ー安楽死を宣告された猫との35日間ー 2日目
BAKENEKO DIARY /DAY 2. 24時間経ったけど
翌日。中学3年生の娘Sはこの日から2学期の期末テストだった。一人っ子のSにとって、ミータは親の次に近しい存在。ミータもご飯をくれる人(私)を除けば、Sが一番好き。Sのことは、ご飯をくれなくても大好き。くつろぎたいときはSの膝にのり、Sが勉強しているとノートの上に座り込んで邪魔をする。Sは時々、ミータに八つ当たりをして暴言を吐き、その後「ごめんね、ごめんね」とあやまり、なでまわして「かわいい~」と叫ぶ。元は野良