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生きていくためのコンパスたち

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「人生とは」「生きるとは」 分からないことだらけの命題に少々の光を。
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#生き方

”挫折”を知らない君へ

週末に友人と興味深い議論をしました。 ずばり、”挫折”について。 私は高校では不登校、社会人では休職など大なり小なり”挫折”と呼べる経験をしていて、そのたびに周りの人に「どっこいしょ」と起こしてもらっています。挫折を通じて、自分の弱さや周囲の愛を知り、身のほどを知ることや、背伸びするタイミング、自分のキャパシティなど多くのことを学び得ました。だから、私は挫折が人生を豊かにするのだろうと信じて疑っていません。 一方、件の友人は「挫折をしたことがない」という悩みを持っているそ

立ち止まって, 色を纏う

おはようございます。  atom.です。 以前に、こんな記事を書きましたが、 実際に授業で行っていた、 自分の色を探す方法を 具体的に記述していきます。 ちゃんと取り組むと 1時間ほどかかるのですが、 あまりに多くの選択肢があって、 考える暇もない忙しい日々の中で そんな時間があっても良いと思い、 今回の内容を決めました。 走り続けることに疲れた貴方に 新しい選択肢を1つ提供できていれば幸いです。 BGM紹介ロザリーナ 『何になりたくて、』 はじめに 大学生

”偶然"を大切に。

なんだか、個人的にとても腑に落ちるお話を聴いてきました。 昨日、弊社の社員教育の一環で、「キャリアデザイン」に関する研修を受けてきました。 社会人になってからというもの、冷静に自分の「キャリア」を省みたことがなかったので、いい機会だと思って参加しました。 内容を簡単にまとめますと、 「キャリアとは経験を通じて能力を蓄積していく過程であり、 キャリアデザインとは明確な将来像ではなくその過程を考えること」 となります。 小難しいですが、要は結果ではなく過程だよね、ということ。

「成長」という宗教

「成長」について興味深い記事を見つけました。 詳しくは記事を参照していただきたいですが、こちらの言葉に要約されているんじゃないかな、と思い引用いたします。 記事から受ける印象や感想は人それぞれだと思いますので、あくまで私の話をさせていただきます。 「成長したい!」 そう強く思っていたのは休職して3ヶ月ほど経った頃。休職しているとはいえ入社3年目になろうかという時期で、同期の活躍が眩しく映るそんな日々でした。 「みんな、頑張ってるんやから自分も」という複雑な気持ちを単純化

「あ、今つまんない人生送ってるな」みたいな感覚

ふと、そういう感覚になる時がある。 何がつまらなくさせているのかはあまり心当たりがないけれど、自分の中の「おもしろい人生」と比較した時に、そう感じるのだと思う。 自分自身の人生の過去・現在との比較ならまだしも、たいていは他人の人生との比較になってしまっている。 他人の人生と言っても、特定の一人というわけではなく、漠然とした「〇〇している/できる人生」といったイメージに過ぎない。 この1年間そう思う機会が、どういうわけか増えた。 周りの環境の変化が大きな要因だろうけど

何を成すかではなく、どう生きるか

「何を成したか」ではなく、 「どう生きたか」が重要なんだよ。 何か、大昔に観た海外のドラマか映画だと思うんですが(LOSTかな...?)、声優の麦人さんの渋い吹き替えで聴いてからというもの、妙に頭に残っているセリフです。 もし誰か作品名をご存じでしたらご教示ください。 (手がかりが少ないですが...笑) さて、私は無意識に「何者かになりたい」「何かを成し遂げたい」と思っている...んだと自分では思っています。 それは、「何のために生まれてきたのか」という人生を通じた問いへ

明日、何が出来るかな

 おはようございます!  「賢いのに勉強以外バカ」とよく言われるのですが、褒められているのか・けなされているのか分からず、 とりあえず「ありがとう」と返す atom (多分バカ)です。  さて、今回のサブタイトルは ワクワクしながら学ぶ 珍しくテンションが高いので、数か月前に父と話したことを明るくまとめてみたいと思います。 曲紹介「青空」/ THE BLUE HEARTS 父の影響で聴き始めた歌の一つです。 心に響く歌ってこういうことなんだと、幼いながらに感じ

