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生きていくためのコンパスたち

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「人生とは」「生きるとは」 分からないことだらけの命題に少々の光を。
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#うつ

”挫折”を知らない君へ

週末に友人と興味深い議論をしました。 ずばり、”挫折”について。 私は高校では不登校、社会人では休職など大なり小なり”挫折”と呼べる経験をしていて、そのたびに周りの人に「どっこいしょ」と起こしてもらっています。挫折を通じて、自分の弱さや周囲の愛を知り、身のほどを知ることや、背伸びするタイミング、自分のキャパシティなど多くのことを学び得ました。だから、私は挫折が人生を豊かにするのだろうと信じて疑っていません。 一方、件の友人は「挫折をしたことがない」という悩みを持っているそ

「元気?」って聞かれた時、一瞬つまる

だいたい「何とかやってます」とか「ボチボチですね」という返事になります。腹の底から「元気です!」とは言えない。そんな日々です。 いや、元気なんですよ、心身ともに。自覚としては。 ただ、対人関係など外に向かって、無条件に「元気です!」と言ってしまえるほどそうじゃないというか。 これはたぶん、 ・元気と言い切れる自信がない ・保身 が主な要因だと思います。 元気と言い切れる自信がないというのは、ある種当たり前で、だってまだ薬を飲んでいるのですもの。 服薬も通院もせずによくな

みんなで支えるから

私の妹は適応障害で休職中です。 原因は人間関係と、合わない仕事。 仕事以外のことは元気に話しますが、仕事のこととなると急激に落ち込み、うつ状態になってしまいます。 私も似たような状態だったのですが、妹は私より気分の波が激しい様子。 家族からは仕事の話をしないのですが、「傷病手当金申請書」や「診断書」の提出に関しては話さざるを得ない。 実は、当初の診断が3か月の休職ということで、その期限が迫っているのです... これ、苦しいところですが本人が動かないと上から降ってくるものでは

下を向いてもいいから、生きて。

本記事には繊細な内容を含みます。 人によっては不快な表現もあるかもしれません。 細心の注意を払いますが、至らぬ点がありましたらご指摘ください。 心がつらい時、支えが欲しい時、助けが必要な時は、下記ホットラインをご活用ください。 本題に入らせていただきます。 悲しいニュースがありました。 記事内で触れられているのは、まだ年端もいかぬ子どもたち。 特に小学生の不登校児童の数が前年比18%増と顕著です。 コロナ禍によって学校生活が一変してし

私の居場所

抑うつ状態で休職中だったころ、私は他者とのかかわりを最小限にしていました。それは、どん底にいる自分と他者とを、どうしても比較してしまい落ち込むことが分かっていたから。自分がうまくいっているときの何倍もの負の感情を、他者に向けてしまうのを恐れたからです。 学生時代の友人や職場で良くしてくれた親しい人たちほど、なおさらです。 丸3か月、LINEの通知を消し、外出をせず、世間のニュースに耳をふさぎ、ネットも天気予報を見るくらいの最小限の利用でした。この間はもっぱら我を忘れてゲーム

休職は自分の人生を歩いている証

こんにちは! 20記事目を書いて、ブログが楽しくなってきた「さきしま」です。 (記念すべき20記事目は気合い入ってます!) 今日は「休職は自分の人生を歩いている証」という内容でお話しできればと思います。 休職をしている方、考えている方が初めてこれを聞いた時、 「????」 「休職が自分の人生を歩いている?」 「どういうこと?私はこんなに苦しんでいるのに?」 と思ってしまう方もいるかもしれません。 大丈夫です。順を追って話します。笑 なのでちょっとだけ時間をください。 こ

未来に期待する

抑うつ状態で病んでた頃からは考えられない。 この私が、将来のために色んな情報を集めています。結婚、子育て、お金、キャリア。全て「未来」の象限の話です。 意識的に外部の情報を一切絶っていた1年前とは大違いで、自分でも不思議に感じます。 「人の回復力は、尋常じゃない。」 そう思います。 それもこれも、全ては「期待」から来ていることは明白です。あれだけ仕事や将来に絶望し、もはやこれまでだなんて思っていた自分が、たった1年でここまで来ることができました。 これは全て、支えてくれ

