【自己紹介】ブラック勤務から会社設立に向けて動くまで(20110401~20241213)
はじめまして、松田佑介です!
この度はご覧いただきありがとうございます。拙い文章ですが、タイトルにある通りブラック勤務してからの転職、そして現在に至るまでを自己紹介とこれからの新規クライアント様向けにつらつらと書いてみたいと思います。
※非常に長いので覚悟ください!また比較的細かく小見出しを作りましたので、ご興味のあるところだけでもご覧いただければと思います!
最初の会社に入社するまで
私はいま36歳でして、会社設立に向けて動いてはいますが、現時点では案件を抱えていないので実質ニートです笑
※2024年12月13日時点
社会人としてのスタートは2011年4月、高校3年からずっと続けてきたGMSのアルバイトからの成り上がりで新卒入社しました。
そもそもなぜアルバイトからの成り上がりでそのまま就職したのか?ですが、深い理由は全くなく、ただ就活が「めんどくさかった」からです(もし就活を一生懸命されてる方、気持ちを不快にさせてしまっていたら申し訳ありません…!)
特にこれといってやりたいこともなかったですし、大学は普通に授業を受けてサークル活動をして、ザ・大学生を謳歌していたものですから、とにかくラクがしたかった。笑
もともと要領がよく、何でもそつなくこなせてしまうという自身の強味もあり、当時の店長や営業部長からは「おまえ本当にうちでいいの?」「もっといいとこならたくさんあるし、おまえなら行けるよ?」など、めちゃめちゃ止められました。それでもラクを選択したものだから、どうしようもない就活生ですよね。
最初の会社へ入社
いざ新卒で入社してからですが、そりゃ5年ほど働いてきたわけですから、なんでもできるし、やりました。
食品部門を除くエリアは全体的に見ましたし、レジ締め後の金庫入金作業など、若かったのもありますが作業スピードが速かったので(入金機の打ち込みなど)、店長が売り場で荷出し作業、自分が締め作業と謎の逆転現象が起きてました笑
約2年現場でやっていたら、いよいよ本部への異動を打診され、承諾しました。
本部へ異動
本部に異動してからというもの、それはもうアホみたいな働き方をしてしまっていたわけで。
もちろん業務量が純粋に多かったというのもありますが、自分自身が完璧主義的なところがあり仕事を中途半端にできずとにかくやりきるまで・納得するまでやる!なんて考えて仕事してたら、気づいたら5日徹夜してたとか(今の時代ありえない!)。
もちろんそれは自分が勝手にやってただけなので会社がどうこうは全くないのですが、若いなりに将来も考えたときに、もっと違う働き方ができるんじゃないかとか、もっと自分の能力が活かせる会社があるんじゃないかと考え始め、転職を決意します。
転職活動もめんどくさい
ここでまた自分のダメなところなんですが、転職活動もとにかくめんどくさいからやりたくなかった。
ので、職場の同僚に転職を考えていると相談したところ、たまたまその人がとある会社の社長と知り合いだったので、「おもしろい人がいるから1回会ってみたら?」と言われ、実際に会ってみることにしました。
当時の自分も、やっぱりこれがやりたい!みたいな明確なビジョンは全くなく、今思い返したら、とにかく何でもやりたい!できるようになりたい!という気持ちは少なからずあり、そんな状態で紹介してもらった社長と会いました。
実際に会ってみたら、もうこれは頭を使うとか理解するとかそういう次元の話ではなくて、直感で「なんか面白そうなことが起きそうだ!」と感じ取り、ほかの会社と比較することも一切なくその会社への転職を決意しました。
2つ目の会社へ入社
次の会社では、いちおう名目は「経営企画」として入社しました。
最初の半年は現場含め各部署で研修をし、会社の流れや事業の仕組みを体感する期間でした。
その後本社勤務となったのですが、その際の社長との面談で「経営企画って日本語で言うと何て言うかわかる?」って聞かれて、なんじゃそりゃわけわからんってなったのを強く覚えています(正解は「何でも屋」らしいです)。
一番初めは確か経理部。
よくある請求書の発行、支払明細書の発行、入金チェック、仕訳データの入力など、ごくごく普通の作業労働をしていました。
初めてのシステム導入
ですがちょうどこの時期に社長から、「現場作業がアナログだから効率よくしたい!」との命令が下り、自分が担当することに。
その時の現場は、今ではほとんど見かけなくなった複写式の伝票を使うスタイル。商品を開けて数値を確認し、紙に記入。合計を電卓で計算して紙に記入。チェック個所や数量などを確認して紙に記入。
…書くだけでもいやになるアナログ作業ですね笑
それだけで終わればまだよかったのですが、そこから先もすごいことに。
