見出し画像

物心ついた時からダイエット。でももう、体重は諦めた。



BMIは常に肥満寄りのギリギリ標準。


これが、私が
長年連れ添ってきた私の身体。



「ギリギリ標準なら、
健康的でいいじゃないか。」と
思われるかもしれない。


それはそう、それは私も認める。


服をうまく着れば,
ぷよぷよしてないように
見える時もあるかもしれない。


だけど私は、

体型を気にせず、
着たい服を素敵に着てみたいと思う。
そういうタイプの女子だった。



小学校4年生くらいから
自分が、人より分厚い自覚をし始め
腹筋をしたり、
スクワットをしたり、
ご飯を食べるときは
腹八分目を意識したりした。


そうやって意識してやっと、

私はBMIギリギリ標準で
生きていける。


中学生になっても
高校生になっても
大学生になっても
社会人になっても


毎日毎日
「食べ過ぎたらだめ。」
「運動しなきゃ」
「今日は特別、好きに食べていい日」と


自分が自分のために決めたルールを
守り、自分を戒めてきた。



小学生のときには、
シンプルに「デブ」と言われて
心を痛めたこともある。



だから、何年も何年も
体重を気にして生きてきて、
ほぼ毎日体重を測った。


私は常に、自分の体重を把握していたし
少しでも体重が増えていようなら
気になって、しょうがなくなって

食べるものの量を減らした。




そうやってギリギリ肥満じゃない
体型を維持してきた。



しかし

私は先月から
体重計に乗るのをやめた。


私は今、
あんなに気にしていた自分の体重が
わからない。



あえて、もうわからなくしたのだ。

放棄した。



ーーー



私は今年の夏、
本気の肉体改造を試みた。

今までは意識してキープするので精一杯。


今回はより意識を高めて
減量を目標として設定し、

低糖質、低脂質の食事を心がけ
毎日汗をかく運動を続けた。


参考にしたのはダイエットをテーマとしてる
有名インフルエンサーの動画。



その動画を隅々まで見て、
肉体改造のいろはを学んだ。




毎日有酸素と筋トレを組み合わせた
運動を続けていると、


今までできなかった
動きやトレーニングが、
筋肉がついてできるようになった。

お腹周りも少し、
シュッとしたように見える。



「これはやばいぞ。結果だせるぞ。」


今回に関しては
本気で取り組んだし、
本気で
肉体改造できる自信があった。



肉体改造を初めて1ヶ月。

体重はあまりかわらない。

「そうか。でも筋肉がついたのかな?」



2ヶ月が経ち、


私はまさかの、

過去最高体重を叩き出した。


え。


ここで私は心がポキっと折れた。



・実家に帰ったら
「痩せたね」って言われた。

・自分でも
身体が引き締まった感じがある。
つまめる肉が減った。


そうやって
自分を慰めようとするけど、
過去最高体重のインパクトには
どうしても勝てなかった。


毎日毎日体重を測るも
全然減らない。
むしろ太る。


「排卵誘発剤飲んだから?」
「生理前だから?」


ご飯の量は変わらないし
むしろ
太りにくいご飯にしてるはずなんだけど、、


2ヶ月本気で臨んだ
私の肉体改造計画は、
ここで幕を閉じた。


そして



「くそったれ。努力しても
全然報われないじゃないか!」



という悲しい事実だけが、
そこに残った。


ーーー



やるせない気持ちで
体重から目を背ける日々が始まった。


そんな日々が始まってから
少しして、私は思い出す。




「私、痩せたって言われたよね?」


「つまめる肉、減ったよね?」


「え、ほんとは痩せてたっこと?」


もうわからない。

私は何を信じていいのかわからなくなった。
体重ってなんなの。

筋肉・脂肪・水分
他になんかあるのか?


私は大人気なく不貞腐れた。




そしてもう、とりあえず


頑張っても結果が出ない体重ついては
数字を追い求めることをやめた。


私は結果が出ないと頑張れない。



体重は私を苦しめるから
自分のすっきり感とか
実家の両親の「痩せた。太った。」の
素直な感想を信じて生きていくことにする。


とにかく、私を苦しめるものからは
一旦距離を置くことにした。


ある人は、
「私の努力が、努力に値していなかった。」
というかもしれない。


だけど、私の中では1番頑張った。


それでも報われないのなら
もういい。



ありのままを受け入れる覚悟ができたよ。




いいなと思ったら応援しよう!