人生がわかるのは、逆境の時よ。

「逆境」。 迫り来る、乗り越えるべきネガティブな物事を、可能な限りカッコつけた表現。乗り越えられること、立ち向かえることが響きの前提にあるような、力強さを感じる言葉。 人生がわかるのは、逆境の時よ。 Life know is, when the adversity. そう言ったのは、「時代と闘った女」ココ・シャネル。彼女のつくりあげたファッションブランドを知らない人はいないでしょう。ですが、彼女の人生は逆境に満ちていました。 女性の社会進出への挑戦、共同経営者の裏切り、ナ

他力本願でいい気がする

書いた内容や単語をAIが診断して気分の波を可視化してくれる「muute」という日記アプリ。 このアプリによると、最近の私は気分が上向いていて、健やかに過ごせているそうです。 自分の体調くらい自分で把握せえって言われそうですが、 実感としても、休み明けにもかかわらずある程度前向きに過ごせています。 以前の自分、つまり抑うつ状態で休職した時と今の自分とでは何が違うのか。 それは、ズバリ「無理しなくなった」ことです。 以前の自分は多くの仕事を安請け負いして(業務に比して人が足り

"できるかどうか"に心を奪われて、"すべきかどうか"は考えなかった

最近よく晴れていますね。 とても暑い。 そんな陽気に踊らされたのか、 ここ数日は無理をしていたのかな、と思います。 精神が安定してからにすればいいのに、 資格の勉強を始めたり、 あまり余裕はないのに、 無理して仕事を請け負ったり。 「半年間休職した分を、取り戻そう」 なんて思っていたのではあるまいか。 ちょっぴり自分を叱っています。 自分ならできる、これくらい克服できる! と鞭打つことに必死で、 本当はそうすべきではない時期だということを失念していた。 "できるかどう

肩肘を張るな。世界は広い。

休職前の私は、とにかく視野が狭い男でした。 周囲からの、そして自分への期待に応えようと、 私なりに慣れない中、必死に頑張っていました。 その結末は、抑うつ状態で休職という、 言ってしまえば元も子もないものになりましたが、 色んな人から"無理をするなよ"と忠告を受けていたと、今となっては思います。 私が最も好いていた会社の人から頂いたのが、 表題の言葉。 その人から見ると、私の肩は張り詰めていたのかな。 とにかくその人は、私をランチに連れ出して、 優しい言葉をかけてくれました

"もう無理"な時の3つの心構え

不登校、留学、就職、休職、異動。 私にはいろんな転機がありました。ネガティブなものも多くありました。その時々で程度は違えど、心を病んだり過剰に緊張したり、バランスを保てずに崩れた時もあります。 そんな時はいつも、周囲が優しく見守ってくれましたので、今も私は元気に生きられています。このように、周囲に頼るということは極めて大切です。 しかし、最終的に自分の心を守れるのは、自分しかいません。 今日は、「もう無理だ」となってしまった時、どのような心持ちで臨めばいいのか、3つのポ

笑うために僕らは泣いた

また一週間が終わった。 お疲れ様、の金曜日。 今夜は菅田将暉の「ロングホープ・フィリア」の一節で自分をねぎらう。 作詞作曲は私の大好きなamazarashiこと秋田ひろむさん。 遍く旅路に光あれ 強さや弱さでは語れないぜ 立ち向かうその一歩ずつが 君の勇敢さの勝利だった 叫ぶ為に息を吸うように 高く飛ぶ為に助走があって 笑う為に僕らは泣いた それを敗北とは言わない ロングホープ・フィリア ずいぶんと泣いたものだ。休職前夜の暗黒期。 それがあるから、今がある。 という境地に

173日前のあなたへ

やっぱりnoteには素敵な出会いがたくさんある。 今日も、共感オブザイヤーとでもいうべきクリエイターさんの文章と出会った。できるならスキボタン連打したいくらい。 私が休職を開始したのが2020年9月25日なので、この方はその1週間ほど前の出来事をつづられている。 実家から一人暮らしの家に戻ってきたとき、そこにあったのは休職前の自分からの手紙で...という話。 とてもとても共感したので誠に勝手ながら引用させていただいた。 この話にインスパイアされて、私がnoteとは別につけ