シェア
ぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶ つるん、としたほろ苦いプリン。 甘酸っぱいオレンジジュ…
ふふふ 「あの、ババァ。うるせーっつうんだよ。自意識過剰なんだよ。ブスがっ」 と、…
ぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶ きらきら、きらっきら。星が瞬いている。 生暖かい…
ぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶ 爽やかなオレンジジュースの香り。 つるんと舌の上…
くくくっ 赤メガネがいなくなった『アリゾノ』のエントランスには、健康的な人たちが…
ぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶ 八時五十五分か、さて、どうしたものか。 俺…
ぶぶぶん 「ねぇ、碧のその髪の毛って、天然パーマ?」 「……そうだけど」 「いいなぁ、うらやましい。碧はなんでも似合いそうだから羨ましい」 「あのさ、なんで今朝から俺のこと碧って名前で呼んでるの」 「碧の方がしっくりくる。最初に会った時から、心の中で「みどりのきみ」って呼んでたからね」 「気持ち悪いな。色んな意味で」 「嫌なら止めるけど」 「別に、どうでもいい。前は嫌だったけど。もう、そんなに嫌じゃない」 ふうん、と言いながら隣の碧を改めて見る。Tシャ
ぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶのぶ 「碧ってさ、近寄りがたいオーラだしてるくせ…
ふふふふふ その日の夜は少し風が強く吹いていた。 『アリゾナ』の敷地内に生えた…
「私さ、中学の時に、親友だと思ってた子から告られたの。 つまり、女の子から。驚いたよ。…
すすすすう オレンジ色の灯り。 甘いお菓子の香り。 あぁ、またこの夢か……。…
『レストラン・アリゾノ』のモーニングは今日も変わらず美味かった。 目の前に桂木がいる…
朝食を終えると、桂木は荷物をまとめた。俺は一緒に行きたい場所がある、とだけ言うと、桂木…
ぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶ バスが来るまでまだ時間があったから、カーサ鈴木まで足を伸ばす事にした。忘れてはいるけど、自分の生まれ育った場所を桂木にも見て貰いたかった。 水色と黄色のアパートに近づくにつれ、周りの雰囲気が雑然としている事に気付いた。人が多い。しかも、皆、小さな声で何かを話している。 「パトカー?」 水色のアパートの前にパトカーが二台止まっていた。少し離れた場所に、人だかりが出来ている。 「事件?」 俺と桂木はアパートに近づいた