リワーク日記13 厳格な人が相手だと萎縮してしまうので対処法を考えた
夏でも元気なルドベキア・タカオさんが開花してくれました。キク科で小さなヒマワリといった雰囲気で、野生味もあり、大好きなお花です。
大好きなお花に囲まれて暮らすのは幸せです。お花に限らず、好きなものに囲まれて生きることは自分の幸福にとってとても重要ですよね。
小さなことですが、自分が価値を見出せないものに囲まれるより遥かに幸せです。それが1日、2日ではなくて365日です。そしてそれが何年も続くのなら。
ところで、リワークは何とか通っています。以前のリワーク日記で私はCP(厳格で権威ある親)とA(冷静で論理的な大人)のタイプの人物が苦手だと書きました。なかなか自分の意見が通じにくい点が苦手な理由です。
その対処方法が私の課題でした。私はAC(従順な子供)を利用しすぎて自分を抑えてしまうためストレスが溜まってしまうことが問題でした。すぐに身につく訳ではありませんが、臨床心理士とも話してみて方法を考えてみました。
まず、我慢ならないほどであれば「CP、Aの高い人」というラベルを貼って一旦逃げることです。自分の心を守ることが第一です。ただ、それだけだと相手のCP、A以外の要素を見逃すことになってしまいます。ラベルを貼ったままだともうそこで相手への理解も止まってしまうのでその点は問題です。
次に、AC(従順な子供)を発揮しすぎると辛くなるので、ACをNP(受容的な親)を使って抑制的な姿勢を取りつつ我慢一辺倒を回避すると言うものです。NPは相手の身になって許して言い分を聞き入れる姿勢ですので、外見的にはACと同じように従順に見えるものの、心の働きは異なります。相手を許すというワンクッションがあることが大きいです。これはCP、Aの高い人というラベルを貼った状態から一歩踏み込んで相手のことを理解しているという側面もあります。彼らに自分の意見が通じにくいのは、例えば彼らが「正確に私の考えを理解しようとしてくれているが故に事細かに突っ込んで質問をしているだけ」だからかもしれません。ラベルを貼ったままだと彼らの私への関心にも気づかないかもしれない訳で、NPを発揮することでそうした彼らの心理も理解して受け入れることができます。
最後に、FC(自由奔放で自己主張する子供)を押さえつけないために、アサーションを活用して上手に主張すると言うことです。アサーションとは、相手の意見を否定せず自分の意見を無理なく伝える技術のことです。早く会議を切り上げて次の仕事に取り掛からないといけない時間になった時にどう切り出すか、というような話し方の技術です。これを活用すればFCも解放できて抑圧的なストレスを溜め込まずに済みます。
これら3つを組み合わせてエゴグラムのバランスを取っていくのが良いかと思っています。これまではあまりにもACに負担を掛けていましたので明らかにバランスを崩していました。
まあ、言うは易し行うは難しですが、これらのことが頭に入っているのと入っていないのではだいぶ違ってきます。少しずつ練習して上達していきたいです。
なお、以前にも少し触れましたが、会社自体がCP、Aの高い環境だと思います。特に近年はコンプライアンス重視などCP、Aが高い環境へと急速に変化してきています。特定の個人相手だけでなく会社全体、あるいは社会全体がこうなってしまうと息苦しさは自然と増してしまうことになる訳です。この辺りは良い対処方法は見つかっていませんが、程よい距離感を考えないとしんどいなぁと思っています。
つくづく思いますが、こういうことって学校でも教えた方が良いような気もします。その時に全てを理解できなくても、こういうものがあってこう使えるのだと知っていれば、それだけでだいぶ生きる手助けになるのではないかと思う今日この頃でした。
今回は以上です。また次回をお楽しみに。