マガジンのカバー画像

マーケティング基礎講座

257
運営しているクリエイター

#基礎

【マーケ基礎】ネットで目立て!

テレビで取り上げられた商品・サービスには、 次の日、お客さまが殺到します。 これは、あなたもよくご存知のこと。 だったら、あなたの扱う商品・サービスも テレビで取り上げてもらいましょう。 ガンガン売れまくりますよ。 ………そうなると嬉しいのですが、 簡単ではありませんよね。 どれだけ高品質・高性能な商品を売っていても、 注目されるのは氷山の一角。 テレビで紹介されることなど、ごく稀なことです。 偶然、たまたま、ラッキーなことでしかありません。 それを期待して待つの

【マーケ基礎】取引業者に礼を尽くせ。

“安く仕入れて、高く売る”。 言葉のイメージは良くありませんが、 商売としては、当然のことであり、 実践しなければ、儲けることはできません。 しかし、店主の中には、そればかりを考えて、 取引業者をイジメている方も結構います。 「仕入れてやっている」「いやなら、取引しない」 という態度で、上から見下ろしています。 弱みにつけ込んで、とんでもない無理を言ったりします。 お客さまに喜んでいただくための商品は、 取引業者がなければ、入ってきません。 納入業者・下請けではな

【マーケ基礎】決めのひとこと。

「何かお探しですか?」 「プレゼントですか?」 お店で商品を見始めると、 声を掛けて来る店員さんがいます。 大きなお世話! おせっかい! うるさい! ほとんどのお客さまは、そう思っています。 でも、こんな店員さんは、 まだまだたくさんいるのです。 お店に足を運ぶお客さまの80%以上は、 何を買うのかを決めて来るわけではない、 というデータがあります。 つまり、見てから決める、 もしくは見るだけ、なのです。 そんなお客さまに、 いきなり「何かお探しですか?」と言って

【マーケ基礎】煩わしくても、必要な人。

大阪でお土産物店に立ち寄った時のこと。 “何か面白いものはないかなぁ” と眺め始めた時のことです。 おばちゃん店員さんがやって来て、 「いかがですか〜?○○は美味しいですよぉ〜」。 私は、ゆっくり見たかったので、少し場所を移すと、 その店員さんはついて来ました。 横に来ては、あれこれしゃべりまくります。 また、移動。 まだ、ついて来ます。 いまどき、こんな店員さんがいるのですね。 “やってはいけない接客”としては、 第一に言われることなのですが。 私は「うるさ

【マーケ基礎】お手本を探す。

“メンター”という言葉は、 よく聞かれることと思います。 助言者・指導者・心の師というような意味なのですが、 「お手本となる存在」だと思えば良いでしょう。 それは、直接指導していただく場合もあれば、 端からそっと見てマネることだってあります。 とにかく、その人を信じ、 その人のやり方をマネしてみることで、 自分の成長に結びつける方法なのです。 みなさんは、“こんなお店になりたいなぁ” と漠然と思ってはいるものの、 いざ具体的な段階になると、 何をどうすれば良いのかが

【マーケ基礎】市場を創る。

あなたのお店で扱っている商品の中で、 あまり売れていない商品を1点選んでみてください。 その商品をテーブルにでも置いて、じっと眺めます。 “この商品には、どんな使い方があるだろうか” “どんな場面で使われるだろうか” “どんな人が使うだろうか“ あらゆる可能性を考えてみます。 無理やりでもかまいません。 しばらく考えていると、“そんな使い方はしないだろう” と思えるものも浮かんできます。 そのとんでもない発想をメモ書きしておいてください。 ありきたりの発想のものは

【マーケ基礎】心の無い挨拶は騒音。

大型の書店、リサイクルショップ、 ドラッグストアが、やたらと元気な大きな声で 「いらっしゃいませぇ、こんにちはぁ〜」 と、挨拶するようになりました。 良いことのように思われますが、実は違うのです。 お客さまの存在を確認すると、 その確認した人がまず大きな声で、 「いらっしゃいませぇ、こんにちはぁ〜」と言います。 すると、別の売り場にいた店員も、 同じように大きな声で挨拶します。 オウム返しです。 最初に声を出した人は、そのお客さまの方を見て、 挨拶しているわけではあ

【マーケ基礎】共通の話題で、仲間意識を。

ふた昔前、セールスマンや出世を望むサラリーマンは、 みんなゴルフをしていました。 セールスマンはお客さまと。 サラリーマンは上司と。 共通の趣味を持つことで、 昔からの友だちのような雰囲気となったり、 話が盛り上がったりすることで、 関係をうまく築くためです。 商談が前に進まない時などに、共通の話題を持ち出せば、 相手の作っていた壁に隙間ができ、 そこからどんどん話が広がってくのです。 敵かもしれないと思われていたセールスマンが、 いつの間にか仲間に変わっていくのです

【マーケ基礎】売れない日をなくせ!

長年商売をやっていると、売れない日、売れない週、 売れない月がわかってきます。 そんな時、あなたはどうされていますか。 “売れない時は、何をやっても売れないよ”と、 諦めていませんか。 少し意識のある人なら、 “いまのうちに勉強しておこう”という、 前向きな対処の仕方をされています。 でも、確かに勉強すれば、 将来どこかで役に立つでしょうが、 それはオフの時間にすべきことであって、 営業時間中は、 “売る”ことに集中しなければいけません。 お店を開けている時間は、

【マーケ基礎】長居のできるお店。

いつの時代の建物だろう? かなり古くからある喫茶店。 決してお洒落ではなく、 でも、手入れの行き届いている、粋なお店。 朝早くから、常連客がやって来て、 コーヒー1杯で、マスターや知り合いと長話をしていく。 座る席も決まっている。 こんなお店が少なくなってきました。 でも、かなりの数が残っています。 一見さんが入るには、 少し勇気のいる雰囲気かもしれません。 常連客だけで、営業し続けているのです。 でも、潰れません。 どうしてでしょうか? 常連客は、朝だけで

【マーケ基礎】気持ちよくお金を遣っていただく。

いま企業は、「富裕層」の取り込みに一所懸命です。 子育てが終わった頃から、定年退職したくらいの、 時間もお金もある年代のことです。 そこで、“富裕層を狙え”とばかりに、 まるで獲物を探すがごとく、 あの手この手と「手口」を考え出します。 “金のあるところからふんだくれ”という感じです。 その手口がウマい。 言葉巧みに、お客さまをその気にさせ、 不当な利益を上乗せした高額な商品を買わせます。 しかも、冷静さを失ったお客さまは、 満足してしまっています。 本人さえ気

お店は、商品選びではなく、商品創りを。

商品とは、お店自体、 経営者自身を表現する「主張」であり、 観客であるお客さまの心に訴える 「お店の主役」なのです。 “これはいい商品だから置けば売れる” “安いから買ってくれる”という 理由で仕入れをしていては、 お店の主張・主役にはなってくれません。 儲かることだけを考えて品揃えをしても、 大型店に勝てるわけがありません。 そのお店ならではの品揃えが必要なのです。 単に問屋で商品を選んで仕入れるのではなく、 『商品創り』を考えましょう。 といっても、 素材を仕入