オンラインで社風は伝わるのか?〜「対面信者」になってはいませんか〜
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長引くコロナ禍。
今やオンラインでの会社説明会や
採用面接も当たり前になってきました。
一方、企業によっては
オンラインへの切り替えを急に迫られたため、
「これで我が社の社風は伝わるのか?」という
不安を持つこともあるのではないでしょうか。
特に大企業のように
ネームバリューで人を集めるのではなく、
実際に社風やヒトの魅力を体感してもらうことで
人を惹きつけてきた会社であれば尚更です。
そうするとその内、
社内からこんな声が聞こえてきます。
「説明会も面接も、
やはり対面に戻した方がいいのでは?
その方が社風が伝わるんじゃないか?」
かくいう私もその一人で、
対面信者になってしまっていました‥
しかし、企業側の努力次第で、
オンラインでも社風は伝わります。
いや、むしろ、学生のリアルを考えると、
オンラインでも社風が伝わる方法を
考えていった方がいいというのが結論です。
【目次】
1.学生のリアル
2.企業に求められること
3.自分自身をアップデートし続ける
1.学生のリアル
まず学生が企業選択で「社風」を
重視しているのかという点ですが、
ある調査によると以下の通りです。
【企業選択のポイント】
・「安定している」
・「自分のやりたい仕事(職種)ができる」
・「給料のよい」がトップ3。
また中小企業志望者では、
・「働きがいのある」
・「社風が良い」
の回答割合が全体より高くなっており、
それぞれの企業がもつ個性を見て
企業選びをしているようだ。
【行きたくない会社】
学生が行きたくない会社は
・「ノルマのきつそうな会社」
・「暗い雰囲気の会社」で、
2項目は2008年卒以来、変わっていない。
※出典:マイナビ2022年卒学生就職意識調査
特に人を集めにくい中小企業ほど、
「社風」を伝えていくのが
重要であることが分かります。
そして、何より驚いたのは、
オンライン就活に関する希望度の高さです。
22卒の学生へ、
「オンライン就活について、
メリット・デメリットどちらを感じますか?」
と聞いたところ、
92%が「メリットを感じる」と回答。
(メリットを感じる:53%、
どちらかというとメリットを多く感じる:39%)
※出典:エン・ジャパン「オンライン就活」意識調査2021
23卒の学生へ、
「ワクチン普及後(制約解除後)に希望する
就活の形式」を聞いたところ、
9割超の学生が「オンラインを希望」と回答。
(一部オンラインを希望:60%、
全てオンラインを希望:33%)
※出典:ワンキャリア「アンケート調査」
学生のオンライン就活に対する
希望度の高さを考えると、
単純に対面に戻せばいいという選択肢はなく、
いかにオンラインでも社風が伝わるようにして
いくかを考える必要のあることが分かります。
2.企業に求められること
企業側がまずやるべきことは、
対面で行っていた時に自社が提供していた
「価値」は何だったのかについて、
明確化することです。
社風やヒトの魅力と一口に言っても、
さまざまあります。
まずはそれを定義し、言語化しましょう。
そして次に考えるべきは、
対面で提供していたその価値を、
いかにオンラインに変換して伝えるかです。
学生はオンラインでも、
例えば同僚同士が話している場面や、
自分がした質問に会社の人が回答する場面など、
そうした瞬間瞬間に社風を感じ取っています。
つまり、コンテンツの工夫次第で、
自社の社風を伝えていくことは可能です。
対面で行っていたことを
そのままやるのではなく、
オンラインという手段に合わせて、
価値が伝わるものに変換していきましょう。
3.自分自身をアップデートし続ける
実は私も最近まで「対面信者」に
なってしまっていました。
そればかりか、一部対面に戻す検討も
指示してしまっていた次第です。
あとで聞くと、担当者は自分の思い込みを
正すために、学生のリアルが分かるデータを
集めようとしていたのだとか‥(反省です)
今回、自分は外部セミナーに参加したことで、
新たな気づきを得ましたが、
外の世界に触れて自分自身を
アップデートし続けることって大事ですね。
「令和おじさん」ならぬ
「昭和おじさん」にならないように。
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