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人生で初めて『夢』を買ってみた話
タイトルをやたら誇張してみたけれど何てことない、先日初めて自腹で年末ジャンボを買ってみたという話だ。
宝くじの類は元々あまり興味がなかった。
中高生の頃、父がたまーに買うスクラッチを渡され、それを無心で削っていた。それくらい。
まあそうそう簡単に当たる訳もなく、せいぜい200円、つまり元値の一割が戻ってくる程度だったと記憶している。
大学生になって都会に出ようが社会人になろうが、今日の今日まで
20201128 横浜にて
ワインを片手に語らう二人の女。下品に笑うしゃがれた声が右耳から容赦なく流れ込んで、脳を劈く。
店選びを間違えた。狭いテーブルの上に並んだ料理達が、一瞬で色を失うような錯覚に陥った。
向かいの席に座る大学時代の親友は、何も言わずとも恐らく分かっている。勝手にちょっとだけ“同類”だと思っているから。
案の定彼女は眉を顰めてこちらに視線を送る。
声が……しんどいね、うん、しんどい。
言語化するのならば、