持って帰ってきた伝票を事務員が目視でダブルチェック。それを本部に郵送してトリプルチェック。そこまできて初めてExcelや会計データに転記。
数字が締まったら、今度は来月に向けての伝票を手入力で準備。伝票の枚数にして1か月で1500枚程度だったかな?それをすべて手作業でやっていたんだから、逆にすごい集中力・継続力というか…
そんなアナログ作業を効率化したいと言われたものの、正直何から手を付けていいか全くわかりませんでしたが、放置するわけにもいかないのでとりあえず現場の状況を再確認。
その時にまず思いついたのがタブレットとアプリ。
今でこそ当たり前なツールですが、それを業務に取り入れるというのは当時そこまでメジャーではありませんでした。
なのでとりあえずタブレットは大手通信会社で見積もり、アプリは既存のものでは対応できない事業内容だったので、システム開発会社を探して依頼をすることに。
UIとかUXなんて言葉すら知らないし流行ってもいなかったので(システム会社的には当たり前のことだとは思いますが)、現場ヒアリング→修正依頼を何度も繰り返し行いました。
ある程度形になったら今度は現場への導入。もともとそこまでITリテラシーが高いメンバーがいなかったので、一気に導入すると破綻すると感じエリアを分けて導入することに。
また操作テストを会議の際に行うなどして、なるべく早く浸透するようPMとして動いていました。
それでも最終的に全国で使い始めたのは半年ほどかかったと思います。これが自分自身の初めてのシステム導入でしたが、会社が変わっていく姿、そしてそれに関われていると実感できた時はとてもう嬉しく感じました。
システム導入後
その後はもちろん通常の経理業務も兼任しながら社内SE的な立場で、導入したシステムの機微な修正対応、運用面のサポートを行っていました。
また、当時から比較的早い段階で担当業務が変わっていました。私も例外なく、経理業務を担当しながら新卒採用をしたり、総務関係の外注とのやりとりをしたり、商品の在庫管理をしたり。
それこそ「なんでも屋」として動いていました。
※ここでクライアント様向けに各部署での主な経験業務も書いておきます。
担当・経験のある業務 ※クライアント様向け
【経理】
・請求書発行・支払明細書発行
・経理マスター管理
・会計ソフト仕訳
・会計事務所とのやりとり(決算・納税関連)
・振込処理
・BS分析/科目組み換え
・管理会計データ作成/分析
【総務】
・入退社処理
・給与計算のやりとり(手続・計算自体は外部委託)
・勤怠管理
・車両管理
【人事】
・新卒採用(設計~内定出し)
・中途採用(原稿作成~面接・面談)
・評価・査定
・Emergenetics研修(参考サイト)
・MG研修(参考サイト)
【労務】
・弁護士とのやり取り
・就業規則等の作成・改定(社労士との連携)
【商品】
・商品選定
・在庫管理
・予実管理
【マーケティング】
・HP作成
・各種SNS広告(設計~運用)
・リスティング広告
【情シス】
・社内ヘルプデスク(PC・ツール等がメイン)
・サーバー移管
・SaaS導入・設計
・GAS開発
コーポレート業務の統括として
以上のように様々なシステム導入や設計・運用をしてきたのですが、一言でいうと「仕組みづくりで業務効率を最大化」が根底にあったかと思います。
これらの導入プロジェクトはほとんど私一人で主導し、導入後も現場からのフィードバックを反映しながら運用をサポートしました。
DX推進において重視していたのは、「現場が本当に使いやすい仕組み」を作ること。経営者と現場の橋渡し役として、経営者が求める成果と、現場が感じる課題の両方を理解し、双方にとって最善の解決策を見つけることを意識していました。
役職も上がるにつれ、実務としてはかなり少なくなってきたので、システムの導入での効率化というよりも面談をする→問題や課題の洗い出し→フィードバック及び指示→進CK・再面談というスタイルも常にやるように。
またより経営に近い視点で物事をみるようにもなりました。
経営者の右腕としての働き方
経営者を支える「右腕」としての役割は、単に指示を受けるだけではありません。時には経営者に代わり、自ら意思決定を行い、リーダーシップを発揮する必要があります。
そこで重要なのが、とにかく何が目的なのか?を失わないこと。
目先の業務や成果しか見ていないと、どんなものも気持ちの入らない「作業」になりがちです。
特にコーポレート業務は明確な数値目標というのはなかなか立てづらいので、モチベーションも上げにくい状態にあります。
ですので自分の役目としては、部下や同僚の「やってみたい」「変えたい」をサポートすることでした。
