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商人魂(繁盛事例):竹の子入り最中? 地元愛が生んだ、名物和菓子!

京都府長岡京市。
菓子処「喜久春」。

このお店に、ふるさと納税の返礼品にも選定されている
「竹の子最中」があります。

名前から察すると、竹の子のカタチをした皮に
餡子が入っているのだろうかと考えますが、
その予想は半分正解で、半分不正解です。

竹の子のカタチをした皮に餡子が入っているのですが、
さらに「竹の子の甘露煮」が入っているのです。

竹の子ご飯や木の芽和えに使われる、本物の竹の子です。

和菓子に竹の子? と驚いてしまいますが、
40年近く前に誕生し、いまも売れ続けているのです。

発想は斬新ですが、
なぜ、和菓子に竹の子を入れたのでしょうか。

創業者の西山喜久治さんは、
自身が生まれ育った長岡京市には、
名物と言われるものがなく、そのことを憂いていました。

そこで、名物がないのなら、自分で作ってやろう。
お土産として認めてもらえるようなものを作ろうと
考えたのです。

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