

最近では随分とあなたのいない
生活とも相性が良くなったわ
でもね あの季節が訪れる度
こうしてあなたを思い出すのよ

葉々も散った桜の樹の下で愛を誓い合った
でも春が来て桜咲く頃 旅立ったあなたのこと

五年後も十年後もずっとこうして二人
歩いていけるよね 心から微笑んで
ひらひらと舞いだした

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【歌詞】ふたりの足跡

【歌詞】ふたりの足跡

木枯らしの吹く街でひとり虚空を仰ぎ見れば
過ぎ去りし日の君の笑顔が心を掠める

重い葉を落とした街路樹は何処か寂しげで
戻れない時をただ恋慕う僕に似ている

日が傾き街の明かりが優しく灯ったなら
遠い空からひらりひらりと雪が舞い始める

孤独が胸を締め付ける
忘れようとした君への想いが
再び熱を帯びていく
叶わぬ恋と知っているのに

幸福そうに微笑んでいる人々を背にして
凍えそうな気持ちを胸の中で

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「Difference」について

「Difference」について

2020年末、
1つの曲を書きました。

タイトルは「Difference」。
「違い」という意味です。

僕たちは、それぞれ違います。
外見から、価値観のような内面まで。

1人として、同じ人はいない。

当たり前のことですが、
その当たり前の「違い」を、深い「断絶」に
変えてしまっている現状があるのではないか?

そう感じたのをきっかけに
綴った曲です。

世界の情勢を見回すとき、
ほんのささ

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