2人の自分と、幸せの4因子
私の中には自分が2人いる。
「俯瞰的な自分」と「主体的な自分」。
何かを選択するとき、何かを決断する時、
2人は私を差し置いて、激しく主張をぶつけ合う。
「俯瞰的な自分」は、いつも慎重。
その道を進めば何が起こるか、経験から予測できる。
一方の「主体的な自分」は、
「やりたい」「かなえたい」を前面に出す本能型。
アクセルを踏みたがる「主体的な自分」を、
「俯瞰的な自分」がなだめる。
私自身はその葛藤にもまれながら、
いつもだいたい慎重論に身を傾ける。
言い方を変えると、自分の「やりたい」を抑える。
もう少し主体的に生きたいとは思うのだが...
さて、この「俯瞰的な自分」と「主体的な自分」。
どちらが欠けてもいけない存在である。
物事を俯瞰できなければ全体が見えないし、
主体性がなくなれば周りに流され続けることになる。
だからこそ、このバランスが重要だ。
私個人としては、
「俯瞰」:「主体」=2:8
くらいが黄金比ではないかと思う。
と同時に、そこを目指したいな、とも思う。
ところで、専門家によれば、
幸せになるためには4つの因子が必要だそうだ。
1つ目が、「自己実現と成長」の因子。夢や目標ややりがいをもち、それらを実現しようと成長していくことが幸せをもたらします。
2つ目が「つながりと感謝」の因子で、人を喜ばせること、愛情に満ちた関係、親切な行為などが幸せを呼びます。
3つ目は、「前向きと楽観」の因子。自己肯定感が高く、いつも楽しく笑顔でいられることは、やはり幸せなのです。
4つ目に、「独立とマイペース」という因子があります。他人と比較せずに自分らしくやっていける人は、そうでない人よりも幸福です。
https://www.recruit-ms.co.jp/research/2030/opinion/detail29.html
この4因子を満たすためにも、
やはり「俯瞰的な自分」と「主体的な自分」が重要になってくると思う。
「自己実現と成長」、「前向きと楽観」は主体性が、
「つながりと感謝」、「独立とマイペース」は俯瞰視点が、
それぞれ必要になるからだ。
自己で目標を持つことは主体的でないといけないし、
かといって周囲とのつながりを創り上げるには俯瞰視点も要る。
それぞれのバランスをうまくとることで、
幸せで満ち足りた人生に近付くことができそうだ。
自分の内面をうまくコントロールして、
アクセルを踏むときは踏む、ブレーキをかけるときはかける。
この基礎中の基礎こそが、
人生においても重要なのかもしれない。
それが難しいんだけどね...
私もまだまだ下手な舵取りである。
2人の自分と幸せの4因子、
そして「俯瞰」:「主体」=2:8の黄金比
を意識しながら、
よちよちと生きていこうと思う。