週末に歌をうたっているソングライターです。バンドやギター弾き語りをしています。音楽だけでなく、詩とか物語とかも綴っていきたいなと思って始めました。よろしくお願いします。

週末に歌をうたっているソングライターです。バンドやギター弾き語りをしています。音楽だけでなく、詩とか物語とかも綴っていきたいなと思って始めました。よろしくお願いします。

マガジン

  • 歌詞

    弾き語りやバンド活動で書いた歌詞を載せていきます。

  • 140字小説

  • 短編「真夜中の同乗者」

    真夜中のタクシーで同乗した男の正体とは!? ちょっと不思議な物語はいかがですか?

最近の記事

郷愁

彼は故郷を去り 都会で働く日々 古い歌を聞きながら 去りし時を想う 遠い夏の日 靴を履き潰しては 追いかけた夢の先に辿り着けたろうか? 深夜営業の喫茶店で月を見上げ 珈琲を飲みながら 想いは時を超えてゆく 寝ても醒めても頭から離れずに でも好きと言えなかった君は何しているだろう? みんなそれぞれの生活の中で生きている だけど胸の奥 深いところで繋がっているから 忘れ得ぬ友よ 最期のときは 共にあの場所でまた過ごしたい 何か取り立てて誇るほどのものなどない ただ愛す

    • 【歌詞】初恋

      嫌な夢の終わりは 哀しげな恋のメロディ 君からの着信音だった それが僕を救い出した 「今すぐ会えないかな?」 君の声は震えていた きっとまたいつもの恋人に 傷つけられ泣いているんだろう まだ薄暗い夜更けの街を 自転車で走り抜ける 孤独に膝抱えた君が 待つあの公園まで 汗ばんだTシャツの上に 君の腕の感触をたしかめながら ペダルをこいでいく  ただひたすら ほんの少しでも君に触れていたくて 温もりを感じていたくて 高鳴るこの心臓の鼓動が君にも伝わり 僕の気持ちを代弁して

      • 【歌詞】ROAD TO YOU

        誰かを好きになることの意味さえも 奪いとられそうな この日常 愛の潤いを忘れ去り渇いた 心の砂漠で路頭に迷う ただ一人でいい… あなたため生きたい… この夢を願いを 誰も見上げちゃいない空に叫ぶよ 愛してる 愛してる もうどうしようもないくらい切なる想いで あなたに伝えられる日を実現できるかな? 探してる 探してる 絶望がニヤニヤ手ぐすねを引く日でも この世でたった一人 あなたへ続く その道を 孤独に負けそうになると いつもなぜ あなたの顔が浮かぶんだろう? 理想を

        • 【歌詞】Days

          自分の不甲斐なさに涙が溢れてきて 何もかもを投げ出したくなったとき 君は何も言わずただそばで微笑んで 僕の弱さを共に受け止めてくれた あの日描いた夢もいつの間にやら色褪せて もう自分には何も残っていない そう思っていたけれど 想い描いていたよりもありきたりな毎日 だけど不思議なんだよ 何故か愛しいんだ それって君のせい? 自分だけのためじゃなく誰かと共に生きている そんな当然のことを君が教えてくれた 今 心からありがとう たとえば君が深い闇に捕われたとき 僕は君に何をし

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        • 歌詞
          29本
        • 14本
        • 140字小説
          20本
        • 短編「真夜中の同乗者」
          3本

        記事

          ネジ巻きの詩

          「ネジ巻きの詩」 ぼくのネジは緩んでゆく 油断すると緩みっぱなし だから、ぼくはネジを巻く 毎朝、毎晩、隔週、隔月、エトセトラ… こっちのネジを巻くのに気をとられると あっちのネジが緩んでいる すべては同時進行だ 巻きそびれ、外れ落ちたネジもある そういうのって、時が経って気づく もう巻き直せないネジに馳せるセンチメンタル ぼくの人生の至るところに満ちている、 たくさんのネジ ぼくは今日も、これらのネジと睨み合いながら過ごす いつの日か出会いたい ネジたちの調和に そ

          ネジ巻きの詩

          【歌詞】END

          言えずに終わった 君への気持ちが 白い吐息と 夜空に消えていく 今夜の月はまるで僕のように ぽっかり欠けて虚ろな姿だ “もう会えないよ” 君の別れの台詞 僕はただ立ちすくんだ 何も言えないまま たった一人 君にとって特別でいたい そのささやかな願いは今 儚く散った どこまで時を巻き戻せるなら この結末を避けられただろう? 考えても無意味なことばかり浮かんでくる 僕はまだ渦の底で藻搔いてる 往生際の悪さには自分でも嘲笑う 終わりのないものなど無いのは解ってるのに

          【歌詞】END

          【歌詞】コエテユケ

          もう一回手を伸ばして 悲しみの闇を超えるんだ… もしもこの街の中で 君が独りぼっちで震えているなら たとえ世界が君を見捨てたとしたって 僕がそばにいるよ 嫉妬深いヤツらが君の行く手を阻んで 心折れそうな夜は 涙で滲む星空 二人で見上げながら 一緒に歌うよ 超えられない壁などないってことを さあ誰よりも僕らが証明しようぜ もう一回手を伸ばして 悲しみの闇を超えるんだ “もういいか”って諦める 半端な想いじゃダメなんだ 欠点ばっかりの僕に 生きてゆく意味などあるのって 情

          【歌詞】コエテユケ

          【歌詞】おとぎうた

          「おとぎうた」 本当は気づいてた そんなに強くないってこと なんとか上手くごまかして 君の手を握ったんだ 君とならば ほんのちょっとだけ 飛べそうな気がして 胸がはずんだ ふたりは旅に出た 見たことないものと出会った 世界はあたたかく どこまでも行けそうだった いつまでもふたりでいよう 君と指切りしたね 根拠はない でも叶うと 信じていた淡いねがい どんな試練さえも 超えていけると思ってた ある日強い風が吹き 木々がなぎ倒された 後ろを振り向いたら 君の姿がなかった