もちろんコストがかかるものはしっかりと精査しなければなりませんが、そうでないものに関しては承諾や了承すら得ずに実行してOKなスタンスでした。そのおかげか、全員ではありませんが多くのスタッフが仕事のやり方に常に疑問を持ち、変える、やめる、わからなければ相談するというマインドがうまく醸成できていたな、と思います。
また経営者からの指示は基本的に抽象的で、突発的です。それをいかに具体性を持たせて指示出しをするのか、最適な人員や配置は何なのか、そもそもその指示自体の優先度はどの程度のものなのかというのを、聞かずともなんとなくのフィーリングで自分自身に落とし込むことが非常に重要です。
そこが破綻してしまうと、アイデアや方針が絵にかいた餅になってしまいます。難しくもありますが、私が10年近くそのポジションでやり続けられたのも、そいうった「意味」や「意志」、「ビジョン」を汲み取る能力に長けていたからなのではないかなと思います。
会社を去ってからの1か月
そんなこんなで24年の10月で事業会社でのキャリアを終えたわけなんですが、そこから1か月くらいは今後どうしていこうかな?というのを、しばらくのんびり考えていました。
なかなか定まらないというか、はっきりと見えてこなかったのですが、長年働いてきてわかったことは、「自分はあまり組織に属するのは好きじゃない」ということ。
もちろん仕事や役職があるので成すべきことはやりますが、本質として人間関係を構築するのが苦手かつあまり好きではなかった。仕事ができない上司あるあるですが、誰かに任せるくらいなら自分でやったほうが早いというのは、心の中でずっと思ってましたし、何より人の気持ちを読み取るのが得意ではないし、自分の気持ちもあまり外には出さないので、何を考えてやろうとしているのかがわかりづらい。
だったら、自分1人でやったほうがいいんじゃないか?と思い始めたわけです。
1人で何を始めるか?
そこで出てきた問題が見出しにある通り、何を始めるか。
正直、私は専門的な能力や知識があるかと言われると全くそんなことはありません。(担当・経験のある業務参照)
ある経験といえば、ある程度の規模の事業会社で社長の右腕として長くポジショニングしてきたので、経営者の状況や考え方などをイメージしやすくかつ実現させるプロセスが得意。仕事は選り好みせず何でもやってきたので、コーポレート業務であればなんとなくレベルではあるがどの分野でもok。また未経験の業務でも、ぼんやりと言わんとしてることがわかるというか、イメージできるので、比較的早く呑み込めて自分のスキルで対応できる(キャッチアップスキル)。
なので、やはりやるならCOO・社長の右腕ポジションかなぁと思いました。そんなイメージでいるとまず思いついたのがコンサルなんですが、なんかコンサルは違うなぁと。やはり外部の人間という色が強いし、結局アドバイスや助言をしてもやるのは経営者。
もちろんそれで多くの課題解決や業績アップができているのも事実(ゆえにコンサル会社は探せば星の数ほど出てくる)ですが、私はやはりより経営者や現場の双方の気持ちを汲み取りながらコミットしていきたい。
そこでやろうと思いついたことが、「COO代行、社長の右腕やります!」でした。
COO代行=社長の右腕やります!
私が仕事をする上で最も大切にしてた(いる)のは、「経営者の考えを現場に浸透させ、成果を出すこと」です。経営者の考えるビジョンや方向性を、具体的な数字や仕組みに落とし込み、それを現場で実行可能な形に変える。経営者の意図を汲み取りつつ、現場の課題も吸い上げ、双方をつなぐことで企業全体の成長を支えてきました。
それを「COO代行」として、「社長の右腕」として企業にジョインし、サポートしていく。
聞きなれない言葉ではありますが、実際にやられている方もかなり数は少ないですが実績もあります。これまで積み上げた経験をもとに、今後も企業の成長を支える役割を果たしたい。
特に従業員数が100名以下の中小・ベンチャー企業で、経営者が実務に関わってしまっていたり、なんらかの問題で本来あるべき「経営者」になりたくてもなりきれていない、課題感はあるけどもうまく言語化できていない、社内の業務プロセスがあまり明文化できていない、そういったところで自分の能力は発揮できると考えています。
今年中を目標に、法人化も進めていますが、正直なところ実績もないですし自信もない。あるのは不安と時間だけ(笑)な状況ですが、なんとなくいけそうかなぁ?なんてビジョンも見えてきている状態です。
今後どうなるか今の状況では全く予想もつきませんが、「あ、そんな人もいるんだ」とか「面白いこと考えてるなぁ」なんて思ってもらえたら最高です。
とてつもなく長くなってしまいましたが、ここらへんで自己紹介を終えようと思います。
ここまでお読みいただき、誠にありがとうございました。