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#ブロードウェイミュージカル
[ブロードウェイ感想] The Great Gatsby
概要
フィッツジェラルドの「グレート・ギャツビー」の約半年でブロードウェイにやってきた2024年新作ミュージカル。1920年代を舞台にした、一人称で紡がれるニューヨークという華やかな都会のシビアさ・アメリカンドリームの現実を描いた名作古典。2度の映画化、多分舞台も今回が初めてではないはず、というかボストンでRachel Chavkinによるガチ系ミュージカルが現在公開中という、米国はなおさら教
[ブロードウェイ感想] Book of Mormon
概要
モルモン宣教師バディがウガンダでの活動を命じられ、文化や社会問題にショックを受けながら住民と交流を深めていくコメディミュージカル。モルモン教を特別ターゲットにするというより、一般的に宗教の経典ストーリーやその宣教活動のくだらなさを風刺しつつ、ウガンダの諸々の社会問題(武装組織、HIV/AIDS等)もがっつりネタに入ってくる。トニー賞受賞。
好きなところ
王道ミュージカル風でパロディが引
[ブロードウェイ感想]Back to the Future
概要
2023年新作。きっと映画のまま楽しそうだな、という期待を裏切らないエンターテイメント、アトラクション型ミュージカル、とか呼びたい。USJのアトラクション以上にタイムトラベルを体感できる。デロリアンはもはや演者の一人。マーティはどうしてもマイケルJフォックスが恋しくなってしまう一方、ビルの友達と両親がビジュアルも動きも驚くくらいそのまま。ドク・マーティ主演2人の声質が個人的にちょっと苦手
[ブロードウェイ感想] Hadestown
概要
日本にそのうち上陸しそうでまだ上陸していないイチ押し作品。ギリシャ神話のハデス王とペルセフォネ、エウリュディケとオルフェウスの2組のカップルのラブストーリーが軸になったやや比喩的なミュージカル。地下の世界/冥界が化石燃料と貨幣経済がモチーフの工場となっている。よく回転するインダストリアルなテイストの小さめセットが舞台で、ミュージシャンも物語に参加はしないがその場に居合わせる。冒頭からヘル
[ブロードウェイ感想] Beetlejuice
概要
つい最近日本でも公演されていた、ティムバートンの同名映画がベースのミュージカル。ツアー公演をボストンで観ました。ビートルジュースという孤独なトラブルメーカー、今一つ決断力がない幽霊夫妻、自分の世界でいっぱいの父親とその新しいパートナー、といった残念な大人たちを半面教師にしながら、また、彼らと協力しながら、主人公の女の子が母親を亡くした欠落感を克服し、成長していく物語。ビートルジュースが色