【要約/ビジネス書】超一流の雑談力「超・実践編」【安田正/文響社】
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題名で分かるように、雑談について28のポイントが示されています。
実践する理由と原因、解決策とトレーニング方法について、簡単・簡潔にまとめられていますので、自身の業務に少しでも「他者との交流が必要」という方は必読です。
私も常に、本業で雑談の有効性と必要性を感じています。
本作の読了後には自分の雑談内容を振り返り、今までのように振る舞い&伸ばしていく部分と、改善の必要がある&新規に採用する部分があると理解出来ましたし、理解し易いように論理的にまとめられている一冊です。
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本作において、私が納得した内容を少々記述しますと、
第一章 引き寄せる話し方/良い空気を生み出す8つのトークスキル
◎「会話がかみ合わない」ときは
雑談では、話の内容よりも先にまずはテンポを合わせること
⇒ 雑談が上手くいくための内容については、相手の性質などに合わせた、ある程度のテンプレートが存在しています。
しかし、雑談内容が同じだったとしても、相手方のテンポにあっていないと結果は全く違うものになってしまうことを、私も経験していました。
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第二章 心をわしづかみにする聞き方/人との“違い”が出る質問とリアクション
◎「ワンランク上の聞き方」
「見どころがある」と思わせる聞き方のコツは、キーワードの拾い方。
⇒ 相手方との雑談が成功するときは、相手方の望む相槌を打つ(反応を返す)ことが上手くいった場合です。
そのためには、相手の望む言葉を見つけるためのキーワードの拾い方が重要です。
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第三章 困難な場面に対応する/魅力と説得力を増す上級テクニック9選
◎相手の言っていることがとんちんかんだ!
考え直して欲しいときのフレーズ「ふと思いついてしまったのですが…」
⇒ 顧問先の方などと雑談をすると、(法律に詳しくないので当たり前ですが)法律に違反することなどを主張してくることも多々あります。
しかし、それを「法律違反なので無理です!」というように、バッサリ・あっさりと切り捨ててしまうことは、話し方としては楽ですがその後の関係性を考えると望ましくありません。
その際に利用出来る内容だと思います。
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第四章 変幻自在の雑談/相手と状況によって会話を自在に操る
◎人にはそれぞれ、「好きな雑談のやり方」がある。
⇒「5つのタイプの傾向と言動の好き嫌い」という題名でまとめられている表の内容に、大変納得しました。
5つのタイプに、私の現在の顧問先の担当者を当てはめると大部分がぴったりでした。
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上記は、本作において、私が大きく納得・共感し、間違い無く有効で有用な雑談に役立てることが出来る内容について、各章一つずつ抜き出しましたが、これ以外にも全部で28もの多くの提案・解決策・トレーニング内容等が記述されています。
ですので、私には刺さらなく当記事では省略した内容でも、他の方には多くの箇所が刺さる内容になっていると思います。
買うためのお金&読むための時間を損させない、買う価値のある本だと言えます。
これからもビジネス本はジャケ買いでいこうと思います。
活字に慣れていない方は、マンガでも良いと思います。
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読了する冊数は小説よりもかなり少ないですが、これからは興味のあるビジネス本についても、読了し不定期でレビューを書いていきたいと思います。
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