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アート思考・後藤繁雄の一日一微発見

「一日一微発見」というのは、僕が師匠だと思っている文化人類学者、故・岩田慶治が日々やっていたこと。 僕はそこからヒントをもらって、もう15年ぐらい前だけど、ネットで日々連載してい…
編集者・アートプロデューサー・京都造形芸術大学教授/後藤繁雄です。 アートや編集のこと、思考、アイ…
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記事一覧

いのちの色のミラクル・志村ふくみ生誕100年記念展を見る/一日一微発見478

志村さんのことを知ったのは、求龍堂から出たばかりの著書『一色一生』を読んだ頃だから、80年…

100〜
割引あり

ウェイド・ガイトンを通して「絵画戦略」について考える/一日一微発見477

表参道のエスパス・ルイヴィトンでウェイド・ガイトンの個展「THIRTEEN PAINTINGS」を見た。彼…

100〜
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今や日本画が世界で一番面白いアートなのだ/一日一微発見476

個人的には、こんな愉快な本はない。 それは『辻惟雄最後に絵を語る』である。 70年代に、名著…

100〜
割引あり

太陽は笑っている/一日一微発見475

引っ越しの時に、自分の本を久しぶりに開いたら、20数年前の同じ日に書いた文章だった。 編集…

200

移動する植物・川島昭夫さんの『植物園の世紀』を読む/一日一微発見474

ジル・クレマンの本『第三号宣言』を注文する時にふとサイトを見ると、川島昭夫さんの本が出版…

100〜
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ストーリーテリングという現代アートのつくり方・ヤノベケンジの秘密/一日一微発見473

「物語」というともっぱら「文学」の専売特許のようなところがあった。「アート」は純粋視覚芸…

100〜
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京都は魔都であり続ける 千本閻魔堂とのご縁/一日一微発見472

時々、京都という場所について書きたくなる。 京都とは「都市」である。田舎(もしくは地方都市)ではない。かといって、東京のようなモダン都市でも決してない。 もう何度も書いているが、僕は大阪生まれたが、京都との縁が深くて、第2の故郷だとは思っている。でも京都人ではないし、何度も家を借りて住んで来たが、ここで死にたくはないなと思っている。 最近も、よくバスに乗っていて、もうこの同じ景色を何度見たかと思うのであるが、「景色の中に入る」むずかしさを感じる。やはり京都は悠久な舞台であ

¥200

埼玉県飯能にある「生活の木」のハーブガーデンからエキナセアの大量引越し(仮の家の…

ガーデニングに熱中する人は、誰もがそうだと思うが、他人の庭が気になる。もちろん僕もその1…

200

ハイパーミュージアムという名の新美術館の館長をやります/一日一微発見470

「ハイパーミュージアム」という名前をつけた。 10月10日には、ティザーサイトも立ち上がった…

100〜
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ジル・クレマンの『第三風景宣言』を「仮の家」で読む/一日一微発見469

異常に暑かった夏が、やっと終わった。 長い旅行や、さまざまなイベント、マンションの引っこ…

100〜
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編集とアーカイブと本棚のこと アジア・アート・アーカイブにて/一日一微発見468

編集とアーカイブのことについて考えている。 このあいだ香港に行った時に「アジア・アート・…

100〜
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スイスのキューレターが手がけた現代写真展「SUPER NATURAL!」(スーパーナチュラル)…

朝、有楽町に仮設されたYAUのギャラリーに行った。写真家の小山泰介君がオープン前に入れてく…

100〜
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アジアに向けてどんな進化するエディットを行うか(その2)/一日一微発見466

香港アートブックフェアBOOKEDは、規模的には、TABF(東京アートブックフェア)の1/3ぐらいだけ…

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香港アートブックフェアで「進化する編集」について考える(その1)/一日一微発見465

香港の現代美術館Tai Kwan Contemporaryは、このあいだまでブルース・ナウマンの個展をやっていたことが示すように、エッジな美術館だ。 美術館自体はM+のようには大きくない。しかし、監獄を改造したヘルツォーク・ド・ムーロンの建築もあいまって、小粒だが、実にカッコイイのである。 そこを会場にして、香港アートブックフェアBOOKEDが開催されるようになって今回で6回目にあたる。僕がやっているG/P+abpとしては4年ぶりの2度目だ。 ちょうど4年前に、FUJIX

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