廃校

映画監督を目指しています。 なのに『地下富士と廃校』という演劇やったりする集団の主催もしています。

廃校

映画監督を目指しています。 なのに『地下富士と廃校』という演劇やったりする集団の主催もしています。

マガジン

  • オリジナル歌詞集

    歌詞を書くのに数年前からハマってまして、自己満で上げてます。 誰か作曲してください。

  • 言うとおりへ

    自伝的エッセイ。本編有料です、すみません。 24歳、男。 突如、人生を除き見せたい欲求が芽生え、満たすしかなくなってしまったため、ここに記します。 自虐しかり、自慢しかり、ただただ普通のことしかり。 あなたの暇つぶしに、少しでもなりますように。

最近の記事

  • 固定された記事

映画制作に至るまで

私の周りには物心ついた時から映画が溢れていました。いわゆる父の影響です。 仮面ライダーやウルトラマンには目もくれず、父の隣に座り、映画を観る日々を送っていました。 主に観ていたのは、ジャッキーチェンや洋画のアクションでした。もちろん、内容なんて理解してるはずもなく、人が闘ったり、車が爆発したり、ロケットランチャーをぶっ放したり。表面的なカッコイイに目が釘付けでした。 そんな日々を送る中、歳を重ね、次第に物語を理解するようになり、アクション以外にも手を出し始めました。そのきっ

    • 68. 花束

      急に雨が降ってきた 立てていた計画が崩れ去る 傘で上が見えないから 仕方なく跳ねる雫を見る マンホールの柄が少し可愛い 半年経つけど 初めて見た そんなことばっかりなのかもなと 人生に重ね ふと思った ※小さな小さな想いでも 心に届けば 大きな花 たった1輪の花だけど 僕らは寄り添える それが自慢 少し早くに目が覚めた 小走りじゃない朝が始まる 歩道橋 使ってみたりして 転落防止の柵で 景色は見えず 車の音だけが 空を泳ぐ ※小さな小さな存在でも あなたがいれば 僕

      • 映画制作について

        昨年から準備していた映画がやっと少しずつ動き始め、来年春に撮影することになりました。 死が身近に起こったことで、生をより強く感じながら生きていくことになった3組の家族のお話です。 学生の頃から僕の中に芽生え存在し続ける感情と、毎夜睡眠を奪われるほど思考し続ける想いを物語に託しました。 全ての方に届くよう書いた自信ある脚本です。 今作は内容も相まって企画段階から紆余曲折し、何度も何度も練り直しました。当初は身の丈に合った小規模、低予算で制作する予定でした。そんな中、素敵なキ

        • 67. ふと月の下で

          悪戯が好きなこの世界を 可笑しく楽しんでるあなたがいた 悪戯されすぎた僕自身は 楽しむもんかと反発した 暗闇に1つでも灯りがあれば そこは暗闇とは言えなくなる この世界は眩しすぎる それは言葉にしなくても分かることだ ※あなたと笑い合うのが夢になって あなたと笑い合うのが日々になって あなたと泣き合うことがたまにあって それでも 次の日また笑うんだ それを尽きるまで続けるのが 今の僕の夢になった それを聞いたあなたは 「簡単な夢ね」とまた笑った 悪戯が好きなあなたの仕草

        • 固定された記事

        映画制作に至るまで

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        • オリジナル歌詞集
          68本
        • 言うとおりへ
          3本

        記事

          66. 蝉も眠る夕方

          人の心をほぐしていく 少なくとも僕は 救われてる 誰かの元で笑っている 寂しいと少しの嫉妬 涼しんでもいいかな それならばおいでよ 膨大に見える余生は 意外と短いんです ※これからも どんな時でも 笑っていると 僕も嬉しい 悲しみから目を逸らすのは 理想主義なんかじゃなく 只の弱虫です 誰かの温度に合わさっていく それが心地良いと あなたは言う 僕でもいいか 尋ねてみる すると ぷぷっと笑っていた ※これからも どんな時でも あなたの持つ力が 場を明るくする もしも