          【歌詞】おとぎうた

          「黄昏」 黄昏時に坂道をのぼる。 蛇の背中のような階段を踏みしめながら。 夕陽が照らす石段を、のんびり下りる猫におじぎ。 そして、頂上で見る暮れゆく空。 あの日、君と見た夕陽の色は、こんな感じだったっけ? 届かぬ恋と僅かな期待が、混ざったような不思議な色合いに、僕は立ち尽くす。

          「黄昏」 黄昏時に坂道をのぼる。 蛇の背中のような階段を踏みしめながら。 夕陽が照らす石段を、のんびり下りる猫におじぎ。 そして、頂上で見る暮れゆく空。 あの日、君と見た夕陽の色は、こんな感じだったっけ? 届かぬ恋と僅かな期待が、混ざったような不思議な色合いに、僕は立ち尽くす。

          「卒業アルバム」 卒業アルバムをびりびりに破いた。深い考えなんてない。衝動的にやった。アルバムの中の僕を引き裂いたところで、消したい過去を消せるわけじゃない。けれど、僕には否定する以外になかった。“これこそが本当の自分だ”と真っ向から言えるものがなかったから。#140字小説

          「卒業アルバム」 卒業アルバムをびりびりに破いた。深い考えなんてない。衝動的にやった。アルバムの中の僕を引き裂いたところで、消したい過去を消せるわけじゃない。けれど、僕には否定する以外になかった。“これこそが本当の自分だ”と真っ向から言えるものがなかったから。#140字小説

          【歌詞】ジベタリアン

          蝉の声が響いている アスファルトが滲んでいる 汗に濡れたTシャツが 体にへばりついている 全てがどうでもよくなる 全てが面倒臭くなる 全てを夏のせいにして 全てを放り出そうとする 水を奪いとるこの暑さが険しいのは嘘じゃないが 心が渇いてしまうのは夏のせいじゃなく僕のせいだ やけついたって 倒れてだって 地べたを這って愛を歌う 干からびたって この残骸が 君への愛を証してくれるから 飲み残しのジンジャーエール 最後の泡がはじける グラスの中の氷が 音を立ててすべり落ちる

          【歌詞】ジベタリアン

          【歌詞】プレゼント

          どんな顔して君に手渡そうか迷っている よろこんでくれるといいな このプレゼント 思い出すよ 二年前の誕生日すっぽかして 買ったっけ? 一日遅れのバースデーケーキ どんな単調な日々でも輝いて見えるのは 君がそばにいてくれるからなんだ たまに喧嘩してほとほと厭になってしまうけど 嫌いになれやしないんだな ホント何でだろう? 「誰か」じゃなく君がいることで僕は頑張れる 君にとっても僕が同じ風であれたら どんなつらいことがあっても笑顔に戻れるのは 君がそばにいてくれるからな

          【歌詞】プレゼント

          【歌詞】ねがう。

          難しい顔して考えているふりして そのじつ何も分かっちゃいない 君の目を見るたびうろたえてばかり 所詮見かけ倒しの男さ 今僕の前にいるたった一人の君の 心を動かせないで何が音楽なんだ!? 他は何も考えないでこの一音にすべてを乗せて 君の胸のその真ん中を震わせるような歌を奏でたい たとえば何週間もカンカン照りが続いて 心まで渇きそうな日でも 恵みの雨のように干上がった魂を 優しく潤せたならいいな 芽吹こうとする種を枯らしてしまうのなら 一体何のための音楽なんだ!? さ

          【歌詞】ねがう。

          【歌詞】紺碧の空の街

          この胸の内の儚い愁いを記憶の海に沈んだ恋を 忘れさせてよ 紺碧の空に臨むこの街の風に優しく 抱かれたこの刹那に 心地良い日差しと潮の香りに誘われて 足を踏み入れた街 真紅の太陽と琥珀の月に照らされた街路 妖しく咲き乱れる花に緑道を舞う小鳥の歌 絵に描いたような美の世界が燦然と耀う 遠い国の古い戯曲のように激しく身悶える想いは かくも美しいものに触れようと 干きもせずむしろ満ちていく 黄昏を越え暁を待つこの街の空のように 嵐の前の静けさをただ称えるばかりの心模様を そっと

          【歌詞】紺碧の空の街

          【歌詞】他人事

          TVの中の戦争はどっか他人事で 何百人死んだって言われてもピンとこなくて この瞬間だってどっかでピストルが火を吹いている わかってる わかってるけど 何でだ? 心が逃げようとするからなのか 俺とは関係ないと線を引こうとするんだ 親を亡くした子どもが腹を空かして泣いている わかってる っていえないよな ねぇ首相 平和とは一体何なのでしょうね? 僕らはいつまで他人事と割り切ってくのでしょう?

          【歌詞】他人事

          【歌詞】弱音

          望んでも仕方のないものを求めて 徒労に終わった夜のため息 誰に届くでもないや 人の幸せを羨んでみても 自分が幸せになれるわけじゃない Ah  分かってるつもり でもごめん 今夜だけはもうちょっと 弱気でいさせてよ こんな暗い夜はもう終わりにしようか 明日の朝陽が昇るまでには Ah  またいつもの 呑気に笑って暮らしている 僕に戻るからさ 〈演奏動画〉 頑張りすぎるだけでは、倒れてしまう。 時には、弱音を吐いてもいいんだよ。 長いトンネルのような毎日を進む人へ届け。

          【歌詞】弱音