ルイーズ・ブルジョワから何を学ぶのか(①逆襲)/一日一微発見481
僕がルイーズ・ブルジョワのことを知るようになったのは1980年代だ。ロバート・メイプルソープなどの写真家らがこぞってブルジョワの「忘れがたい」ポートレイトを撮影していたし(廃墟にして崇高な)、あまり物語性のないソリッドな彫刻のカタログやドローイング集も出版され、それは「特別」に大切なものだと思われたのである(それらは後で気づいたのだが、偉大な批評家、キュレーターのロバート・ストーの手になるものだった)。
森美術館で配られていたパンフレットには「98歳で亡くなるまでたくさんの作品をつくりつづけ、いまは20世紀でもっとも重要なアーティストとして知られています」と書かれていた。
何が、何故重要なのだろうか?
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