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イタリアヴィーガン料理試食

みなさん、こんにちは!
本日はイタリア軒と一緒に取り組んでいるプロジェクトを紹介させていただきたいと思います!

最初のNoteの投稿で説明したように、イタリア軒は新潟市の中心部ににあるクラシックホテルですが、元々はイタリア人青年でコックだったピエトロ・ミオラが誕生させた日本初の西洋料理店でした。
ミオラ氏は、イタリア料理(あるいは、西洋料理)を新潟に導入することで、日本人の食生活を変えることができたそうです。僕も、ミオラ氏のように、食に興味があり、新たな食の提供を通じて日本人に対してポジティブな影響を与えたいと思います。その気持ちがきっかけになり、これから紹介するプロジェクトが誕生しました。

一年前から、ヴィーガン料理に対して大変興味が湧いてきて、それについて色々勉強しました。イタリアの大学院の卒業論文を書くときにも、ヴィーガン食をテーマにし、イタリアと日本の違いを探ることができました。その時から、ヴィーガン食に関して調べれば調べるほど、興味深くなり、日本でイタリア料理をヴィーガンにして提供すればいいなと思うようになりました。

料理中

ですが、ヴィーガンって何?

ヴィーガン食は何かを説明する為に、ベジタリアン食についても説明する必要があると思います。説明した上で、ヴィーガンとベジタリアン食の違いも理解できるはずです。

ベジタリアン食というのは、動物の肉などをレシピに利用しない料理のことです。ただ、動物由来の食品は利用されます。例えば、ベジタリアン料理の中には、お肉や魚は、絶対に入っていないのですが、チーズのような乳品、卵、蜂蜜などは使われている可能性があります。
一方、ヴィーガン食(ビーガン食といってもいいですし、最近プラントベースとも言われている)はベジタリアン食よりもう一歩を踏み、動物由来の食品も一切利用されない料理のことを指します。したがって、卵も蜂蜜も乳品なども一切利用されません。それにもかかわらず、とても美味しい料理を作ることができて、栄養のバランスも摂られます!

自宅で作ったヴィーガンケーキ

ヴィーガン食に対する偏見が多く、その中で最も強いのは栄養が足りないということです。動物由来の食品を食べないと、栄養が足りないに決まっていると思い込まれています。ですが、本当はそうでなく、よく企画されたヴィーガンダイエットに栄養のバランスが雑食ダイエットと同じくらい摂られます。例えば、牛乳と豆乳の栄養を比較すればすぐ分かると思いますが、本質的な違いがなさそうです(僕が比較したものだと、カルシウムの方が豆乳が多かったです)。強いて言えば、よく企画されたヴィーガンのダイエットの方が健康的でカロリーも少なめだと思われます。

なぜヴィーガン食に興味を持ったのか

ヴィーガン食が自由の食という感じがしました。というか、ヴィーガン食のおかげで、自炊するときに様々な新しい料理を実験で初めて作ってみて、食べたことのないレシピを多様に食べることができました。ヴィーガン料理に興味を持つ前、料理をするのが好きでなく、自炊も全くしませんでした。今になって、雑食の料理の味を再現する為、材料の新しい組み合わせをしたりすることが楽しいと思うようになりました。
また、ヴィーガン食は健康的だけでなく、動物も苦しませませんし、地球温暖化に対しても良い影響を与えますし、インクルーシブな料理でもあります。動物と環境問題については今度お話ししたいと思いますが、インクルージョンに関してはこれから簡潔に説明してみます。動物由来の食品が使われていませんので、すべての方のニーズに応えられると言えます。例えば、イタリア料理を外国人の友達に紹介したくて作っても、食物不耐症・アレルギー・宗教に関する理由が故に、食べてもらえなかったことがたくさんあります。したがって、僕が導入したいヴィーガン料理がこのような問題を解決し、代替食品の利用で、リスクやリミットなしで皆さんに食べていただく料理でございます!

自宅で作ったグリーンラザニア

最後に言わせていただきたいことが一つありますが、僕のプロジェクトで「ヴィーガン食という選択肢もあるよ!食べてみたらどうですか~?」ということを伝えようとしているだけです。というのも、ヴィーガンになる必要も全くなく、強制的なメッセージも含まれていませんので、ただ僕が魅力的だと思う料理を知っていただきたいだけで、それに対する偏見を少しずつ無くしていきたいと思っております!「ヴィーガン色も存在しているね」と考えていただければ嬉しいです!動物由来の食品が利用されなくとも美味しい料理ができ、品質の高い料理にもなれることが伝わってほしいなと思います!

イタリア軒での試食

子供の頃からずっと好きだった料理の一つはカルボナーラですね。子供だった時に野菜が全く好きでなく、親戚の家に訪れると、料理に困らないよう、「念の為カルボナーラを作ってあげようか」ということが結構あったらしいです。今はもう色々変わっており、親戚がまだ信じてくれませんが野菜が大好きになって、色々な料理を実験して食べることができます。ただし、変わっていないこともあり、カルボナーラへの愛の気持ちはその中の一つです(笑)。それが故に、イタリア軒のスタッフとヴィーガン料理に関するお話もしておりましたので、一回ヴィーガン料理の試食をしようということになり、この前、イタリア軒でヴィーガンカルボナーラの試作と試食をしました。

シェフ格好の準備

本物のカルボナーラは全くヴィーガンじゃない料理ですよね。なぜかというと、材料にはベーコンのような味に似ているグアンチャーレという豚の頬肉と卵とチーズが使われているためです。それなのに、イタリア軒の「マルコポーロレストラン」で僕が(シェフの格好をしながら)作ったカルボナーラにはその材料が全く入っていませんでした!僕にとって、カルボナーラの様なレシピをその材料を一切利用せずに作れることが魔法の様ですね!

料理中

出来上がった特に、カルボナーラをお皿に乗せて、イタリア軒のスタッフに試食していただきました。スタッフの意見がどんな感じかなと緊張していたんですが、いっぱい褒めていただきました。「ヴィーガンだと思わないくらい美味しい」とも、「レストランだったらまた注文するかも」とも言われましたので、結果は大満足でした!この試食を通じて、ヴィーガン料理の美味しさとそのポテンシャルを見せることができましたので、僕にとってこれは大勝ちでした。しかも、イタリア軒の料理長に握手していただき、ヴィーガンカルボナーラは美味しいだけでなく、とても良いアイデアだとも言われましたので、とっても嬉しかったです!

カルボナーラの出来上がった状態

今でも、こちらの投稿を書きながら、ヴィーガンカルボナーラの写真を見て、またお腹空きました!^^
皆さんはどう思いますか?この様な料理を食べてみたい気分ですか?ご意見をコメント欄で教えてください!

これからもヴィーガン料理についてお話ししていきたいと思います。ヴィーガン料理に関する情報などを皆さんと共有し、偏見をなくし、皆さんの疑問や好奇心に応えていきたいと思います!
それでは、alla prossima!

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