見出し画像

小学校の運動会 35年で変わったこと10選。

あれから35年。元号が昭和→平成→令和となって運動会も様変わり⁉︎ 私の頃とはだいぶ変わった子供の運動会に潜入。一体何がどう変わったのか?そしてこれからの運動会はどうなるのか?

こんにちは。運動会の楽しみはお弁当だけ、運動不足の いなつち☆稲田智 です。

小学校1年生の息子の運動会に参加してきました。35年前、私が小学生だったころとはだいぶ様相が変わっていてびっくりしたので、特に気がついたこと10選をご紹介したいと思います。

①親、立ち見。

親、立ち見です。今年から立ち見になったみたいです。お昼以外でレジャーシート敷くのは禁止されてました。

普通は朝からお父さんがレジャーシートで場所取って、そこで観覧だと思いますが、朝から並んでたのにも関わらず、たいしていい席取れなくて奥さんに怒られるご主人が多くてこうしたのだと思います(笑)。

暑い中ずっと立ってるので、さすがに午後には疲れます。運動会中は遊ばないでくださいみたいな紙が貼ってある遊具に座ってる人が多かったです。遊んでるわけじゃなくて休んでるだけだよと子供に言い聞かせるしかありません。

賛否両論ありそうですが、私は朝から並んだ上にいい場所取れなかったらどうしよう...とかいろいろ考えるのが面倒なので、この仕組みはありだなと思いました。

たぶん場所取りトラブルの防止なんじゃないでしょうか。

②写真をSNSに上げるな言う。

これは私が小学生のときには確実になかった注意事項です。写真やビデオ撮影の注意事項で、個人情報保護法の観点から、SNSなどのネットに公開しないようしつこくアナウンスされていました。

なので、今回の記事では、お弁当以外の写真をアップしないことにしました。お弁当には個人情報は含まれていないと判断しました。

↓この子たちには個人情報ない、よね?

個人が簡単に不特定多数の人々に情報発信できるようになった証左です。逆に35年前は、個人が情報発信したいと思っても、そうそう簡単にはできなかったということですね。そういう発想すらなかったかもしれませんが。

③そもそも生徒数が少ない。

これは学校によると思いますが、私は小学校を3校転校しましたが、いずれも1000人ぐらい生徒がいました。1クラス37人×5クラス×6学年=1110人とかそんな感じだったと思います。

それがいまは1学年2クラス、総生徒数300人もいない感じで、校庭に占める生徒の割合がスカスカな印象でした。少子化の影響でしょうか?国力の低下が心配です。

④水分補給がまめ。

昔、ノドが乾いたら、ツバを飲め!と先生に言われ、いや、ツバ飲んでも身体の中循環するだけだから意味ないよ?と疑問に思っていましたが、ようやく私の説の方が正しいことが立証されたようです。

競技の間、熱中症対策での休憩や水分補給してくださいというアナウンスが頻繁に入っていました。

根性論がなくなって、とても理論的に変わってきていてよい傾向だと思います。

⑤音楽がSEKAI NO OWARI。

競技音楽は昔は「天国と地獄」とかクラシック由来のものが多かったと記憶してますが、いまは世界の終わり。未来のある子供たちに世界の終わりて!と思いましたが、私の無知でした。

「SEKAI NO OWARI」の名前には以下の思いが込められているそうです。

初代リーダーであるFukaseが、精神病院への入院や、医師になるという夢を叶えるために勉強した記憶が薬の副作用で消えるといった経験をし、絶望し世界の終わりだと思ったが、その時に残されていたのが音楽と今の仲間だったので、「終わり」から始めてみようというポジティブな意味が込められている。

※Wikipediaより

前向きでいいですね!

いまは教育機関だからといって堅苦しい選曲はしないんだなと思いました。

でもよく考えると、「天国と地獄」とか、「世界の終わり」とか、命がけの選曲が多い気が・・・ある意味一貫してます(笑)。

⑥玉入れの玉、途中から数えない。

1年生の競技が玉入れでした。玉入れが終わって、赤組と白組のネットに入った玉を数えます。

赤と白、1つずつ同時に二人の先生が空高く玉を投げます。みんなの掛け声とともに

いーち(1)!

にー(2)!

さーん(3)!

しー(4)!



じゅー(10)!

ーーー

はい、ここから先は先生が数えて報告します

えっ?

