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木曜日の読書

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#映画

映画『AT THE BENCH』公開中~奥山由之写真集『君の住む街 復刻版』~

街-特に大都会・東京-は、変化が激しい。 何げなく歩いていて、ふと後ろを振り返ると、そこ…

アンマchan
11日前
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2024年9月27日~10月1日 酒。読書。観劇。それだけ ~毎年10月1日は「日本酒の日」~

私の「note」のプロフィールは、『酒。読書。観劇。それだけ』とそっけない、というか投げやり…

アンマchan
1か月前
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加納 土著『沈没家族 子育て、無限大』

少し前に観た映画『石がある』(太田達成監督、2024年)に、川原で一心に石切りをする得体の知れ…

アンマchan
2か月前
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濱口竜介著『他なる映画と 2』

この"note"やSNS、ブログなどネットメディアが発達したおかげで、我々一般の映画好きが感想や…

アンマchan
2か月前
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映画『きみの色』を観て思った取り留めもないこと…(感想に非ず)

「合宿」の夜、人に色が見えると告白したトツ子の顔はロウソクの炎に照らされ赤く染まっていた…

アンマchan
2か月前
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映画『ふたごのユーとミー 忘れられない夏』を観ながら思い出した。漫画『CIPHER』、…

映画『ふたごのユーとミー 忘れられない夏』(ワンウェーウ・ホンウィワット&ウェーウワン・…

アンマchan
4か月前
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映画『トノバン 音楽家 加藤和彦とその時代』を観て思った取り留めもないこと…(感想に非ず) (追記)

先日、2006年に木村カエラ氏をボーカルに迎え再々結成した「サディスティック・ミカ・バンド(Sadistic Mikaera Band)」のライブ(2007年3月7日。@NHKホール)を見返した。 といっても、ちゃんと見ていたわけではなく、BGV的に流しながら家のあれこれをやっていたのだが、加藤和彦氏(愛称・トノバン)が歌う詞に手が止まった。 本当はそんな歌じゃないし、その時本人もそんな気持ちでいたわけではないはず(だと信じたい)なのに、どうしても彼の最期と重ねてしまう。

第33回日本映画批評家大賞 授賞式

2024年5月22日。東京・有楽町の東京国際フォーラム ホールCにて、『第33回日本映画批評家大賞 …

アンマchan
6か月前
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歌の力は凄い!~映画『ラジオ下神白』~

震災なんて無かった方が良かった。 もちろん、そのとおりだ。 2011年の東日本大震災では自然災…

アンマchan
6か月前
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原作ものの映画を撮る~西川美和『スクリーンが待っている』~

ここ1カ月の間に、偶然にも、原作ものの映画制作についての本を立て続けに読んだ。 一冊は、『…

アンマchan
7か月前
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原作と映画の素敵な巡り会い~森下典子著『茶の湯の冒険 「日日是好日」から広がるし…

2024年が始まって間もない頃、テレビドラマ化された漫画を巡って、とても悲しい出来事があった…

アンマchan
8か月前
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田尻久子著『橙書店にて』

田尻久子著『橙書店にて』(ちくま文庫、2023年)にを読んでいて「行定勲監督」という言葉に出会…

アンマchan
10か月前
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2023-24 年末年始 酒。読書。観劇。それだけ in 京都

私の「note」のプロフィールは、『酒。読書。観劇。それだけ』とそっけない、というか投げやり…

アンマchan
10か月前
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映画『女優は泣かない』

映画『女優は泣かない』(2023年。以下、本作)を自ら小説化(小学館文庫、2023年)した有働佳史監督が、「あとがき」にそう記している。 冒頭で引用した有働監督の言葉は、「人間には多面性がある」ということではなく、梨枝と咲は「同一人物」だということを意味する。 違いがあるとすれば、それは「右/左」「表/裏」ではなく、「(二人が出会った時点での)before/after」ということになるのではないか。 そして、この"人物としての"「before/after」は、二人が出会うこ