          66. 蝉も眠る夕方

          65. 微妙に変わる景色と大いに変わる空

          何があろうとも 世界が滅亡に向かおうとも 隣にいた君が朽ちようとも 明日は おやつを食べるんだ 最後の空はきっとそう 青色なんだ 長い道のりを歩いてきたな なんて耽る 黄昏たがりなのはご愛嬌 覚えてるのはつい最近と 果てしない赤と汗だけ つまりは きっと 多分だけど はっきりと言えること ※残ってないんだ 残れないんだ 一時に左右されるしかないんだ 思い出は溢れるんだ 掬う機能はないんだ 続いてしまうから 今日から 楽しかったなと呟くその日まで 分かってもらいたいこと

          65. 微妙に変わる景色と大いに変わる空

          再生

          胡瓜の味

          特定のこれとは言えない、夏特有の匂い。 生命を持った街々。 何かしなくてはと焦る喧騒と、何でもできると錯覚させられる温度。 子供だった僕は、理由もなく外に出た記憶がある。1人で、友達と、家族と。 その記憶は、大人になっても簡単に引き出せる棚に仕舞われている。トリガーはまさしく、夏そのもの。 度々、その隣の棚も覗いてみる。 制服ではない友達の格好を、気にしてないふりをした。冷凍チャーハンにラップをかけてチンをした。皿を洗って、頼まれてた洗濯物を取り込んだ。ライオンのごきげんようを流し見した。 なんとなくだが、大人ぶっていた。 夏は、大人と子供の境目がなくなる稀少な季節だと思っている。 いつだって子供ぶれるし、大人ぶれる。 恥ずかしい気持ちは暑さに弱い。溶け出したその気持ちは蝋のように火を高め、自分の何かを激らせる。 この気持ちを歌詞にした。 子供じみた話し言葉で書いたり、大人ぶって辞書で調べた言葉で書いた。 大人を皮肉してみたり、子供をガキンチョにしてみたり。 この曲があなたの夏の記憶に、最後尾でも良いので潜り込めますように。

          胡瓜の味

          再生

          64. シャーデンフロイデ

          有耶無耶の居心地の良さに慣れた 張れない胸を甲冑の代わりにして 白黒つけられないから色に手をつけた 僕の肌色の顔は何色でしょうか 誰のせいにもできない事を集める場所 そろそろどこにするか決めませんか ※約束ね 約束ね の言葉の響きに顰め 嘘も方便のしたり顔が 脳に刺さる 社交辞令 野垂れSHINE 花に生まれ変わって言わせてみろ 「綺麗だね」 約束ね 約束ね の言葉の帳尻よりも 始まりからの途中にこそ 意味があるの 想い出で 美化 カビ 花になる前 まだまだの緑に 「綺麗

          64. シャーデンフロイデ

          63. ぼっかてき

          冷凍庫に入れてた 牛肉を冷蔵庫に移す 「おはよう」なんて 呟いてみて 1人で何してんだと 鼻で笑う コンタクトがうまくはまらない 今日のファーストラウンド 敵は寝ぼけ眼にあり 鍵をかける 次にこの鍵を開ける時はどんな顔だろう ※悲しみや寂しさは 乗り越えるのものって思えないんだよね 寝て起きたら 忘れてる 能天気に幸せを感じれたらいいな こんな人生でもいいよね 神さま たまたま近くにいる人と 脳を使ってないような事務話 多分 二度と開かれないタンスに仕舞われる記憶

          63. ぼっかてき

          62. 友達譚奇

          順応な世間の方たちは 金曜夜が好きみたいでさ 華って上級な言葉 つけるほど踊っちゃって 休日は空白の擬態 自分を見つめる時間がたくさんできてしまう 作業的に時間が進んでく 月曜日に早く行きたいのです ※あっけらかんで腐ってくようなそんな毎日に 理屈とか超越してきた 友達に告ぐ 言葉にしきれないほどの 煌めきが溢れる なのに「ありがとう」の一つすら 「サンキュー」で濁しちゃってる ごめん 青い空 見上げたら ちゃんと青い空だった もし酸素に色がついてたら 今ごろ肺はカラフ