人生はマラソンなのか

「人生に失敗がないと、人生を失敗する。」 斎藤茂太(精神科医、随筆家) 「人生は短距離走やない。マラソンや!」 という人がいます。 力んで全速力で走るのではなく、自分のペースで走っていこうよ、という意味だと思います。 でも、本当でしょうか? 果たして人生は「走り抜けるもの」なのでしょうか。 確かに、人生は短距離か長距離かといったら長距離なんだと思います。 でも、人によっては短距離走を休憩をはさみながら繰り返している人もいるだろうし、走らず歩く人も中にはいます。 人生は必ず

苦手なこと頑張りすぎると、得意なこともできなくなるよ

「苦手なことをやるための一生じゃない。」 Twitterでトレンド入りしていた、 競馬のG1・安田記念の新聞広告。 いいコピーだな、と思いました。 お馬さんそれぞれに得意な距離があるのと同様、 人にもそれぞれ得手不得手がありますよね。 苦手なことに時間を使うのではなく、 得意なことに時間を使う。 得意な分野で勝負する。 それが人生を豊かにする一つの考え方なのかもしれませんね。 時間は有限だし心は繊細なのですから。 「苦手なこと頑張りすぎると、 得意なこともできなくなる

"もう無理"な時の3つの心構え

不登校、留学、就職、休職、異動。 私にはいろんな転機がありました。ネガティブなものも多くありました。その時々で程度は違えど、心を病んだり過剰に緊張したり、バランスを保てずに崩れた時もあります。 そんな時はいつも、周囲が優しく見守ってくれましたので、今も私は元気に生きられています。このように、周囲に頼るということは極めて大切です。 しかし、最終的に自分の心を守れるのは、自分しかいません。 今日は、「もう無理だ」となってしまった時、どのような心持ちで臨めばいいのか、3つのポ

やりたいことが見つからない人へ

こんにちは。アイスです( ᵕ̈ )★ 自分が本当にやりたいことって なんだろう…。 私もそれがわからなくて いろんな本を読み、自己分析しました。 その中で特にやってよかったこと。 ↓↓↓ 🟣やりたくないことリストを作る やりたいことは見つけられないのに やりたくないことは思いつくんですよね…🤔 因みに私の場合は ・時間を拘束されたくない ・毎朝早く起きたくない ・無理に人付き合いしたくない ・お金のためでも興味無いことはやりたくない これらをやらないために 生

2人の自分と、幸せの4因子

私の中には自分が2人いる。 「俯瞰的な自分」と「主体的な自分」。 何かを選択するとき、何かを決断する時、 2人は私を差し置いて、激しく主張をぶつけ合う。 「俯瞰的な自分」は、いつも慎重。 その道を進めば何が起こるか、経験から予測できる。 一方の「主体的な自分」は、 「やりたい」「かなえたい」を前面に出す本能型。 アクセルを踏みたがる「主体的な自分」を、 「俯瞰的な自分」がなだめる。 私自身はその葛藤にもまれながら、 いつもだいたい慎重論に身を傾ける。 言い方を変えると、自分

どちらもきっと、皮肉なほどに、互いを羨む人生なんだろう。

「毎日が同じことの繰り返しでつまらない」。そんなセリフを耳にする度に「うそだ」と思う。 毎日同じことを繰り返せる。今日と同じ明日がやってくると信じられる。それがどれだけ幸福なことか、きっとそのセリフを口にする人は、知らないのでしょう。 私はレールの上を歩けたことなんてありません。用意されたことも、見つけられたこともありません。だから、その感覚が少し、うらやましい。 毎日が不確かで不安定な私にとって、「毎日が同じことの繰り返しでつまらない」なんてセリフは、胃もたれしそうな

「やりたいこと」と「できること」

学生時代から超優秀で、今では会計士としてエリート街道まっしぐら。何故私などの友人をつとめてくれているか分からないハイスペックボーイがいる。 結構前になるが、彼とお酒を飲んだ時、印象的なことを言っていた。 というか私から以下の話題を振って、以下のように返ってきた。 私「あなたはなぜそんなに優秀なんですか?」 (謎の敬語、彼のことは普段先生と呼んでいる。同い年です。) 先生「優秀じゃないよ。ただ、俺の場合は”やりたいこと”じゃなくて、自分に”できること”を軸にして生きてるだけ