自分が決めた時刻に起きることで人生をコントロールしている感覚を得ることができる。
朝、布団がなかなか私を放してくれない季節が近づいてきました。こんにちは、いかがお過ごしでしょうか。
今日は朝の起床についてみていきたいと思います。
(なんだかうまくいってないな)というとき、私の場合は決まって朝の時間が乱れています。出社ギリギリの時刻にノソノソと起き上がり、ドタバタと準備をして、文字通り家を飛び出して、ある意味エクストリームに出社するのです。
これが“会社に自分の1日のスタートを規定されている状態”なのだと気づいたのは早起きを始めてからでした。
仕事の関係で出会ったあるビジネスパーソンの方が日々めちゃくちゃ生き生きと過ごしていることに気づいた私は、どこか真似できるところはないかと探してみたのです。いろいろとある中ですぐに真似できそうなのが朝のランニングでした。
ちょうど今くらいの季節に始めたので、あたりはまだ暗い中でのスタートです。顔に当たる空気の冷たさを感じながら走っていると(私の場合はランニングではなくジョギングですがw)、だんだんと日が昇ってまわりが明るくなってきたのです。これはなかなかに爽快でした。このために朝から走っていたのか!
帰ってからシャワーを浴びて、朝食を食べて、(そろそろ出掛けるかな)なんて思いながら2度目の扉を開ける。会社に行くためではなくて自分のために起床している、という事実がこんなにもすがすがしい気持ちにしてくれるなんて!
勤め人の場合、出社時刻は自分でコントロールできないことが多いと思いますが、起床時刻はコントロールが可能です。出社のためではなく自分のために起きるようにするだけで、自分の時間をコントロールしている、自分の時間はコントロールできるんだ、という実感を得ることができます。
この実感はめちゃくちゃすごいです。早起きは三文の徳、とはよくいったものです。朝は必ずやって来るので、毎日「自分の時間はコントロールできる」と実感できるのです。小さな積み重ねですが、このコントロール感が人生をコントロールしている感覚につながるように思います。
私の場合はいきなり走り出したわけではなくて、少しずつすることを増やしていきました(こういうのを最近は“Tiny Habits”というようです)。
☑ 朝、決めた時刻に起きる
☑ 決めた時刻に起きられるようになったら、ランニングシューズを履いて、ストレッチをする
☑ ストレッチができるようになったら、歩く
☑ 歩けるようなったら走り出す
☑ 走れるようになったら少しずつ距離を延ばす
ふざけてると思われるかもしれないのですが、なにか新しい行動を取り入れるときは少しずつ増やしていくと、うまくいきます。人による部分が大きいと思いますが、なかなか新しい習慣が身に付かなくて困っている人はぜひ試してみてください。がんばらないのがコツだし、コツコツと進めるのがコツです。
と、ここまで書いておいてあれなのですが、そのとき秋口に始めたジョギングは、翌年の夏の始まりに暑さで断念してしまい、それからまた寒くなっても復活することなくいまに至っています(おい!)。暑さが本当に苦手なのです。
それでも早起きの習慣はついたので、起きるには起きていたのですが、有意義に過ごすことができずにここまで来ていました。これじゃいかんなと思い立って、いろいろと始めたことにこのnoteもありました。そうして今また、朝の時間をしっかり有意義に過ごすためにどうしたらいいか、を考えています。行ったり来たりでも、少しずつでも、よくしていこうと思います。
こんなことを書いていたらまた走りたくなってきました。ジョギング再開しようかな。