身体に呼吸をまかせて楽になる
前回のnoteにも書きましたが何をやっても息が苦しいときがありました。
座っていても、動いていても、寝ていてもなんだか浅くて苦しい。よく溜息をついてしまう。
息が苦しいのはどういう状態か
人は不調の時は身体がパンパンになっています。息がうまくはけず限界まで膨らんだゴムボールのような感じです。張りつめているので常に緊張して痛みはあるしメンタルもイライラ不安になりやすかったりしました。
人にはちょうどいい身体の中の空気圧があります。
どのくらいかは自分の頭で決めるのではなく、身体に任せていくとちょうどいい圧に落ち着きます。
息を身体にまかせるには
「でも特になにもしないで息を身体にまかせていると苦しいんだけど」と思う方も多いと思います。
それは気が付かないうちに身体の邪魔をする、余計なことをやってしまっています。
なので、まずはじめのステップは、邪魔をしたり余計なことをしている自分に気が付くことです。そしてそれをやめていく。
邪魔や余計なことは、生活スタイルの癖であったり(例えば頬杖をつくや片足重心になる、必要以上の力でキーボードをたたくなど)心の反応が身体にでたり(肩を詰める、嫌なことがあると息を止めて耐えるなど)です。
それに気が付くにはいったん身体に任せる楽に呼吸を体験することが近道です。
楽な呼吸を自分にインプットする
身体に任せた楽な呼吸を体験するには、身体の動きを使います。
息の出入りの起きやすい簡単な動きを繰り返すことで身体に合わせた息ができるようになってきます。
また、その時に大事なのが自分の動きと息の出入りを観察し続けることです。
こうしよう!と息をコントロールするのではなく、ただ観察し続け身体から意識を外さないこと。
この「ありのままに観察する」は仏教がとても大切にしているポイントです。
そうすることで身体に起こっていることを察知する能力があがり、普段の生活で自分にどんな癖があるのか気が付きやすくなります。
また、ずっと観察に集中すると心がとても落ち着いてきます。心がざわついていると、精神的に緊張したり嫌なことがあると大きく反応して息を止めたり、肩をギュッとしたり、胃が力んだりしやすくなります。
心が落ち着くとそういう波も小さくなり、身体の緊張が抜け息が楽になるとさらに心も落ち着く、という好循環がうまれます。
お寺で行う呼吸のワークはこの息の出入りが起きやすい簡単な身体の動きを使って、自分に楽な状態を染み込ませていきます。
世の中にあるメソッドはコントロールして楽になるという視点が多いので、このアプローチを知ると本当に楽になります。
5月・6月クラス
<開催日時>5/27(月)10:00~11:40
6/15(土)10:00~11:40
<場所>法蔵院
千代田線根津駅、千駄木駅より徒歩7分、
山手線日暮里駅より徒歩10分 詳細はPeatix
<費用>4000円(当日現金支払)
お申込み、詳細は
・https://terakokyu.peatix.com/または・saori.jin2012@gmail.comまでご連絡ください。
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