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私が献血しない理由

私は、今後一生献血をしないと決めています。

献血は助け合い精神の上に成り立っているものです。人が善意で、誰かのためにするもの。
それに対して、絶対献血しないと宣言するなんて、人間性に問題があるのでは?と思われるかもしれません。自分でも、不道徳で不適切な発言だと理解しています。私だって、献血をして誰かの役に立ちたかったです。

でも、どうしてもできないんです。
どうしても、許せない出来事があったんです。
私がこんなふうに考えるようになったのには理由があります。

それは、某赤十字病院の就職面接で、どうしようもないことをいじられ馬鹿にされたからです。

どうしようもないこと、それは、年齢です。
人はみんな年をとります。年をとることを止めることはできません。自分でどうにかできるものではありません。どうしようもありません。

病院の院長、看護師長、役員をはじめとした重鎮による面接の場で、私に対してこんな発言がありました。

「あなた、もういい年ですよね?」

そして、それを聞いた院長が声をあげて笑い出しました。続いて、他の面接官が笑い始めて最終的に全員に嘲るように笑われました。

面接官は、看護師長を除いて全員男性でした。

ああ、日赤病院って平気で人を馬鹿にする病院なんだ。私が女だからこんなことを言われたんだろうな。と辛い思いをしました。

このような程度の低い人間が属している組織に、私の大切な血液を提供することはできません
何に使われるか分かりません。

思い出しただけで気分が悪いです。

吐き気がします。

人間としての倫理観を疑います。

医療従事者ですよね?
命を預かる仕事をしている人間の言動とは思えませんでした。

一方で、献血いただいている方の60%以上は50歳未満の方々であり、この世代の方々が輸血医療を大きく支えています。しかし、若年層(10~30代)の献血者数は減少傾向にあります。日本の少子高齢化が今後ますます進んでいくと、将来の安定供給に支障をきたす恐れがあります。

日本赤十字社ホームページ


若者に対して、こんな仕打ちをしておいてこのいい草はないでしょう。

どうやら、血液が不足して困っている様子ですがその一因が自分たちの言動にあると十分に理解し、医療従事者としての自覚をお持ちになられることを願っています。

最後になりましたが、献血されている方を心から尊敬します。
当たり前にできることではないと思っています。




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