映画制作に至るまで
私の周りには物心ついた時から映画が溢れていました。いわゆる父の影響です。
仮面ライダーやウルトラマンには目もくれず、父の隣に座り、映画を観る日々を送っていました。
主に観ていたのは、ジャッキーチェンや洋画のアクションでした。もちろん、内容なんて理解してるはずもなく、人が闘ったり、車が爆発したり、ロケットランチャーをぶっ放したり。表面的なカッコイイに目が釘付けでした。
そんな日々を送る中、歳を重ね、次第に物語を理解するようになり、アクション以外にも手を出し始めました。そのきっかけになった映画はハッキリと覚えています。
『ファイトクラブ』です。
私の心を奪い、引き摺り込み、今の今まで離すことをしてくれない大好きな映画です。
あの崩れ落ちる建物と後ろ姿を目の当たりにした瞬間、私は「アクション映画好き」から「映画好き」へと転換したような気がします。
小学5.6年になった頃には、映画を観終わった後に必ず、「僕だったらこういう展開にするのにな…」と、2個目の結末を書き記すようになりました。
なんでこの展開にしたのだろう。なんでこのセリフを言わせたんだろう。そう思いながら観る映画は、私をより一層深く物語に没入させてくれました。
いつしか物語を0から作ることに没頭するようになり、それからは映画を観る時間と並行し、机に向かい物語を考える日々になりました。
中学3年生、高校という人生1発目の選択を迫られた頃、私は高校よりも先に、進みたい大学を決めていました。
日本大学芸術学部映画学科監督コースです。
すでに映画監督になるという夢以外眼中にありませんでした。
私は、どのようにしたら確実に日芸に入れるのか考えました。そしてたどり着いた答えは、日大の付属校に進学することでした。
私は、誕生日やクリスマスなど、ほとんどのプレゼントをおねだりせず、祖母に物欲がないと心配されるような子供でした。多分、初めてのおねだりが「私立に通わせてください」だったと思います。
親の協力があり、付属校生活を終え、無事に日芸に入ることができました。
今までは自分なりに映画について考え勉強してきましたが、日芸でより深く映画を学び、実習で初めて映画を撮り、沢山の経験を積むことができました。大学、そしてそこに通わせてくれた家族にとても感謝しています。
3年が経った頃、私は新たな決断をしていました。
「就職活動はしない」
映画監督になるのだから、当たり前なことにも思えますが、周りがどんどんと就職先を決めていく中で、どことない不安に駆られる毎日を過ごしました。日芸に入ることは通り道の1つであったのに、刺激的な毎日を過ごす上で、ゴールに達してしまった感覚にも陥りました。
そこで私は再度、人生設計を練りました。
①卒業するまでは、プロの現場に出ず、大学を休むことなく映画について学ぶ
②卒業後の4年間、つまり25歳になるまでは、プロの現場で下積み生活を送る。並行して、脚本力を鍛える。また、休みの1日間を使い、何かしら映像作品を監督する。
③26歳で下積みを辞め、自分の映画に全てを賭ける。
現在、私は26歳です。
この歳に至るまでに、人生設計通りに行動してきました。
大学卒業後は、CMの製作会社に入社しました。CMは映画やドラマとは違い、自分が下積みとしてやろうとしていた助監督と制作部が合わさったPMという職業があるためです。
映画とは勝手は違いますが、同時に学べるという点に惹かれ入社しました。
そこで1年間PMとして働き、退社しました。
その後は、映画、ドラマ、MV、様々な映像作品の助監督、制作部にフリーランスとして参加しました。
フリーランスは自由に参加する現場が決められるため、並行して脚本力を鍛える場を作りました。
『地下富士と廃校』という劇団です。
私は脚本を書く上で、セリフがとても苦手でした。
演劇は舞台上での約2時間、主にセリフが重要だと思っています。映画でいうインサートや、時間経過、シーン転換などの映像工夫ができないからです。
それを知ってから、「演劇をやるしかない」そう思い、すぐに劇団を作り、脚本も出演者も募る前に、劇場を押さえました。
『地下富士と廃校』としては、公演を2作品、別団体の脚本を1作品。計3作品の演劇脚本をお客さんに観ていただけました。脚本力を鍛える上で、重要な時間だったと感じています。
その他には、ショートドラマやMV、企業VPなどの映像作品の監督をしました。
そして今、26歳になった私は初の監督作品に着手し始めました。
長々と綴ってしまいましたが、これまでの人生のほとんどを映画監督という夢のために行動してきました。
まだ1作目ですが、私の人生の集大成とも言える映画を作ろうと思っております。
現状、脚本もほぼ完成まで至りました。スタッフや出演者も徐々に集まってくださいました。
ただ、1つ前の投稿『映画制作について』でも書かせていただきましたが、私の人生設計の大きな盲点が、映画制作をする上での資金面です。
どうしてもお金が足りません。これは、私の貯金不足や、生活の全てが原因です。贅沢をしていたわけではなく、下積みを勉強だと思っていたため、ほぼ無給料に近い金額で仕事を受けてしまっていました。不徳のいたすところです。
今は、映画の準備をしながら、日々アルバイトに励んでいます。ですが、映画を作るにはまだまだ予算が足りません。
自分に対する甘えであり、恥ずかしいことだと分かっておりますが、金銭面にご協力くださる方を募らせていただくことにいたしました。
1つ前の投稿と重複してしまう内容ですが、下記にご協賛の詳細を記させていただきます。
ご協力いただけたら、心から嬉しく思います。
---【タイアップ・ご協賛の募集】---
①関係者試写会にご招待させていただきます
金額:10000円〜
②エンドロールにお名前を記載させていただきます
『Special thanks』欄にお名前(1名)、または企業名(1社)の記載
金額:30000円〜
『協賛』欄にお名前(1名)、または企業名(1社)の記載
金額:100000円〜
③映画内にて、商品やロケーションを使用し、プロモーションさせていただきます(シーンなどはご相談させてください)
金額:ご相談させてください
④その他、なんでもご相談ください
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個人の方も、企業の方も、金額やタイアップ方法、なんでもご相談ください。
1名さまの大きな金額よりも、私の想いに賛同してくださる方1人1人のご協力が、何より嬉しく思います。
あなた様と一緒に映画を作らせてください。
いつでもご連絡お待ちしております。
何卒、よろしくお願いいたします。
監督 入江祐斗
電話番号: 090-9387-2529
メールアドレス: irietty.yuto@gmail.com
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