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【歌詞】桜の樹の下で

晩秋の黄昏に身を横たえ
他愛のない話を繰り返しては
時が過ぎることにさえ気付かず
夜空に一番星を探した

最近では随分とあなたのいない
生活とも相性が良くなったわ
でもね あの季節が訪れる度
こうしてあなたを思い出すのよ

葉々も散った桜の樹の下で愛を誓い合った
でも春が来て桜咲く頃 旅立ったあなたのこと

五年後も十年後もずっとこうして二人
歩いていけるよね 心から微笑んで
ひらひらと舞いだした粉雪に包まれ
そっと肩寄せ合い温め合いながら
交わした約束 今でも覚えている

あなたが旅立ってからしばらくは
喜びも悲しみもそして愛も
何もかもが意味もなく思えて
当てもなく毎日を過ごしていた

だけどあなたを想えば想う程 優しいその笑顔が
幸せだった日々の記憶が胸に溢れていく

重ねた手と手を伝わる温もり
誰かを愛して愛される歓び
一人では絶対に見つけられなかった
幸せを私に教えてくれたのは
嘘偽りなくあなたよ 忘れないわ

あの時にはもう戻れないのね もしも叶うのなら
あなたに会いたい もう一度触れたい 強く抱きしめてほしい

五年後を十年後をあなたのいない未来を
歩いていくからね 心から微笑んで
この青い空の向こう ずっと遠い場所から
私のこといつも見守っていてね
眩しい日差しと暖かい風を受け
満開に咲き誇る桜の樹の下で
明日に向かって一歩を踏み出すわ
今を生きていくわ

▼演奏動画
https://youtu.be/lX4o3zFOOfc

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