いやいやっ!

醍醐味!

あの醍醐味を!

あの勝ってるほうが永遠と玉を青空に投げ続け、相手に必要以上の精神的ダメージを与えるやつ!

そして最後の玉。天高く、空を突き抜け、恍惚と輝く勝者の玉。敗者をあざ笑うあの圧倒的勝利の玉を見せて!


そんな私をほくそ笑むようなアナウンスが...

はい集計が終わりました。赤37個、白20個で赤組の勝ちです。


いや、そうじゃない。

そういうの求めてない。

集計」とかじゃない。


10までしか数えない理由は、1年生はまだ10までしか数を習っていないから、だそうです。

最近の子供なめんなー。うちの子、恒河沙(ごうがしゃ)まで行けるぞ。


⑦「台風の目」という謎の競技がある。

これは妻はやってたというのですが、私は3校通ってどこでもやったことないし、知らないので、年代の差なのかもしれません。

長い棒を3人1組で横に持ち、走ってポールをうまいこと回転して戻ってくる。戻ってきたときも待っている人たちの足下を通し、さらに頭上も通すという競技です。

待ってるほうも気が気ではありません。ハラハラする競技です。

私ははじめて見ましたが、運動会の人気種目みたいです。

長い年月の間に新たな人気種目が発生するとかあるんですね。

⑧親、途中で帰る。

メインどころの競技が終わると、親、帰ります。暑くて立ち見なので、閉会式とかまでいられないんでしょうね。気持ちわかります。

リレーや組体操終わったらもうどうでもいい。それより温泉とかに行きたい。

今回は一応最後までいましたが、次回は・・・

⑨校長の話が10秒。

閉会式の校長先生のあいさつ

「今日はみなさん大変がんばりました。高学年の子も下級生の面倒みれていてよかったです。以上。」

はやっ!

三河安城駅をのぞみが時速270kmで走り抜けるぐらいの速さで終わりました。

昔、閉会式の校長先生の話ってスゴく長くて、早く終わってくれないかなーと思った記憶があります。いまは熱中症とかが怖いので、後半はスゴい早さで終わらせにかかるようです。

でも、それでいいと思います。つまらないし。

⑩閉会式、校歌斉唱は座って。

これも熱中症対策だと思いますが、開会式はみんな立ってるのに、閉会式はみんな座ります。なんなら座ったまま校歌斉唱をします。

いいと思います。みんなもう疲れてるし。


運動会の未来。

こんな感じで、私が小学生だったころとはさまざまな面で変わっていました。

よく考えると、親や子供の負担のないように考慮されてきている気がします。人にやさしい運動会になっていました。

テクノロジー面でいうと、35年前、写真撮ってもいいけど、ネットに上げないでねみたいなこと言われるようになるとは思いもしませんでした。

そもそも写真は撮った後に写真屋さんに現像に出さないといけないし、できあがった写真も紙だからネットに公開するとかいう発想がありません。35年の月日を感じます。

同様に、35年後もいまは思いもよらないような運動会になっていると思います。

たとえば、

・運動会の写真撮影は、自分の子供を認識させた超小型ドローンを飛ばし、自分の子供を追いながら自動撮影する。お父さんは手持ち無沙汰になる。

・履くと歩くのが楽になる電動靴(パワードシューズ)が子供たちに人気になるが、運動会では平等を期すため、持ち込み禁止となる。

みたいな新たな悩みや禁止事項が出てくるかもしれません。

35年後、いかに考え方やテクノロジーが進化したとしても、楽しい運動会に変わりはないことを期待します。

以上、PTA綱引きを威勢よくやったせいで手がぷるぷるしてて電源ボタンすら押せないiPhoneからお送りしました。

おわり。


※記載の小学校は、私が通っていた小学校とは、規模も地域も異なるため、純粋な比較にはなりません。あくまで昔と今のざっくりとした違いの参考としてご覧いただけると幸いです。

※面白いと感じていただけたらハートマーク「スキ」を押してもらえると励みになります!

※noteのIDが無くても「スキ」押せますのでよろしくお願いします!

※フォローもしていただけるとうれしいです!

この記事が参加している募集

自ら体験したことをベースに、世の中の思考をアップデートしたいという志で活動してます。ハートマーク「スキ」を押してもらえたり、SNSでシェアしてもらえると励みになります!