商人魂(繁盛事例):和菓子の大転換期! 伝統か? ネオ和菓子か?
いま、和菓子業界の売り上げが下降線をたどっています。
スイーツブームの中にあっても、
和菓子の人気は停滞しています。
あるアンケートでは、8割の人が
「和菓子が好き」と答えているにも関わらず、
あまり売れない状況が続いているのです。
この不思議な現象は、好きな和菓子の種類が
関係しているものと推察されます。
好きな和菓子を聞かれた時に持つイメージとしては、
「たい焼き」「今川焼き」「大福」「どら焼き」
「カステラ」「おはぎ・ぼたもち」「団子」
「煎餅」などが出てきます。
すなわち、身近にあって、手軽に買えて、
気楽に食べられるもの。
これらを和菓子の代表として、捉えているのです。
しかし、和菓子業界全体としては、
これらはほんの一部で、伝統的な製法で作られる、
「豆」「餡」「米」「砂糖」「葛」などを使った菓子が、
和菓子の主たる商品なのです。
こうしたものが売れにくくなっているので、
業界としては下降線ということになります。
では、なぜ売れないのでしょうか。
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