【私の仕事】外国人留学生の雇用【人手不足解消/労務管理】
私が担当している会社さんの行っている業種は多様ですが、今回は、「外国人留学生のアルバイト雇用」について書きたいと思います。
ーーー
今回の依頼は、仙台の繁華街・国分町に店を構える飲食業のお客さんからのものです。
地方の政令都市であり、東北各地から人が集まる都市・仙台市とはいえ、全国の他の都市と同じように、基本的な人手不足状態は変わりません。
この会社さんも、「専門学校とのつながりを強化し、卒業生を雇用」したり、「倒産した同業他社さんからの再雇用」を強化したりなど、多くの取組みをしていますが、抜本的な解決には至っていません。
そして今回は、日本語学校に留学してきた外国人の方を雇用する。
ということで、私に仕組み作りを依頼してきました。
ー
外国人留学生を雇用する。
と書くと、少しハードルが高いのではないか?
と考える会社さんが多いことは事実です。
しかし、実際には、
① 対象の外国人留学生が、アルバイトをして良いか(アルバイト許可を受けているか)を確認する。
⇒ パスポートの許可証印又は「資格外活動許可書」が交付されていますので、それを確認してください
② 書類の作成や官公庁への手続きをする。
⇒ 労働条件通知書の作成と周知、ハローワークへの手続きを取る。
※ ハローワークへは、通常のように「雇用保険被保険者資格取得&喪失届」を、外国人の方の場合に必要なところを記入したうえで提出する必要があります。
臨時的な雇用など、雇用保険加入要件に当てはまらない場合には、「外国人雇用状況届出書」を提出する必要があります。
ちなみに届出を怠ったり、虚偽の届出を行った場合には、30万円以下の罰金の対象となります。
③ 対象者が職場に馴染むために、研修や慣習を学ぶためのサポートを行う。
⇒ 難易度の低い日本語を使ったり、相手の慣習に合わせたコミュニケーションの取り方をすることを気をつけましょう。
ー
また、留学生がアルバイトをする場合、風俗営業(性風俗に関する職種/
キャバクラ、ホストクラブなど接待飲食に関する職種/スナックやバーなど低照度の飲食店/パチンコ店、雀荘、ゲームセンターなど、遊技関連の職種)に関連する職種に就くことは出来ません。
など、雇用する側にも多少気を付けることはありますが、上記の①~③は、一般のアルバイトを雇用する場合とほぼ同じですので、基本的には、多くの業種の会社さん・会社規模に関係なく雇用することが出来ますので、チャンスがあれば、加入手続きを進めて何の問題もありません。
ーーー
しかし、外国人留学生の雇用をする場合に、とにかく気をつけなくてはいけないことは、
週28時間以内ルール
です。
これは、外国人留学生がアルバイトをする際の労働時間は、法律で週28時間以内と定められている、ということです。
このルールを、当事者たちはあまり重要視していないからか、(今回の会社さんではありませんが、)ある飲食店の外国人留学生のアルバイトさんが、
「私、いっぱい働いてますよ~笑」
なんてことを店頭で大声で言っているのを聞くと、他人事ながら、「大丈夫なのかな」と心配してしまいます笑
ー
ですので、アルバイトをするにあたり、上記ルールを外国人留学生の方々に啓蒙するためのツールが何かないか、本職である仙台の入管の方に質問してみたのですが、
資格外活動許可書を取得する際に説明しているので、独立したツールは無い。
という話でした。
ただ、入管のホームページ上にある「28時間ルールを守らないと、強制送還の可能性もある」というページを翻訳したものを使うのはどうでしょう?
というアドバイスがあり、これを参考にしました。
宮城県の「外国人の雇用」に関してのスタンスは、数年前と比較すると、かなりルールに厳密になってきているのですが、各担当部署においては、問題解決のためのアドバイスをきっちりしてくれる担当者さんが多いのがありがたいです。
ーーー
人手不足問題は、恐らく、これから数十年は解決されない問題です。
そして、都会の大企業だけでなく、地方の中小企業も外国人を雇用するということが一般的になる時代がやってきます。(既にやってきています)
ですので、業務やサービス内容だけでなく、会社運営(人事労務管理)についても、時代に合わせて変化させなくてはいけません。
外国人雇用もそのうちの一つですので、自社の必要性に応じて進める必要があります。
☆他の人事労務関連記事☆