          62. 友達譚奇

          61. 四季み折々

          見てよ 科学を超越して 夢に描いた GRAFFITi 生きているのよ 何しているのと 聞かれたならば そう答えるわ 泣いているのよ 涙は出てないけど 笑っているのよ 口角は低いけど 根菜のミルフィーユ もう疑問はないわ 最初は少し 戸惑ったけれどね ※来てよ 物理を超越して 昨日の寂しい夜 知ってよ 語学を超越して 愛してるよ 愛してない 好き嫌いよ 嫌い好きよ 帰ってくるの? 改札に何時? 晩御飯はいるの? イッテQの録画は? 泣いているのよ いない間中 笑っている

          61. 四季み折々

          60. 真水

          「どうして?」が多すぎる巷で 答えを探すのが苦痛 何も予定がない日曜日の5月の空気に 風に 幸せを感じるのです からっぽなものには 何かで埋めましょう 透明なものには 花を添えましょう 綺麗か汚いか 結論だけのための カラフルにうんざりでした ※死んだっていい 私の周りの人以外なら 死んだって構わないの あなたから見ても 私はそうでしょう 気にせずに 夕飯の支度したらどう? 最後でもない晩餐の匂いがした 壊れゆくものに 時間があるから 隙間を探して逃げ込む 体たらく 可

          59. 結婚

          1人の方が 気が楽だけど 2人の方が 楽しいような そんな感覚を恋と呼ぶんだとか したり顔で歩道を歩くんだ 左手の居場所はポッケから 君の右手へと ヤドカリの要領で ※喧騒なこの街の片隅で育ててく 視点によっちゃ大きく見える 凡庸な僕と君が 主人公に変わってく 目に見えないものだけど 育ててく 凝らしてもぼんやり 透明な 2人を繋ぐ何かを 僕は「綺麗だ」と自慢する 2人の刻に 身が慣れたけど 離れる怖さ 右手にかかった それに太刀打てるのは 思い出だけ 言葉数と想いは

          本編:祐斗の言うとおりへ

          YouTubeやら、TikTokやら、TVerを使えばテレビ番組まで、さまざまな娯楽が無料で楽しめる中、身分の何もかも知らない男の人生を綴った文章が有料だなんて。 書いた本人でさえ馬鹿げていると思っております。 どうか、noteを利用しているすべての人が、買い物下手であれ。 よろしくお願いいたします。

          ¥300

          本編:祐斗の言うとおりへ

          ¥300

          58. コウノトリの噛みあと

          命は尊くて 儚くて 脆い それに伴い 美しいということを 忘れて無駄にしちゃうのが玉に瑕 でも常に念頭に起き続けるのは難 だから 1年に数回ぐらいは 大空を仰ぎ 小ささを恋う ※なんで走れているのか? 笑えているのか? その答えを 僕はまだ即答できるほど 人生には がむしゃらできてない 関わってくれた 寄り添ってくれた あなたにだけは届けたい言葉たちが溢れているよ 口に出すと 減って見えてしまう想いなんかじゃ 僕の意味がない 命に限りがあるから 命の限り それを育てるよ

          58. コウノトリの噛みあと

          57. 飄々と浦々な感情

          女子高生を痴漢したリーマンを 注意した男子高生の動画が 拡散されて 一躍人気玩具に 住処までも付録品 正義について考えるのはどうでしょう? 答えなんて またも出やしないけど 視点に背景も付随する できれば無意識の悪がいい 嗚呼 豊かになるための物に 首を絞められる絡繰を ※誰にでも簡単に行ける道にだけ転がる 痛みさえ 魚の骨 約0で片付いて 込み上げる悔しさを 口に出さぬ除去法を 学校で学ぶのが義務の世間に唾を吐く たった1週間もしないうちに 新しい玩具に手が伸びて

          57. 飄々と浦々な感情