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私がいっぱいいるもんだから

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詩たち
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2014年11月の記事一覧

、の癖に

混沌とした平屋の一軒家は猫のおしっこで溢れていて、このどこかにコンドームを隠したと、立派…

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わたし

自分のことをちゃんと愛してあげなさいと、たくさんの人に言われるからきっとそうなんだな、と…

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《#10秒で書く詩》まとめ

Twitterのハッシュタグ、自分のを少しまとめてみました。 11/26 死ねない薬を コンクリートの…

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愛かもしれない

私の視線は、電信柱の線と一緒。あれに乗るとどこかへ行ける。赤と白と黄色と青色。いつかの夕…

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こんなに天気がいいのに

こんなに天気がいいのに 真っ白な部屋で母の話をして 蓋をした記憶を恐る恐る 覗き込んでいる …

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ステロイド

粘液に直接 ステロイドを塗り込む意味を 分かるものがいたら答えなさい もし そんな夜を過ごし…

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渋谷の地下深くで

渋谷の地下深くで 奇妙な動悸に侵されているのは誰だろう 愛という謎めいた代物を カバンに詰めて運ばれる先はどこだろう 力が無いのではなくて ただ求められていないから、 子ども達の笑い声も 女性達の無意味な言葉も 今は体を素通りしていく 渋谷の地下深くで 今日見た映画を反芻しながら運ばれた 君の家が建つ隙間の街 奇妙な動悸と謎めいた代物を届けに来たので どうか扉を開けてくれはしませんか 投身自殺を図った親友が 扉を開けるにはそれなりのお金を頂戴しましょう とりあえず財布

ラヴレター

オープンカーで灯台を目指す昼下がりに、隣で運転するあなたの中に沢山のあなた達がいる。追い…

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柑橘と珈琲

オレンジとコーヒーはあわない、と宮内さんが笑いながら仰った。半覚醒の脳みそはむくりと起き…

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電車走る

赤い太陽がどくどく言いながら海に沈んで行く日だった。内房をなぞるように走る電車は、あの沈…

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しあわせ

帰りの赤い電車で多摩川を超えるとき、眠りこけたおじさんがふと歌をうたう、乗客達はまばらに…

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それら全て

大きな道路沿いにはしたり顔のマンション郡が、お互いを拒絶しながらへらへらと建っている。さ…

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赤い斑点

赤い斑点が沢山できた体に鞭を打ち、私は鎮痛剤を飲む。そうでもしないとこの体はすぐにボロボ…

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たくさんのあなた

あなたの中にいる たくさんのあなた達 おはよう お酒を飲んでも消えない あなた達 おはよう 今日の目覚めは悪かったと インターネット粒子達が 教えてくれたけど たくさんのあなた達 おはよう どうしたって夜は来るから 時計の針は地球を軸に 綺麗に回る 昼間は何をして 針にしがみついているのか 教えてくれないけど 自転車を転がして 逃げているのかも しれないね あなたの中にいる たくさんのあなた達 小さな瞳の震える身体で ずれ落ちそうな眼鏡をかけて 飲むのは日本酒ばかりかい