見出し画像

【私の仕事】本人でない者からの退職の報告【人事労務関連業務】


「新入社員の親から、子どもが退職する旨の連絡がきた。これは有効なのか」


というニュースを読みました。

ーーー

これは実際に、私も体験したことがある事例です。
(新入社員ではありませんでしたが…)

その時は、ある程度常識というか・会社にも理解がある親御さんだったので、親御さんはアポイントを取って来社し、「こういう理由で、息子が退社を望んでいます。申し訳ございません」という話しと共に、退職届を持ってきた。という形でした。

当たり前のことですが、会社を退職するためには、本人自身が「退職の意思表示」を会社側に行なうことが必要です。

ですので、上記のように、親と本人が話し合ってそれを基に親が行動しているのが分かっている場合でも、念のために本人への最終確認(会社に提出してある、本人と繋がる電話番号やメアドなどへの確認)は必要です。

そこでも連絡がつかない・親が対応しているということでしたら、基本的に退職の流れにするしかないと思います。

少し面倒に感じるかもしれませんが、上記のように順序立てて対応しておけば、後日もしも本人から「本当は退職する気が無かった!」などという申し出があった場合にも、労基署などの官公庁に対してきっちりと客観的に証明出来ますので安心感があります。

この仕事をしていますと、

会社への入社時の態度に比較して、退職時の態度があまりにもよろしくない方が増えている

と感じます。

退職するのですから、大なり小なり会社への不満がありそのことで会社への態度が悪くなる、と言うことももちろん分かります。

会社が退職者について情報を広めるのは当然禁止ですが、同僚や関係者から広まることは多々あります。

どこから(根も葉もない)噂が広がるか分かりません。

飛ぶ鳥跡を濁さず

ということわざがありますが、これは社会人生活において多く当てはまります。

退職方法については、きちんと最低限の礼儀を持って行って欲しいというのが、私の願いですし、それがきっと退職者の将来にプラスに繋がります。

ーーー

私の世代からすると、「何で自分の(退職の)ことなのに、他人が関係してくるんだ」と思ってしまうのですが、退職代行サービスなどというものもありますし、会社側としても様々なシチュエーションに対応出来る体制を作っておかなくてはいけません。

そういった体制作りがしっかりしている会社は、在籍している・残っている従業員にそのことが伝わりますので、結果的により良い会社運営が出来ることは間違いないです。



☆他の人事労務関連記事☆


今回の画像は【シニアの達人🎉】さんからお借りしました。ありがとうございます。

この記事が参加している募集

読んだ方に、何かしらのプラスを届けることをいつも考えています。少しでも「読んで良かった」と思われる記事を書きます!