![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/110580011/rectangle_large_type_2_93bf4bd1da40221ab8702f151c5727d0.png?width=1200)
【マーケ基礎】お店の“売り”には、こだわりを!
あなたのお店の“売り”は何ですか?
そう聞かれて、即答できるでしょうか。
品質の良い商品? 味? 安さ?
技術? 接客? 雰囲気?
そのどれかに当てはまるとして、
具体的に説明できますか。
たとえば、「ベトナム雑貨」を“売り”にするお店。
ベトナムで安く仕入れた、
お洒落に見える小物をたくさん揃えているお店があれば、
注目されて、一時的に流行るかもしれません。
しかし、やはり品質的に問題があるため、
徐々にお客さまは離れていきます。
そこで、現地では高級品とされ、
一般庶民では手を出せない商品があるとします。
現地の誰もが認める職人が、
丁寧に作り上げる逸品です。
これを日本で販売するとなると、
“売り”の言葉が変わります。
『現地でも手に入らない、
熟練の職人技で作る、ベトナム雑貨』
となります。
アジアで生産されるモノは、
いまだ粗悪なモノが多いのですが、
日本には無い雰囲気を持っていますので、
粗悪だとわかっていて買う人も多くいます。
しかし、ずっと大切に持っていられる品質ではないので、
職人技で作られたモノの方が注目されるようになります。
同じように「ベトナム雑貨」を扱っていても、
やはり質の良い商品を提供しているお店の方が、
生き残るのです。
『こだわり』のあるお店だと言えます。
この『こだわり』の無い店主がたくさんいます。
利益率を高くするために、原価を下げようと
「安ければ良い」とばかりに、
品質に眼をつむってしまうことがあります。
お客さまは、すぐに見抜いてしまうのですが……。
アジアン雑貨を扱うお店を始めた人の中には、
口では「アジアのお洒落な雑貨が好きだから」
と言っていても、
「安く仕入れたモノが高く売れるから」
という理由で始めた人もいるはずです。
「安く仕入れて、高く売る」ことを
否定しているわけではありません。
その高い利益の中に、
それ相応の付加価値があれば良いのです。
この付加価値が、『こだわり』です。
ベトナム雑貨で言えば、
『現地でも手に入らない職人技』です。
職人技に納得したお客さまなら、
高くても買ってくれます。
『こだわり』を持たないお店に、“売り”はありません。
失敗するお店の多くは、
『こだわり』を持つことに手を抜いてしまうからです。
「まぁ、こんなものだろう」
「これなら、わからないだろう」
「これくらいなら……」
そう思った時点で、お店は潰れたも同然です。
いいなと思ったら応援しよう!
![佐藤きよあき](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/43549712/profile_007d3f84f838a2714fff85d43e73e6d8.jpg?width=600&crop=1:1,smart)